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ヤモリの寿命はどれくらい?長生きさせるポイントや冬眠を防ぐ方法を解説

更新日:2024年10月06日

ヤモリに興味があるものの、懐かないイメージがあったり、飼育が難しそうと感じたりする方は多いのではないでしょうか。本記事ではヤモリの特徴や知られざる魅力、飼育方法について紹介しています。爬虫類好きさんや新たにペットを迎えたい方は是非読んでみてください。

ヤモリの寿命はどれくらい?長生きさせるポイントや冬眠を防ぐ方法を解説

ニシアフリカトカゲモドキ

ニシアフリカトカゲモドキは別名ファットテールとも呼ばれ、太い尻尾が印象的なヤモリです。厳しい環境下で生息している為、尾に栄養を蓄える性質があります。

一見ヒョウモントカゲモドキに似ていますが、よく見ると手足が短く、黒目がちな可愛い瞳を持っています。

ニシアフリカトカゲモドキの体長は20〜25cmで、寿命は10年程とされています。繊細で臆病という気質を持っている為、爬虫類飼育に慣れていないと扱いが難しい種類とされています。

ソメワケササクレヤモリ

マダガスカル島の固有種であるソメワケササクレヤモリは、体長15cmと比較的小さめのヤモリです。その寿命は10〜15年程と言われています。

ソメワケササクレヤモリ魅力はなんと言ってもその丈夫さです。ヤモリの中でも特に丈夫な身体を持っており、非常に飼育しやすいという事で一躍人気者となりました。

手頃な価格で入手出来る事もさながら、人馴れするとハンドリングも出来るようになる事から飼育初心者に非常に適したヤモリだと言えるでしょう。

ヒルヤモリ

夜行性の性質を持つヤモリの中で、唯一昼行性である事からヒルヤモリと呼ばれています。色鮮やかなグリーンの身体が特徴的で、とても美しいヤモリです。

ヒルヤモリは同種の中でも更に小型種と大型種に分類され、小型種の体長は13〜15cm、大型種は35cmにも達する大きさに育ちます。

寿命は小型種で5〜10年、大型種で15年程生きるとされます。動きが素早く、警戒心も強めなので主に観賞用として飼育されている事が多いです。

ヤモリを長生きさせるためのポイント

ここではヤモリに長生きしてもらうために、具体的にどのような事に気をつければ良いのかをまとめました。ヤモリの特性をしっかり理解して、少しでも快適に過ごせる環境を整えてあげましょう。
  • 生息地の温度や湿度を維持する
  • 大きなケージで飼育する
  • 与える餌の量に気を付ける
  • 冬眠させない

生息地の温度や湿度を維持する

ヤモリの種類によって適正な温度や湿度が全く異なるので、飼育する際にはそのヤモリの生息地により近い環境に近づける事を心掛けましょう。温度は最低でも20度以上ある事が望ましいです。

乾燥地帯に生息しているヤモリでも、石の下や木の下など湿気の多い場所を好むので湿度管理も重要な飼育ポイントの1つです。また、湿度が低いと脱皮不全が起こりやすくなりますが、湿度を高めておく事で予防する事が出来ます。

快適な温度と湿度を保ち、ヤモリがストレスなく過ごせるようにしましょう。

大きなケージで飼育する

ヤモリを飼育する際にはなるべく大きなケージを選ぶようにして下さい。動ける場所が少ないと運動量が減り、その結果肥満に繋がる恐れがあります。また、同じ姿勢で動かずにいると尻尾が曲がってしまう事もあると言います。

広いケージの中に植物や流木などを入れておけば、登ったり潜ったりして遊べるだけでなく、より野生に近い環境で飼育する事が出来るでしょう。

樹上性のヤモリならば広さだけでなく、登れるように高さにも余裕のあるものを選ぶ事をおすすめします。

与える餌の量に気を付ける

ヤモリの幼体と成体では餌の量が異なってくる事にも注意が必要です。幼体の場合は体の成長に必要な栄養を十分に摂取しなければならないので、餌は2日に1回欲しがる分だけ与えます。

成体の場合は3〜4日に1回です。この時に幼体と同様欲しがる分だけ与えてしまうと肥満に繋がるので決まった量だけ与えて適正体重を保てるようにしましょう。

ヤモリの幼体に与える餌は固いものではなく、なるべく柔らかくて小さめのものを選ぶ事も大切です。

冬眠させない

ヤモリは気温が下がると冬眠状態になってしまいますが、冬眠状態になると体の機能が著しく低下し、様々な命の危険を伴います。

気温があまりに低いと凍死のリスクがあり、気温が完全に下がり切らないと空腹により餓死してしまったり、体内に食べ物や排泄物が溜まったままだと腐敗して命を落としてしまったりします。

このようなリスクを背負わないためにも冬の間はヒーターなどでしっかり暖かい環境を保ち、ヤモリが安全に冬を越せるようにしてあげましょう。
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初回公開日:2022年06月16日

記載されている内容は2022年06月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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