エボシカメレオンのオスとメスの見分け方！飼い方もあわせて紹介

「エボシカメレオンのオスとメスはどうやって見分ければいいの？」
このように、エボシカメレオンの性別を調べる方法が分からず困っている方はいらっしゃいませんか？

繁殖を試みようとしても、飼育している個体がオスばかりに片寄っていたら、かわいい赤ちゃんの姿を見ることはできません。

本記事では、エボシカメレオンのオスとメスの見分けがつく体の場所や、妊娠中のメスの体色について解説しているほか、エボシカメレオンへの理解を深められるよう入手する際の値段、飼育の仕方や必要なもの、産卵の準備についても取り上げています。

この記事を読むことで、エボシカメレオンの性別を容易く見分けられるようになり、購入時にオスメスを自分でチェックできるようになるでしょう。

エボシカメレオンのオスメスの違いに興味がある方や判別したい方は、参考にしてみてください。

エボシカメレオンは、有隣目カメレオン科に分類されるカメレオンです。ペット用に販売されているカメレオンの中でも飼いやすく、初心者に向いているとされています。

まずは、エボシカメレオンがどのような生き物なのかを見ていきましょう。

エボシカメレオンは頭にあるとさかのような部分が目立ちます。このクレストと呼ばれる特徴的なとさかが、烏帽子に似ていることから名前が付けられました。

幼体の体は薄い緑色ですが、成長すると模様が表れ、危険を察知した時や環境に応じて色が変わります。

サウジアラビア南部やイエメンの高地にある森林に生息しています。乾燥している地域ですが、生息場所の森林は湿度が高めです。

雨が少なく水の摂取が困難な場所で暮らすエボシカメレオンは、植物の表面に付いた水滴や滴る水滴で水分を補っています。

一生を終えるまでの期間はあまり長くなく、野生下、飼育下どちらの場合も5年前後で寿命を迎えると言われています。

目安の寿命まで飼育するには、エボシカメレオンが過ごしやすい環境作りに努め、ストレスがかからないように管理していくことが大切です。

エボシカメレオンはオスメスではっきりとした違いが見られるため、どちらか見分けるのはそれほど難しくありません。妊娠中は特に見分けがつきやすくなります。

ここからは、オスメスの判別時にチェックする体の部分と、違う点や見分け方について説明します。

オスメスの違いは後肢で見分けられ、踵のあたりに突起があるものはオス、ないものはメスと判断できます。

また、成体のエボシカメレオンは、外観からオスメスの見当をつけることも可能です。オスはメスよりも体が大きく、クレストも発達していて高さがあります。

生殖行動を終えたメスは妊娠色と呼ばれる色へ変化し、オスよりも濃い色になるため、簡単にオスメスの区別がつきます。

メスの体色は生殖行動後すぐに変化し始め、黄色い模様と斑点が目立つようになり、その後ベースの色は黒みを帯びた深い緑へと変わります。

エボシカメレオンの幼体と亜成体、成体で値段が違うほか、店舗によっても販売価格に開きがあるでしょう。値段の設定には体色の美しさなどが関係しています。

値段の高い個体もいますが、幼体は8千円ほどから入手でき、成体に比べると若干安めです。成体の値段は2万～4万円ほどになります。