うさぎは高齢化したらどうなるのか｜分かりやすい老化のサイン6つ

近年、うさぎは犬や猫と並ぶのペットとして多くの人々から愛されています。

愛するペットには「いつまでも一緒にいたい」「できるだけ長生きしてほしい」と願うのが飼い主というものでしょう。

ですが、うさぎも高齢化することで体や行動に年齢のサインが表れてきます。

この記事では、うさぎが高齢化したことがわかる老化のサインについて徹底解説しているので、うさぎを飼育されている方もこれから飼いたいと考えている方もぜひご参考ください。

うさぎと一口に言ってもその種類は実に多様であり、種類によって平均寿命が若干異なってきます。

ただ、うさぎ全体の平均寿命としては7～8歳ほどになりますので、大体5～6歳になると高齢化してくると言えるでしょう。

では、うさぎの高齢化のサインはどのような仕草や行動から読み取れるのでしょうか。

ここからはうさぎの高齢化の主なサインについてご紹介していきますので、このようなサインが表れたらシニア用のフードなどに変更するなどの対応をしてみてください。

うさぎの高齢化のサインとしてまず挙げられるのが、毛がパサつくということです。

若い時には何もせずともつやつやでふわっとした美しい毛並みでいるものですが、高齢化すれば徐々に毛がパサつき、艶も失われて抜け毛も多くなってきます。

また、うさぎの種類によっては徐々に退色がみられることもあるでしょう。

筋力が衰えるというのも、うさぎの高齢化のサインのひとつとして挙げられるでしょう。

年を取れば取るほど自然に筋力が衰え、ぴょこぴょこと跳ねるようにして遊ばないようになったり、足取りがよれよれと不安定になってきます。

以前に比べてあまり活発に遊ばないようになったならば、それは高齢化の兆候だと言えるでしょう。

筋力が弱った高齢うさぎには滑り止めマットを使うなど、飼育環境を整えて歩きやすい状態を作ってあげることが大切です。

また自力で動けずに介護が必要な段階になったら、柔らかいクッションを使って床ずれを防ぐことも必要でしょう。

うさぎの老化のサインのひとつとして考えられるのが、睡眠時間が長くなったということです。

うさぎは年を取れば取るほど、以前のように活動的に遊ぶ時間が少なくなり、一日のほとんどを寝て過ごすことも珍しくなくなります。

というのも、高齢化したうさぎは筋力が衰えるため少し動いただけでも体が疲れやすくなり、休息をより多く必要とするからです。

長寿うさぎの中には、遊んでいる途中に急に倒れるようにして眠る子もいます。

うさぎの老化のサインのひとつとして、体重が急激に変化するということも含まれるでしょう。

高齢化したことででっぷりと太ってしまううさぎもいれば、反対に体重が急激に落ちてしまううさぎもいます。

というのも、うさぎは老化してシニア期に入ると運動量が落ちるため、以前と食事量が変わらない子は太りやすくなるからです。

また、年を取るにつれて筋力と体力に加えて食欲もなくなり、結果としてげっそりと痩せてしまううさぎも少なくありません。

うさぎの老化のサインのひとつとして忘れてはならないのが、食事量が減るということです。

もちろん年を取っても食事量が変わらないうさぎもいますが、多くのうさぎは若い時に比べて食事量が徐々に減っていきます。

老化に伴い筋力が低下して運動量が格段に減るため、そもそもお腹がすきにくい状態になるからです。

なお、ただ単に食事量が以前と比べて減っただけでなく、うさぎが水を飲まない状態になったのならば、老衰の兆候だと考えたほうがよいでしょう。