フトアゴヒゲトカゲの赤ちゃんの飼育は難しい？飼育のポイントも紹介

フトアゴヒゲトカゲの赤ちゃんは飼育難易度は高いですが、適切な飼育方法を学んで飼育環境を整えれば初心者の方でも飼育することができます。

特に初めて爬虫類を飼育される方は、フトアゴヒゲトカゲを飼うためにどのくらいの費用がかかるのかわからないですよね。飼い始める前に知っておきましょう。

まずフトアゴヒゲトカゲをお迎えするために約5万円～10万円かかります。モルフによって生体価格は変わりますし、ケージもサイズによって1万円前後します。

毎月かかる費用は主に電気代と餌代です。月々の電気代は器具の数や季節によって変わりますが毎月200円ほどかかります。

また、フトアゴヒゲトカゲが病気になってしまった場合、動物病院の診察費がかかります。診察費などが心配な場合は、ペット保険に加入するのもいいでしょう。

もともと暖かい地域に生息する生き物なので、ケージ内をフトアゴヒゲトカゲが好む環境にしなくてはなりません。ケージ内は約28℃、ホットスポット直下は約35℃に保ちましょう。赤ちゃんのうちは少し高めに設定してもいいです。

赤ちゃんの時期はたくさん脱皮をします。ケージ内が乾燥しすぎていると成長に必要な脱皮がうまくいかないことがあるので、湿度を約50％に保ちましょう。

赤ちゃんのうちは昆虫をメインに毎日食べるだけ与えましょう。この時期にたくさん餌を食べることで、丈夫な体を作ることができます。

主にコオロギを与えますが、フトアゴヒゲトカゲが簡単に食べられるサイズのものを用意し、食べ残したコオロギは必ず取り除きましょう。

少しずつ野菜や人工飼料を与えて慣らしていきます。成体になって昆虫ばかり与えていたら肥満になってしまいます。また昆虫と違い管理が楽なので、早い時期から慣らしましょう。

ここからは飼育に必要なものを紹介していきます。赤ちゃんを飼うからといって特に成体の飼育に必要なものと変わりはありません。

ケージは最初から大きなものを購入してもいいですし、小さいものを買って成長に合わせてサイズアップしてもいいでしょう。その他のアイテムは成長しても変わらず使うことができます。

フトアゴヒゲトカゲは最終的に90cmのケージが必要になります。

赤ちゃんの場合、90cmケージは大きすぎると感じるかもしれませんが、1年後に最大サイズまで成長することを踏まえてケージを選んでください。

また、90cmケージで赤ちゃんを飼う場合は、赤ちゃんがちゃんと体を温められるよう、ライトの位置や保温器具の設置数などを工夫しましょう。

フトアゴヒゲトカゲの飼育には紫外線ライトとバスキングライトが必要です。

紫外線を浴びることで体内にカルシウムを取り込み、頑丈な骨格を作ります。紫外線が不足すれば病気になってしまうことがあるので必ず設置しましょう。

また、バスキングライトを浴びることで体温を上げ食べた餌を消化することができます。寒い時期や夜間は赤外線ランプを追加してケージ内を温めましょう。