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ザラクビオオトカゲの特徴と飼い方|飼育に必要なものも紹介

更新日:2024年07月19日

ザラクビオオトカゲという爬虫類を飼育したいと考えている方はいるのではないでしょうか。この記事ではザラクビオオトカゲの特徴のほか、飼い方や飼育に必要なアイテムなどについて紹介しています。ザラクビオオトカゲを飼育したい方はぜひチェックしてみてください。

ザラクビオオトカゲの特徴と飼い方|飼育に必要なものも紹介
「ザラクビオオトカゲってどんな動物?」
「ザラクビオオトカゲは家で飼育できるの?」
「ザラクビオオトカゲはどこまで大きくなるの?」
このような疑問を抱いていて気になっている方もいるのではないでしょうか。

ザラクビオオトカゲは実は日本でもペットとして飼育できるトカゲの一種です。ザラクビオオトカゲの特徴について、なにか知っていますか。

本記事では、ザラクビオオトカゲの特徴や飼い方、飼うとなったら必要になってくるアイテムなどについて紹介しています。

この記事をチェックすることで、ザラクビオオトカゲをペットとして飼育する際に必要になることや購入しなければならないアイテムなどを理解できるようになります。

ザラクビオオトカゲのような生き物を飼育してみたいと考えている方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

ザラクビオオトカゲの生態



ザラクビオオトカゲという生き物をご存じでしょうか。ザラクビオオトカゲと同じオオトカゲの仲間の「コモドドラゴン」や「ミズオオトカゲ」はテレビなどで見て知っている方はいるかもしれません。

これらのオオトカゲと比較すると、ザラクビオオトカゲという生き物の名前や生態をよく知っているという方は少ないのではないでしょうか。ここでは、ザラクビオオトカゲの生態を紹介します。

ザラクビオオトカゲの生息地

ザラクビオオトカゲは、マレー半島、ボルネオ島、スマトラ島の熱帯雨林に生息するオオトカゲの一種です。

おもに樹の上で生活していて、昆虫類やカエル、小型哺乳類、ほかの爬虫類を食べています。また、マングローブ林の樹上でも生息していて、魚類を食べることもあります。

ザラクビオオトカゲは非常に憶病なため、野生下ではめったに遭遇することができない種です。

ザラクビオオトカゲの大きさ

ザラクビオオトカゲの大きさは、90cm~120cmがメインで、150cm程度になるものも確認されています。オオトカゲの仲間の中では平均的な大きさということです。

幼少期はつぶらな瞳をしたかわいい姿をしていますが、大きくなると細長い顔の翼竜類のような顔つきになります。また、ほかのオオトカゲと比較すると首が長いということも特徴のひとつです。

大きなザラザラとした鱗が首に付いていて、これが名前の由来となっています。なお、大人になるにつれて全身漆黒になり、翼竜類のような顔も相まってカラスを連想させるような容姿になる個体も存在しています。

ザラクビオオトカゲの寿命

ザラクビオオトカゲの寿命は10年~20年程度とされています。ペットとして日本でも販売されていますが、成体として流通することはほとんどないようです。

流通量も少なく、デリケートな性質であることからペットとして成体まで育てるのが難しい種類です。環境差などで食事ができなくなる個体もいて、飼育下で成長させることはかなり難易度の高いものとなっています。

ザラクビオオトカゲの飼い方

デリケートな性質のザラクビオオトカゲは、飼育するのがかなり難しい個体となっております。さまざまな環境・状態に左右される繊細な種ですが、飼育するために必要となる条件について紹介します。

適切な温度と湿度

ザラクビオオトカゲは、まず気温と湿度に左右されやすい動物です。本種が生息する地域は、マングローブ林などの熱帯雨林地域なので温度は最低でも夜間で26℃以上、昼間はケージ内全体で28℃、ホットスポットは30℃以上をキープできるようにする必要があります。

さらに、日なたぼっこ(太陽の代わりに専用の電球でも可)をするスペースでは、40℃~45℃程度をキープする必要もあります。

また、多湿な熱帯雨林を再現するために、湿度は70%~80%をキープすることが重要です。日本の冬場は湿度が低いので、暖房を使用するなどして湿度が下がってしまうことにはとくに気をつけるようにしましょう。

ザラクビオオトカゲは、乾燥した環境に適応していないため、空気が乾燥していると呼吸器系の病気にかかってしまう可能性があるので注意が必要です。

ザラクビオオトカゲの餌

ザラクビオオトカゲは、小型の動物を食べる種です。ただし当然ですが、幼体と成体では適切な食べ物が変わってきます。

ここでは、幼体期と成体期の餌について紹介します。

幼体期

幼体期は、おもに昆虫などの無脊椎動物を食べます。生餌に対しては敏感に反応し、捕食するので初めのうちは生餌を与えるようにしましょう。ただし、個体の中には昆虫を餌だとなかなか認識できない個体も存在するので、念入りに慣れさせる必要があります。

しばらくして環境に慣れてくると、冷凍・乾燥させた昆虫にも餌付くようになります。これに慣れてきたらこれらの生餌を食べさせるようにしてください。

また、ビタミンも爬虫類の体に重要なのでビタミン剤を混ぜるのも効果的です。

成体期

成体期になると、比較的大型のものも必要になってきます。飼育は、昆虫のみでも可能ですが、かなりの量が必要になってくるのであまり現実的ではなくなります。

基本は昆虫を食べさせ、時々鶏肉(ササミ)や川魚、エビ、ネズミなどを与えるのが理想的です。また、ビタミン剤を混ぜることもおすすめします。

なお、餌の与えすぎは逆に危険です。運動不足になると肥満になりやすく、それが原因で死んでしまう個体が多いからです。とくにネズミは脂肪分が多く、肥満になりやすいため要注意の餌となります。

個体によってはマングローブ林上で過ごしているときのように水中に餌がなければ餌と認識しないケースもあります。食が細い場合は、環境をできるだけ似せることも大切です。
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初回公開日:2022年09月15日

記載されている内容は2022年09月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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