リチャードソンジリスの特徴と飼い方｜飼育の注意点と必要なもの

「リチャードソンジリスを飼ってみたいけれど、飼い方がわからない」
「リチャードソンジリスの飼い方に注意点はある？」
「リチャードソンジリスを飼うときには、どのようなものが必要？」
その愛らしい見た目からリチャードソンジリスを飼いたいという人もいるでしょう。

しかしまだペットとして飼育している人はそれほど多くないため、飼い方がわからない人も多いのではないでしょうか。

本記事ではリチャードソンジリスの特徴や飼い方、飼育に必要なものなどについて詳しく解説しています。

記事を読むことでリチャードソンジリスの生態や、飼い方、飼育するためにはどのようなものを揃える必要があるのかを知ることができるでしょう。

またリチャードソンジリスを飼育する際の注意点についても解説しています。リチャードソンジリスの飼い方を知りたいという人や、リチャードソンジリスに興味がある人は是非参考にしてみてください。

リチャードソンジリスの魅力は、そのかわいらしい姿でしょう。小さな目にクリクリとした大きな目、また日常の何気ない行動も愛嬌たっぷりでコミカルにも見えます。

立ったままエサを大切そうに両手で持ってかじっている姿や、お尻をどてっと地面につけて股を開いてエサを食べる姿もとてもかわいいです。

無防備におなかを丸出しにして仰向けになって寝ている姿や、口をもごもごと動かしながら寝ている姿など、何気ない日常の行動にかわいらしさが溢れています。

コミュニケーションを取りながら愛情を持って飼育していればなつく動物であるため、かわいい姿をたくさん見せてくれるでしょう。

リチャードソンジリスは流通量が少なく情報もあまり多くないため、どのような生き物であるか知らないという人も多いでしょう。

ここではリチャードソンジリスの特徴について、詳しく見ていきましょう。

リチャードソンジリスは地上や地面に掘った巣穴で暮らすリスの仲間です。体長はおよそ30cmで体重は300gから500g程度ですが、個体によっては1kgにまで成長するものもいます。

花や種子、昆虫を食べることもありますが、食性は主に草食性です。姿はプレーリードッグに似ており、小型のプレーリードッグと表現されることもあります。

姿はプレーリードッグに似ていますが生態は異なり、プレーリードッグが家族で行動するのに対し、リチャードソンジリスは単独行動するのが基本です。冬眠期間が長く6カ月から8カ月ほど巣穴の中で過ごします。

リチャードソンジリスは主にミネソタ州やモンタナ州、ノースダコタ州など、アメリカ北部に分布しており、短い草が生える平原に生息しています。

リスの仲間ですがリスのように木に登るのは苦手で、草原や丘陵地帯の地上や地面に掘った巣穴で生活をしています。

野生のリチャードソンジリスの寿命はオスだと2年から3年、メスは4年から6年ほどです。リチャードソンジリスの寿命は、長い冬眠の後すぐに発情期が訪れることに関係していると言われています。

冬眠後で体力が回復していないうちにオスはメスを求めて行動し、子孫を残すためオス同士で激しく争って奮闘します。そのことがオスの寿命を短くしてしまう要因となっているようです。

飼育下のリチャードソンジリスの寿命は、5年から7年ほどだと言われています。

見た目や行動が愛らしいリチャードソンジリスを飼育してみたいという人も多いのではないでしょうか。しかしまだ珍しいペットであるため飼い方がわからない人もいるでしょう。

ここではリチャードソンジリスの飼い方についてご紹介します。

リチャードソンジリスを飼育する適温は18℃から25℃くらいです。寒さが苦手であるため、野生のリチャードソンジリスは1年のおよそ半分以上を冬眠して過ごします。

飼育下では管理が難しく冬眠させるとそのまま死んでしまうこともあるため、飼育下では適温を保って冬眠させないようにしましょう。

寒くなってきたらヒーターを設置し、リチャードソンジリスの体温を下げないように室温も気をつけて管理することが必要です。

リチャードソンジリスは草食の生き物であるため、主食にはイネ科の牧草であるチモシーを与えます。それに加え副食に野菜やペレットを与えるようにしましょう。

チモシーは食べやすい短いサイズにカットされたものもありますが、食べやすく過食になる可能性があるため、健康な個体にはカットされていないものがおすすめです。

おやつとしてにんじんや小松菜、キャベツなどの野菜、りんごやみかんなどの果物を与えても良いでしょう。

ヒマワリの種やクルミも喜んで食べますが、カロリーが高く肥満や病気に繋がる可能性もあるため、控えた方が良いと言えます。