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ヤモリの鳴き声ってどんな声?鳴く理由や対処法などもあわせて紹介

更新日:2024年02月13日

ヤモリの鳴き声を耳にしたことはあるでしょうか。本記事では、ヤモリの鳴き声やその鳴く理由、そして種類別の特徴などをご紹介しています。意外に知られていない個性豊かなヤモリたちの、一生懸命に鳴く姿や声を、動画も交えてぜひご覧ください。

ヤモリの鳴き声ってどんな声?鳴く理由や対処法などもあわせて紹介

ヤモリが鳴く理由

ヤモリの鳴き方がさまざまあるように、鳴く理由もさまざまです。日常的に鳴き声を発しているわけではありません。

続いては、ヤモリがどういった時に鳴くのかについて、見ていきましょう。先ほどの動画を確認しながら見ると、面白いでしょう。

ストレスを感じた時

ヤモリはデリケートで臆病な生き物で、ストレスを感じやすいです。触られたり、大きな音にも弱いです。

捕獲しようとすると、威嚇をして「ケケケ」「ケッケッケッ」などと鳴きます。レオパードゲッコーなどはハンドレイングの際には「ギギ!」「ギュギュ!」と鳴くそうですが、これも触られることへのストレスを感じているのでしょう。

ニホンヤモリも驚いた時や威嚇の時には「ピッ!」などと声を上げますが、どちらも彼らにとっては大きなストレスとなるのです。

外でヤモリを見つけると、つい捕まえたくなってしまうこともあるでしょう。飼育しているならやはり構いたくなります。ストレスによる悲鳴をあげさせないように、最小限のコミュニケーションを心がけましょう。

びっくりした時

基本的にあまり鳴かないヤモリですが、びっくりした時には声を上げる種類もいるようです。驚きのあまり威嚇したり、怒ったりして鳴いているようです。

多様な種類のヤモリですが、驚いて威嚇した時に「ケッケッケッ」と鳴いたり、「キー」「ゲコ」などと声をあげたりするようで、種類だけでなく個体でも違ってくるようです。

クレステッドゲッコー、別名ガーゴイルゲッコーは威嚇で「キュキュキュキュ」と鳴きますが、びっくりしたというよりは怒っているのでしょう。

ニホンヤモリも突然触られたりすると、「キュー」と声を発します。

ヤモリの中でも気の強い部類に入るトッケイゲッコーは、驚かすと臨戦態勢に入り幼体でも威嚇してきます。そして「ケッケー!」と鳴きながら精一杯攻撃してきます。

人間でもやはり驚かされると、怒ってしまう時はあります。ヤモリも同じで、びっくりするとつい威嚇をしてしまうのでしょう。

縄張りを主張する時

比較的穏やかな性質の多いヤモリですが、やはり縄張り争いはあるようです。

クレステッドゲッコーの例を上げると、繁殖期には1頭のオスを中心にハーレムを築くため、激しい縄張り争いがあり、時には命を落とすこともあると言います。威嚇する時は「キュキュキュキュ」という小刻みな鳴き声を連続で発します。

その鳴き声から人気のあるトッケイヤモリですが、ヤモリの中でも好戦的な種類で縄張り意識が非常に強く、単独で行動しています。怒ると「ケー!」や「ケッケッ」という威嚇の鳴き声を上げて攻撃してきます。

トッケイヤモリは繁殖期に関係なく、縄張り意識があるようです。

その他のヤモリも縄張り意識はあるようですが、その理由は様々です。

求愛する時

ヤモリが鳴く理由の1つに求愛行動があります。鳴き声で自分をアピールしているのでしょう。

また、沖縄などでは夜にうるさいほど鳴いていて、困っている人もいるそうです。これも実は、求愛が主な理由とされています。さらに、求愛となるとオス・メス関係なく鳴くため、夜は特にうるさいと感じるのでしょう。

鳴き声がうるさい時の対処法

ヤモリはほとんどの種類が夜行性です。夜に鳴くのは習性なので仕方がありません。

とはいえ、沖縄や宮古島などでは「チッチッチッ」と鳴く、ホオグロヤモリが多く生息していて、悩まされることもあるようです。家の中で鳴かれてしまえば、なおのこと気になってしまいます。

ただ、ヤモリは基本的に害虫を食べてくれるため、人間にとって助けになる生き物です。そのため、なるべく駆除という方法はとりたくありません。

ヤモリを駆除するのではなく、家の近くのヤモリのえさとなる昆虫を駆除するようにしましょう。単純な方法ですが、家に寄せ付けないようにすることで、鳴き声のストレスは軽減されるでしょう。

ヤモリの鳴き声や意味について知ろう

固体や種別によって若干の違いはあるものの、繊細で弱いヤモリは日常的に声を出しているわけではありません。ただ、鳴く時の理由は大体同じようです。

今回紹介した内容を参考に、ヤモリの鳴き声の違いや鳴く理由を理解し、ヤモリの生態に詳しくなりましょう。

初回公開日:2022年10月13日

記載されている内容は2022年10月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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