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マイクロブタの生態と飼育方法|飼育にあたり問題となることについても解説

更新日:2024年10月07日

ミニブタよりも小さいマイクロブタをペットして飼いたいという人もいるでしょう。この記事ではマイクロブタの生態や飼育方法、飼育にあたり問題となることなどを解説しています。マイクロブタに興味のある人は、特に問題点を事前に理解しておきましょう。

マイクロブタの生態と飼育方法|飼育にあたり問題となることについても解説
「豚熱(CSF)」はCSFウイルスによって引き起こされる、ブタやいのししの熱性伝染病です。強い伝染力と高い致死率、治療法がないのが特徴で、発生した場合には大きな問題となります。

ブタの唾液や糞尿中にウイルスが排泄され、それらの接触によって感染が拡大し、全国各地で発生しています。

出典:豚熱(CSF)について|農林水産省
参照:https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/csf/

肥満

病気ではないものの、肥満も多くの病気の原因となるマイクロブタにとって大きな問題です。寝ることと食べることが好きなブタは、太りやすい動物です。

肥満は関節や内臓に負担をかけるため、与えるエサの量や種類に気をつける、散歩や庭遊びを習慣づけるなど、太らせない工夫が必要になるでしょう。

膀胱炎

ブタは「膀胱炎」や「尿路結石」などの泌尿器系疾患にもかかりやすく、血尿などの症状が出ることもあります。泌尿器系の病気を予防するためには、小さな頃から水を飲む習慣をつけさせ、なるべく水分を摂らせることが重要です。

また、エサも適切な種類のものを与えて、尿路結石ができないよう工夫をしましょう。

出典:血尿を伴った豚のポリープ性膀胱炎について|J-STAGE
参照:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jvma1951/28/2/28_2_77/_pdf/-char/ja

疥癬

「豚疥癬症」はダニがブタの皮膚に寄生することによって起きる皮膚炎です。特に屋外で飼育されているブタからは、高確率でダニの寄生が見られ、問題となります。

主な症状は著しい掻痒感です。ブタは日常的に体をこすりつける習性があるものの、血が出るまで掻いたり部分的に毛が抜けたりした場合は、動物病院で相談しましょう。

出典:豚の疥癬症とその治験例|J-STAGE
参照:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jvma1951/35/9/35_9_510/_pdf/-char/ja

マイクロブタの飼育について理解しておこう



マイクロブタは見た目が可愛らしく人に懐きやすいことから、流通が増えれば人気のペットとなるでしょう。しかし、予想以上に大きくなる場合があることや届け出が必要な家畜としての扱いであることなど、あとで問題となる可能性もあります。

事前にマイクロブタの飼育に関する知識と覚悟を持って飼いましょう。

初回公開日:2022年08月24日

記載されている内容は2022年08月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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