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うさぎは共食いする?草食動物とされるうさぎの意外な一面とは

更新日:2024年10月11日

うさぎを飼いたいなと考えている方のためにうさぎの生態やポイントをご紹介します。うさぎが本当は草食動物ではなく、肉食動物でもあるということをご存知でしょうか。じつはうさぎは環境によっては、条件次第で肉食動物にもなりえてしまうのです。

うさぎは共食いする?草食動物とされるうさぎの意外な一面とは

うさぎは草食動物として知られる

うさぎを飼い始めようとしている方のためにうさぎの生態で知っておくべきこと、注意することを紹介いたします。

うさぎを飼い始めようと考えている方の中にはうさぎは草食動物だから植物を食べるということを聞いたことがある方がいらっしゃるでしょう。

食べているときの口元がとってもキュートなうさぎですが実はいろんな能力を持っているのです。

そんなの当たり前のことだから今更言わなくても大丈夫だよと思われた方がいらっしゃるでしょう。

しかし、うさぎは時として草食動物ではあるまじき行動をすることがあります。うさぎは草食動物として知られているが実際はどうなのでしょうか。

基本的に共食いをすることはない

みなさんがご存知のようにうさぎは草食動物と知られ、基本的に共食いをすることはありません。

多くの小学校でよくうさぎを飼育していますが、主に植物をたべているイメージをお持ちの方がいらっしゃるでしょう。

餌としてニンジンを与えたり、アニメなどでもニンジンを餌としてあたえているイメージをお持ちの方もいるでしょう。

しかし、うさぎは実際のところ草食動物だと一概にはいうことができず、肉食とも草食とも分類することができません。

条件次第ではこの共食いという行為が行われます。食料不足など偶発的に共食いが発生してしまうことがあります。ではどのような条件が揃うと共食いをしてしまうのでしょうか。

しかし条件が揃うと共食いをすることがある

先ほど述べたように共食いは偶発的に発生してしまうことがあります。条件が揃うと共食いをしてしまうことがあるのです。

では、どんな時にその共食いが起こってしまうのでしょうか。

共食いはあまりいいイメージではないけれど、動物が生き抜くために必要な力でもあるのです。

共食いが発生してしまう条件はどういう状況なのか紹介していきます。うさぎについて理解を深めていきましょう。

初めて知ることばかりで驚くこともあるでしょう。共食いをしてしまう条件はどういう状況なのかを理解し、うさぎについて理解を深めていきましょう。

また、うさぎの生態を知ることでいざというときのために対処できるようにしましょう。

共食いの多くは多頭飼いから

共食いが発生してしまう大きな原因は多頭飼いです。うさぎは普通は群れで過ごす動物なので基本的には大丈夫です。

しかし、繁殖しすぎてしまうと餌不足やストレスなど心理的にも身体的にも負荷がかかってしまいます。この多頭飼いはうさぎの生存本能を刺激することになります。

時として、餌の確保のために弱いうさぎを食べてしまうこともあるのです。お腹がすいたというからではなく生き残るために仲間を食べてしまうことが多いです。

この共食いという本能は多くの生物に備わっているものです。昆虫が共食いをしている場面を見たことがある方もいらっしゃるでしょう。共食いという行為は特別なことではないのです。

多頭飼いの特徴

  • 生存本能が影響すると考えられている
  • 母が子を食べてしまうことが多い

生存本能が影響すると考えられている

うさぎが多頭飼いで共食いをしてしまう原因は、生存本能が影響するためだと考えられています。

先ほども述べたようにうさぎの数が増えすぎてしまうと本能的に餌を得られないと考えるため、弱いうさぎから食べてしまうことがあります。自然界では強いものが生き残るといいますがまさにこのことです。

また、縄張り争いで弱いうさぎを食べてしまうことがあります。お腹がすいているからというよりも、自分たちが生き残るために本能がそうさせているのだと考えられます。

先ほども述べましたが多くの生物がこの共食いという行為を行います。自分たちが生き残っていくために必要な能力なのです。

母が子を食べてしまうことが多い

うさぎが共食いをしてしまう中に母が子を食べてしまうということがあります。これは母親の母体が弱っているときにおこりやすく、体力回復のために自分のこどもを食べてしまうのです。

初めて聞くと「えッ」と驚かれてしまった方もいらっしゃるでしょう。自分の子供を食べてしまうなんて一瞬聞き間違いかなと思いますよね。

これも先ほどと同じように自分が生き抜くための本能だと言えます。自分の子供を食べてしまうなんてなんて残酷なことなんだと感じる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、うさぎやそのほかの生き物が子孫を残していくために必要な能力なのです。いろんな生存本能がありますが共食いという行為もその一つです。

母体が弱っていると胎児を食べてしまうことがある

先ほども述べたように母が子を食べてしまうのは母体が弱っているからです。では、なぜ母体が弱っていると胎児を食べてしまうことがあるのでしょうか。

これは、実はうさぎのもつ能力が関係しているのです。

それにはうさぎ特有の胎児再吸収という能力が関係しています。この胎児再吸収というものは母体に危険が及ぶ可能性がある場合や周りの環境が劣悪になった場合などに発揮します。

そんな能力を持ったうさぎだからこそ共食いをすることで自分の身を守ろうとするのではないでしょうか。まだまだ動物には知らないことがありとても興味深いことばかりです。

生き抜くための栄養を求める

この母親が子を食べてしまうのは生き抜くための栄養を求めるからだと言えます。自分が弱っていると感じると本能的に栄養のあるものを求めるようになります。それがうさぎにとっては自分の子供を食べるということにつながるのです。

また、胎児再吸収といわれうさぎには妊娠中に危険を感じたり環境が悪化すると体内の赤ちゃんを胎盤に吸収できる能力があります。

これは妊娠の直前まで可能です。人間が知らないような能力を動物は持ち合わせているのです。うさぎのような動物も昆虫も共食いをすることで自分の子孫を残してきたのです。
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初回公開日:2019年08月17日

記載されている内容は2019年08月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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