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カナヘビの飼い方は?必要なものや飼育方法・注意点を詳しく解説

更新日:2024年07月18日

カナヘビを飼育してみたいけれど、どのようなものが必要かわからないという人もいるのではないでしょうか。この記事ではカナヘビの飼い方や飼育に必要なものについて詳しく解説しています。カナヘビを飼いたいという人は是非参考にしてみてください。

カナヘビの飼い方は?必要なものや飼育方法・注意点を詳しく解説
野生のカナヘビは冬になると冬眠する習性があるため、飼育下のカナヘビも冬に保温をしなければ冬眠する可能性が高いです。しかし、冬眠は温度管理などが難しく、飼育下で冬眠させると死んでしまうリスクもあります。

飼育下で冬眠させる場合には、秋のうちに餌をたくさん食べさせ、ケージを温度変化の少ない場所に追いて毛布などを掛け、暗さを保つようにしてください。また、ケージ内を乾燥させないことも大切です。

冬眠させない場合には、ヒーターなどをつけてケージ内を保温する必要があります。飼育下で冬眠させるのは難しいため、ヒーターで保温して冬眠させない方が簡単です。

日光浴について

ほかの爬虫類と同様にカナヘビも日光浴が必要です。飼育下のカナヘビは日光浴が足りなくなってしまうことも多く、日光浴が足りないと体調不良や消化不良などを起こしてしまいます。

ケージで飼育していても毎日十分な日光浴ができるなら問題ありませんが、そうではない場合には紫外線ライトとバスキングライトを設置してあげるようにしましょう。

カナヘビを飼育する時の注意点

カナヘビを飼育する際には気をつけるべき注意点がいくつかあります。ここではカナヘビを飼育する時の注意点について解説します。これらの点に気をつけてカナヘビを飼育するようにしてください。

脱走に気を付ける

カナヘビはイモリのように表面がツルッとしたプラスチックやガラスをのぼることはできませんが、木を入口のそばに置いておくとよじ登って逃げることがあります。

また、カナヘビは10cmくらいならジャンプすることができるため、ケージ内にあるシェルターや木の上からジャンプして脱走することもあるでしょう。

脱走を防ぐためにも、カナヘビを飼育する際には必ずケージにフタをするようにしてください。

ダニの発生

カナヘビを飼育するケージ内に自然の土や木などを入れると、そこにダニが付着している可能性があります。ダニには血を吸うものもいて、カナヘビに大きなダメージを与えることもあるようです。

もし、ケージ内にダニが発生した場合には、カナヘビをぬるま湯などでやさしく洗ってあげましょう。また、ケージの中もしっかり清掃し、床材も取り替えるようにしましょう。

カナヘビに嚙まれることはある?

カナヘビは基本的に憶病でおとなしい性格をしており、自分から攻撃を仕掛けることはありませんが、餌と間違えたり、脅威を感じ、攻撃的になったりして噛まれることもあるようです。

もし、カナヘビに噛まれたとしても歯は短く、力も弱いため、痛みをあまり感じないでしょう。毒もないため、特に心配しなくても大丈夫ですが、気になる場合は病院に行くようにしましょう。

カナヘビがかかりやすい病気

カナヘビを飼育する上で気になるのがかかりやすい病気です。ここでは、カナヘビがかかりやすい3つの病気について解説します。

どのような病気にかかりやすいのか、病気にならないように何に気をつければ良いのか参考にしてください。

くる病

くる病は紫外線不足や、栄養の偏りが原因で発症する病気です。くる病になると背骨や尻尾、手足が変形したり、あごの軟化が見られたりするようになり、進行すると骨折や四肢の麻痺、けいれんなどが起こります。

くる病を予防するためにも適度な日光浴と餌の栄養バランスに気をつけるようにしましょう。

出典:爬虫類・両生類の健康管理|動物病院奈良
参照:https://nara-animal.jp/management/reptile_and_amphibious/

日射病

カナヘビには日光浴が必要ですが、夏の炎天下に長時間日光浴をさせると日射病を発症することがあります。

突然発症し、口を開けて呼吸をしたり、口や鼻から泡を出したりする様子が多く見られます。もし、日射病を発症したら速やかに体温を下げる必要があるため、水で濡らしたタオルで包んだり、冷たい水をかけたりしてください。

また、日射病を予防するために日光浴は午前中の涼しい時間に行うこと、風通しの良い場所で日陰を作って行うことを心がけましょう。

出典:とかげの飼い方|けい動物医療センター
参照:https://kei-animal.com/about/lizard.html
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初回公開日:2022年08月29日

記載されている内容は2022年08月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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