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ヤモリとイモリとトカゲの違い・何類・駆除方法・漢字・餌

更新日:2024年11月08日

ヤモリとイモリはとてもよく似た生き物です。名前もかなり類似しており、イモリとヤモリの違いを見分けるのは意外と大変です。実際にはイモリとヤモリは全く異なる生き物です。こちらでは、これら二つの生き物の生物学的な特徴などについて紹介します。

ヤモリとイモリとトカゲの違い・何類・駆除方法・漢字・餌

ヤモリとイモリとトカゲの違い・見分け方

田舎に行くと都会では見ることができない生き物をたくさん見かけることができます。トカゲやイモリ、ヤモリなどの小さな動物などは、都会ではなかなかみることができなく、その見分け方について完全に理解することができる人は少ないといえます。

とくにヤモリやイモリといった生き物は、見た目も名前もそっくりであるため、非常にややこしいといえるでしょう。しかしながら、これらの生き物はよく見てみると異なる特徴があることがわかります。

こちらでは、イモリやヤモリ、トカゲなどのよく似た生き物の見分け方について簡単に紹介していきましょう。

ヤモリの特徴

まずこれらの生き物の違いを把握する上では、その生き物がどういった生き物であるかという特徴を知る必要があります。この項では始めに、ヤモリがどういった特徴を持った生き物なのかという点にスポットを当ててご紹介しましょう。

ヤモリは、爬虫類のヤモリ科に属している、トカゲの一種であると位置づけられています。この生き物は、主に山間部や森などの自然が多い場所に生息しており、秋田県よりも南の本州や四国、九州に幅広く生息しています。

イモリは、トカゲの一種であるということから、生き物の種類でいうと爬虫類に相当します。ヤモリは田舎では比較的よく見かけることができる生き物でしたが、近年ではその数は大きく減少しており、環境省のレッドリストでも「準絶滅危惧種」に指定されています。

ヤモリはペットとしても人気

ヤモリはその見た目の可愛らしさから、ペットとして飼育する人も存在します。そのため一部のペットショップではヤモリを扱っているものあります。餌としては、昆虫などの生餌が必要になるので、ペットとして飼育する難易度は少し高いといえるでしょう。

イモリの特徴

こちらでは、ヤモリと対になるイモリの特徴について紹介していきましょう。

イモリは、淡水の中で生活する、両生類の生き物の一つです。種類の近さでいうと、カエルやサンショウウオなどの仲間に近いといわれています。また住む場所の関係上、田舎の用水路や川、池、田んぼなどに生息しているといわれています。

そしてイモリの大きな特徴として挙げられるのは、腹部の赤い模様です。この模様はイモリの中でもアカハライモリと呼ばれる日本を代表するイモリの固有種の大きな特徴であるといえるでしょう。

またイモリには、フグと同じ毒を持っているといわれており、腹部の赤い模様は警戒色として作用していると考えられています。

イモリの数は減ってきている

イモリはかつては田舎でよく見かけることができた生き物だったのですが、近年ではその数は減少しています。それには、イモリの生息に適した水辺が減少したことが原因であると言われています。

そのため、イモリは環境省のレッドリストの中でも「準絶滅危惧種」という扱いになっています。

トカゲの特徴

イモリとヤモリによく似た生き物としてよく挙げられるのが、トカゲやカナヘビといった生き物です。こちらでは、トカゲがイモリやヤモリといった生き物とどういった部分が異なるのかについて紹介していきましょう。

トカゲは、爬虫類トカゲ亜目に属している生き物のことを指します。トカゲというのは、こういった生物の総称のことを指すので、多くの種類が存在します。トカゲと呼ばれる種類の中で、世界的にも有名な種類はカメレオンです。またアメリカなどの外国では、イグアナなども代表的なトカゲの仲間の一つです。

日本では、イグアナなどのような大型のトカゲはあまり見かけることができません。日本で有名なトカゲで田舎でよく見かけることができるのは、カナヘビなどの小型のトカゲです。また先の項で説明したヤモリは、このトカゲの仲間に含まれています。

ヤモリとイモリの足の違い

ヤモリとイモリを見分ける上で重要な点がいつかあります。まずイモリとヤモリとの間での大きな違いとしては、足の形状の違いが挙げられます。

まずヤモリとイモリとでは、前足の指の本数が異なります。ヤモリは五本指なのに対して、イモリは4本指であることが特徴です。

またヤモリだけにある大きな特徴として、ヤモリは壁を自由に這って回ることが可能です。その理由としては、ヤモリの指の先にはミクロの無数の毛が生えており、吸盤のような働きをすることで、ツルツルの壁でも這って移動することが可能であるといわれています。

かつてはヤモリがどのようにして壁に張り付くことができていたか謎のままでしたが、最近ではそのメカニズムが明らかにされ、ヤモリの足の構造を参考にした商品も開発されています。

ヤモリとイモリの鱗の違い

ヤモリとイモリの大きな違いの一つは、根本的な生物学的な種類です。ヤモリはトカゲなどと同じく爬虫類に属しています。また一方で、イモリに関しては、カエルやサンショウウオなどと同じ両生類に属しています。

これらの種類の違いの大きな要素として、皮膚の特性が挙げられます。まずヤモリについてですが、ヤモリは爬虫類であることから、皮膚には鱗があるのが特徴です。一方で、イモリの方はというと両生類であることから、皮膚は鱗で覆われてはいません。

またヤモリとイモリの皮膚を比較するとヤモリは皮膚の鱗によりイモリの皮膚よりも乾燥に強いという特徴があります。

ヤモリとイモリは何類なのか

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初回公開日:2018年04月13日

記載されている内容は2018年04月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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