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ヒョウモントカゲモドキの飼い方|飼育の注意点と必要な準備

更新日:2024年10月01日

ヒョウモントカゲモドキは爬虫類の中でも飼育の容易さや種類の豊富さといった要因からとてもがある種類であり、それゆえに爬虫類飼育の初心者にもできる種類です。しかし最も初心者向けであるがゆえに、きちんと飼い方を学んでいく必要があります。

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ヒョウモントカゲモドキに関する法律の注意点3:ネット通販規制

現在の動物愛護法ではヒョウモントカゲモドキを含む対象の動物を販売する際には飼い方などの「対面説明」が義務付けられているため、実質的にネット通販が禁止されています。

動物愛護法では販売業者に購入者との「現物確認と対面説明」を義務付けているため、一般的なネット通販での購入は不可能となっています。

ヒョウモントカゲモドキを入手する方法は、事実上直接購入のみとなります。

ただし、義務付けられているのは「現物確認と対面説明」のため、即売会などで購入約束をした後に生体を郵送することは可能です。

ヒョウモントカゲモドキに関する法律の注意点4:生態系被害防止外来種

ヒョウモントカゲモドキは在来種のヤモリが感染する病気の媒介者となり得ることから、環境省によって生態系被害防止外来種に指定されています。

ヒョウモントカゲモドキを生態系被害防止外来種に指定されており、国から「日本の生態系に影響を及ぼす可能性がある外来種である」と明言されています。

生態系被害防止外来種は特定外来生物ほど逃がした場合の厳しい罰則などはなく、あくまで「国民への周知」を目的に作成されたリストですが、ペットを飼う一人の人間としてきちんと把握しておかなければならないものです。

ヒョウモントカゲモドキの飼い方

ヒョウモントカゲモドキの飼い方は比較的容易のため、初めてペットを飼う完全な初心者でも飼い方を覚えやすいです。

爬虫類の中でも有数クラスの入手のしやすさや品種の多さ、何より飼育の容易さがヒョウモントカゲモドキの特徴です。

ここからはヒョウモントカゲモドキの飼い方について述べていきます。

ヒョウモントカゲモドキの飼い方

  • 飼育環境
  • エサ
  • 掃除

ヒョウモントカゲモドキの飼い方1:飼育環境

ヒョウモントカゲモドキの飼い方で一番重要な環境作りですが、必要な道具などはペットショップや即売会はもちろん、通販でも一つに纏められて購入できるようになっていることが多いです。

飼育ケージは最低限度の大きさならば、専用のケージでなくても水槽や衣装ケースなどで十分です。

また温度調整のためのパネルヒーターも市販のものが最も適しているため素直に購入しましょう。

床材は専用の床材以外ではキッチンペーパーなどでも代用可能です。

シェルターは隠れ家用と脱皮用の二つを用意しておくのが望ましいです。

飼育に必要なもの

  • 飼育ケージ
  • パネルヒーター
  • 床材(キッチンペーパーなどでも可)
  • シェルター(隠れ家用・脱皮用)

ヒョウモントカゲモドキの飼い方2:エサ

ヒョウモントカゲモドキの給餌は一般的な爬虫類の飼い方と基本的に変わりませんが、栄養価の補充のためカルシウム剤を添加しましょう。

ヒョウモントカゲモドキの食性は動物食のため、昆虫類やミールワーム、ピンクマウスなどが主なエサとして挙げられます。給餌のしやすさや栄養価のことを考えるとコオロギが最もできます。

幼体からの飼い方での注意点として、ヒョウモントカゲモドキは幼体の頃に食べたエサを成長後も好んで食べる傾向にあるため、エサは成体になっても一貫して同じものを与えてください。

エサのあげ方

飼い方の中でも特徴的な点として、給餌の際には与えるエサにカルシウム剤を添加するようにしてください。栄養不足から病気になりやすくなってしまいます。

ヒョウモントカゲモドキはカルシウムが不足すると病気になってしまうため、市販のエサに必ずカルシウムを添加して給餌してください。

カルシウム剤の添加は、市販のカルシウム剤(粉末状の物)をエサにまぶして与えるだけで十分です。

水分は水入れにカルキ抜きした水を入れるほか、週2回ほどのペースでケージの壁に霧吹きで水をかけてケージ全体に水分を補充してください。

エサの量とタイミング

ヒョウモントカゲモドキにエサを与える際には、コオロギの場合は頭を切り取ったぐらいの大きさのものをピンセットを用いて与えましょう。

ヒョウモントカゲモドキは人に慣れやすいため、エサをピンセットから直接食べることが多いです。ピンセットは給餌用の先の丸まったものを使いましょう。

エサの量は個体の頭の大きさ程度のものなら十分飲み込むことができます。

給餌の頻度は幼体ならば毎日、成体になると2~3日に1回程度にその時食べようとする分だけ与えましょう。

ヒョウモントカゲモドキの飼い方3:掃除

ヒョウモントカゲモドキは基本的に決まった場所に糞をする習性があるので、汚れの掃除は簡単です。

ヒョウモントカゲモドキが糞をするのは大体決まった場所なので、そこの床材を取り換えましょう。

キッチンペーパーなど床材全体が一つになっている場合は、丸ごと交換して新しいものにしてあげましょう。

飼育ケージそのものの掃除は汚れが目立つようになったら行う程度でも十分ですが、清潔さを保つことも重要ですので、気になる人は1ヵ月に1回ぐらいのペースでケース全体を掃除しましょう。

脱皮する時のヒョウモントカゲモドキをケアする方法

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初回公開日:2019年08月26日

記載されている内容は2019年08月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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