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最大1134kgを超えるとされるコディアックヒグマとは?生態も解説

更新日:2024年07月31日

地上最大と謳われるホッキョクグマ以上大きさになるクマがいることを知っていますか。この記事では、コディアックヒグマについて生態や特徴をはじめ、他の種類のクマとの比較結果などを詳しく紹介しています。クマに興味がある人は、ぜひチェックしてみてください。

最大1134kgを超えるとされるコディアックヒグマとは?生態も解説

コディアックヒグマと人間との関係性は?

ここまでコディアックヒグマの生態や特徴について主に見てきましたが、人間との関係性はどうなっているでしょうか。コディアックヒグマの性格がうかがえるエピソードを混じえながら、見ていきましょう。

人間に対しては臆病?


ヒグマは人間に対して臆病な面を持っており、コディアックヒグマについても同様です。積極的に人間や生きている動物を襲うことは、通常ではないとされています。餌が豊富な時だと、人間がすぐ側を通っても見向きもしないこともあるそうです。

一例として、ニューヨーク州の野生動物保護センターから紹介されたコディアックヒグマのジンボを挙げましょう。赤身の肉が好物であるジンボは、とても人懐っこくて温厚な性格だそうです。保護センターの職員である男性も赤身の肉に該当するのですが、ジンボと抱き合ったり、背中をさすったりする様子がFacebookで動画投稿され、話題となりました。

ただし、あくまでジンボは生まれた時から人間に飼育されてきた個体です。条件が揃えば、いくら温厚であろうと襲ってくることはあります。餌不足や子育ての時期は神経質になりがちなので、特に危険です。1134kgの個体でなくとも驚異的には違いないので、もし生息地に向かうことがあるなら気をつけてください。

コディアックヒグマに男性が襲われた事件

実際に、2016年4月のアラスカ州ではコディアックヒグマに男性が襲われたという事件がありました。

そもそもコディアックヒグマに限らず、ヒグマは大変危険な生き物です。アラスカ州では、「サケが入る川には近づかない」や「用がないのに森や山に行ってはいけない」と忠告されているにもかかわらず、コディアックヒグマを狩るために山や森を訪れるハンターが絶えないと言われています。

中には、お腹を空かせたコディアックヒグマに襲われ、ナイフで立ち向かったハンターの話もあります。ヒグマの猛攻をかわしながら、どうにか首にナイフを突き立て、クマの目にパンチをお見舞いしたそうです。さすがのクマも逃げ出し、銃弾を打ち込んで撃退したというのが結末です。

いずれにしても、普通はクマに襲われたらひとたまりもありません。コディアックヒグマに限らず、山や森で危険を感じた時は迅速に対応することが大切です。

最大1134kgを超えるとされるコディアックヒグマについて知っておこう

日本にもクマは生息していますが、世界にはコディアックヒグマをはじめとした、さらに大きなクマがいます。特に、コディアック諸島の大自然の中でのびのびと暮らすコディアックヒグマの姿は、圧巻の一言でしょう。

自分の目で確かめてみたいと感じた人もいるかもしれませんが、人間よりも大きくて体格も良いクマに襲われて勝てる道理はありません。もし遭遇したとしても、出くわしたクマから目を離さずゆっくりと後ずさりか、クマよけのスプレーを使うなどの迅速な対応が必要です。勇気を振り絞って、目や鼻といった急所を攻撃するのも有効です。

ちなみに、日本の動物園でコディアックヒグマを飼育している所はありません。この記事を読んで、コディアックヒグマを見たいと思った人は、ぜひアメリカの動物園やコディアック諸島への旅行を検討してみてください。

初回公開日:2022年10月13日

記載されている内容は2022年10月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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