Search

検索したいワードを入力してください

初心者でも簡単!カブトムシの飼い方|餌/成虫/幼虫/マット

初回公開日:2017年11月06日

更新日:2017年11月06日

記載されている内容は2017年11月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

カブトムシの飼育方法について、成虫期や幼虫期の飼育方法、また飼育に使用する用土や飼育ケース、および餌の選び方および繁殖方法についても解説。カブトムシの飼育に当たって初心者に気を付けてもらいたい事や、おすすめの飼育についての本も記載。

初心者でも簡単!カブトムシの飼い方|餌/成虫/幼虫/マット

カブトムシの飼い方

カブトムシは子供の頃の昆虫飼育の定番と言ってもいい存在です。最近は、ホームセンターのペットコーナーで外国産のものが手軽に購入できるなど、飼育できる種類の幅も広がって来ています。そんなカブトムシの飼い方について紹介していきます。

野生のカブトムシの成虫は、木の幹よりでる樹液を餌としていますが、飼育する場合に餌として主に使用されるものは昆虫ゼリーです。ペットショップやホームセンターのペットコーナーでも簡単に手に入ります。

昆虫ゼリーの種類は、大まかに2種類あり、透明なものが黒糖ゼリーで、濁った色のゼリーが高たんぱくゼリーです。その他にも多くの種類があり、価格の幅も広いです。カブトムシ1頭の飼育であれば、30~50袋入りのフードで2カ月程度はもちます。

昆虫ゼリー以外の餌としては、リンゴやバナナなどが挙げられます。特に、産卵前の雌の個体には高たんぱくなバナナや加糖されたヨーグルトなどを与える方も多くいます。逆に水分の多い、スイカやメロンといった果物は、カブトムシのおしっこの量が増えて、飼育ケース内が不衛生になりやすいので、与えない方がいいでしょう。

昆虫マット

カブトムシやクワガタムシの飼育が一般的になるにつれて、ショップなどの店頭に並ぶようになったアイテムのひとつが昆虫マットです。野生のカブトムシは、元々腐葉土や朽木などを棲みかとしていたのですが、自然環境下で作られた腐葉土を、人工的に作ることは容易ではありません。昆虫マットは、手軽に飼育用に使用できるものとして開発されたものになります。

昆虫マットにも色々な種類がありますが、幼虫期のカブトムシは腐葉土を棲みかにも餌にもしている事を考えた場合、朽木のみの昆虫マットよりも、黒土や腐葉土の入ったものを使用した方がいいでしょう。成虫をつがいで飼育し、産卵繁殖を考えている場合は、用土の発酵具合が熟成された昆虫マットがより適しています。

最近はホームセンターのペットコーナーなどでも、カブトムシ飼育用の用土や昆虫マットが販売されていることもあり、自然の土を飼育用に使用することはめっきり減りました。しかし、野生のカブトムシの幼虫は自然の土の中で生息しているため、自然の土ではだめなのだろうかという疑問も生まれます。

結論から言うと自然の土をそのまま使用することはおすすめできません。特に繁殖目的で飼育する場合、自然の土の中にミミズなどがいると、カブトムシの産卵した卵を食べてしまうことがあります。また、普通に飼う場合でも、自然の土の中のアリがカブトムシのエサにたかり、不衛生になりやすいため、あまりおすすめできません。

腐葉土

野生のカブトムシは腐葉土の中に産卵し、幼虫はそこを棲みかにし、腐葉土を餌にして生活します。そのためか、園芸用の腐葉土をカブトムシ飼育の用土に代用しようとする人もいます。

カブトムシを飼育するときは、腐葉土を昆虫マットとして使用できるからといって、園芸用の腐葉土を使用するのは控えてください。園芸用の腐葉土は、昆虫の嫌いな薬剤が入っていたり、カブトムシには適さない針葉樹の葉が入っていたりします。必ず、昆虫用の腐葉土、あるいは腐葉土入りのマットを使用しましょう。

つがい

つがいでカブトムシを飼育する場合ですが、オス1メス1の割合でも交尾し、産卵しますが、1つがいから孵化した成虫は早死にする傾向が強いので、産卵から繁殖といった課程を考えている場合は、オス1メス2~3くらいの割合で飼育するといいでしょう。

オスのみを複数で飼育すると、どうしても喧嘩が絶えない状態となりますので、オスを複数で飼育したい場合はオス2メス4の割合で飼育すれば、メスの数も多く、オスもほとんど喧嘩しなくなります。

カブトムシは、9月に成虫が産卵し、10月~5月までを幼虫として過ごし、初夏に蛹化(蛹になる)、夏に成虫になるというライフサイクルで1年を過ごします。カブトムシの成虫の越冬例はまず無いため、冬場のカブトムシの飼育は、幼虫の飼育と言っても過言ではありません。幼虫の飼育は、後述の「カブトムシの幼虫の飼い方」の項で紹介します。

カブトムシの飼い方で初心者が気を付けたいこと

カブトムシは夜行性

カブトムシは夏に見かけるため、暑さに強いと思われがちですが、夜行性のため、実は意外と暑さには弱い昆虫です。飼育ケースは直射日光があたらない、風通しのいい涼しい場所に置くようにしましょう。

夜行性であるため、夜になると活動が活発になります。そのため、人間の就寝時間に、飼育ケース内などで動き回るため、その時の音が気になる場合もあります。寝ている時に、ほんの少しの物音でも気になり目が覚めてしまうようでしたら、就寝場所から遠い場所ということも、飼育ケースを置く時のポイントとして考えるとよいでしょう。

臭い

カブトムシを飼育しているうちに、気になるのが臭いです。カブトムシの排泄物は臭いが強いことや、夏場に何日も放置しておいた餌(昆虫ゼリーなど)の腐敗などが原因です。

解決策として、昆虫マットを取り換えることも、方法のひとつですが、繁殖目的でのつがい飼育の場合、昆虫マットを下手に触ると卵を傷つけてしまうことが考えられますので、昆虫マットにあらかじめ活性炭を混ぜておくことで対処するのがおすすめです。

寿命

カブトムシも生き物である以上、寿命は当然あります。基本的にカブトムシの成虫は越冬できないため、8月終わりごろから9月にかけて、その寿命を全うします。お子さんと一緒に飼育する場合は、前もって、カブトムシの寿命が短いことを教え、ペットロスにならないように注意しましょう。

カブトムシの成虫の飼い方

成虫を飼育する場合は、飼育用のプラスチックケースを用意しましょう。

飼育頭数の目安としては、
中サイズ(幅30cm×奥行20cm×高さ20.5cm)の場合オス1頭・メス1頭、
大サイズ(幅38cm×奥行23cm×高さ25cm)の場合オス1頭・メス2頭、
特大サイズ(幅43cm×奥行26cm×高さ31.5cm)でオス2頭・メス3頭となります。

オスだけの飼育や、メスよりもオスの頭数の方が多いとオス同士の喧嘩が絶えませんので、オスよりもメスの頭数を多くしましょう。

飼育ケース内には飼育用の用土を敷き、止まり木やエサ皿を置くようにしましょう。プラスチック製のものよりも、木製のものの方がカブトムシが止まりやすいです。エサは昆虫ゼリーが手頃で便利です。食べ残しの昆虫ゼリーは、夏場腐りやすくなりますので、毎日取り換えるようにしましょう。

カブトムシの幼虫の飼い方

購入方法と飼育頭数

自然環境下で孵化した幼虫を採取して飼育することも可能ですが、初心者には採取することが中々難しい場合があります。

最近はカブトムシの幼虫も、ペットショップやホームセンターのペットコーナー、あるいは通信販売などで手に入るようになりましたが、販売期間については限られてます。

カブトムシが幼虫で過ごす時期でもある、10月~11月に購入するのがベストですが、遅くても3月までには購入しましょう。5月~9月頃は蛹化や羽化の時期に当たりますので、販売を終了している場合が多いです。

幼虫の飼育頭数の目安は、
・中サイズ(幅30cm×奥行20cm×高さ20.5cm)の場合2~3頭くらい、
・大サイズ(幅38cm×奥行23cm×高さ25cm)の場合4~6頭くらい、
・特大サイズ(幅43cm×奥行26cm×高さ31.5cm)で8~10頭くらい
となります。

幼虫期のカブトムシは、オス・メスの区別がつかないので、1頭のみの購入の場合、目当てとなる成虫に羽化しないことが考えられます。可能でしたら3~4頭くらいを手に入れるようにしましょう。

昆虫マットの選び方と使い方

野生のカブトムシの幼虫は、腐葉土や朽木などを餌としています。市販されているカブトムシ用の昆虫マットが、そういったものの代わりとなります。昆虫マットを選ぶ場合は、カブトムシに適したものを選びましょう。腐葉土の入ったものが、自然での生育環境により近くなるため、おすすめです。

幼虫は昆虫マットを棲みかにも餌にもしているため、その選び方も重要となります。幼虫期は最も大きく育つ時期でもあり、栄養も必要となるため、栄養価の高いとされる、熟成マットや発酵マットといった種類がおすすめです。

購入する場合は「幼虫用」、あるいは「発酵済み」「熟成」といった説明の記載されたものでしたら問題ありません。付け加えて、腐葉タイプのものでしたらもっといいです。

昆虫マットは、15~20cm以上を目安に敷くようにしましょう。減ってきたら補充も必要となります。常温飼育でしたら、11月初旬~12月初旬にかけては冬眠前のマット交換になります。この時期に使用する昆虫マットは、より目の細かく、栄養価の高いものがおすすめとなります。

4月ごろに、蛹になる前の最後のマット交換になります。この時は、そこから5~10cm位、少し硬めに昆虫マットを敷き、その上に10cm以上軽く敷き詰めて幼虫を放しましょう。幼虫が蛹になるための環境づくりのためにも必要な作業となりますので、忘れないようにしましょう。

カブトムシの飼い方に関するおすすめの本

初心者向けとして「はじめてのカブトムシ飼育BOOK」(ブックマン社)が、初心者向けで内容がわかりやすく、いい評価のレビューも多いのでおすすめです。カブトムシ飼育歴15年という、タレントの哀川翔さんが監修している点も、人気となっています。

「カブトムシとクワガタ飼い方&図鑑ーカブ&クワのオールカラー図鑑」(実業之日本社)も、子供と一緒に楽しめる内容になっており、おすすめです。こちらは、色々な種類のカブトムシやクワガタムシのカラー写真も構成されており、図鑑としても楽しめます。

その他、「日本と世界のカブトムシ クワガタの飼い方」(実業之日本社)、「カブトムシを長生きさせる 飼育&ブリード方法」(Kindle版)、「カブトムシの飼育徹底ガイドブック」(誠文堂新光社)などがおすすめです。

他のペット同様、最後まで責任を持って飼育を

カブトムシの飼育は昆虫飼育の中でも、最もポピュラーです。最近は子供のみならず、大人の中にも、その魅力にハマり趣味としている人も増えつつあります。成虫を育てて終わるだけでなく、幼虫時代から成長過程を見守りながら育てるといった、他のペットには見られない育てかたに魅力を感じている人もいます。

他の動物と比べ、繁殖も手軽ではありますが、他のペット同様、最後まで責任を持って飼育することが、飼い主としての義務となりますので、責任感のある飼育ライフを楽しみましょう。

Related