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サハラツノクサリヘビの飼育はできる?飼い方は?毒は強い?

更新日:2024年01月06日

サハラツノクサリヘビは、アフリカ北部に生息する毒ヘビです。目の上にある2本のツノのような突起が特徴のヘビです。この記事では、サハラツノクサリヘビの生態や特徴、サハラツノクサリヘビを飼うことができるのか?噛まれたときの対処法をご紹介します。

サハラツノクサリヘビの飼育はできる?飼い方は?毒は強い?

サハラツノクサリヘビとは?

サハラツノクサリヘビは、”サハラ”とつく名のとおり、アフリカ大陸のサハラ地方に生息しているクサリヘビ科のヘビです。

具体的には、アフリカ北部(エジプト・アルジェリア・モロッコ・チュニジア・リビア・スーダンなど)やイスラエル、サウジアラビア、オーマンに分布しています。

学名をCerastes cerastesといい、英名をDesert Hornedといいます。

サハラツノクサリヘビは、「毒蛇」です。砂の中を移動するさいには、横滑り運動をするという特徴もあります。

この記事では、サハラツノクサリヘビの生態や特徴、そして飼育できるのか?サハラツノクサリヘビに噛まれたときの毒への対処法をご紹介します。

サハラツノクサリヘビの生態

サハラツノクサリヘビは、4~6月頃に冬眠から覚めると、普段は砂漠やオアシスなどの巣穴や砂の中、植物の影に隠れて生活しています。

肉食で鳥類や爬虫類を好み、ときには小型の哺乳類も食べます。獲物が目の前にくるまで待ち伏せし捕食します。

野生のサハラツノクサリヘビの天敵は「スナネコ」です。

スナネコにより、サハラツノクサリヘビのエサである鳥類や爬虫類も食べられてしまいますし、サハラツノクサリヘビ自身も食べられてしまいます。

サハラツノクサリヘビの特徴

サハラツノクサリヘビは、クサリのような硬いウロコに水分を保持することができるので、8~10ヶ月もエサを食べなくても生きることができます。

ですから、砂漠のような過酷な環境でも生きていけます。サハラツノクサリヘビは、なんと飼育環境によっては、10年以上生きることができます。

また、サハラツノクサリヘビのウロコはザラザラと硬く隆起していて、こすり合わせることで敵を威嚇します。

ここでは、サハラツノクサリヘビの特徴について触れていきます。

サハラツノクサリヘビの特徴

  • 全長30~60cm
  • 全身は砂色で背中にまだら模様
  • 三角形のつののような頭部の形
  • 2本の角が生えている

大きさ

サハラツノクサリヘビは、全長30~60cmが通常のサイズですが、大きいものだと85cmくらいになるものもあります。

ヘビは脱皮するほど大きくなりますが、砂漠のような亜熱帯地域に生息するヘビは脱皮の頻度が低い傾向にあります。

卵からかえる幼蛇は12~15cm程度で、成長スピードはだいたい1年で約20cm程度大きくなります。2年で成蛇の大きさになります。

模様

サハラツノクサリヘビの体色は、基本的に淡い褐色の色をしています。全身は、砂色や黄色、ピンク色のものもいます。

それに、暗褐色のクサリヘビという名前のようにクサリ型のまだら模様が背中全体に広がっています。

サハラツノクサリヘビの体色は、砂漠で身を隠すためにこのような色合いをしています。

頭部の形

サハラツノクサリヘビの頭部の形は、毒ヘビらしく三角形をしています。

この三角形の形は、あごの筋肉が発達しエラが張っているためで、これによって獲物に毒をたくさん流し込むことができます。

口を開けるとキバが直立して、確実に毒を流し込むことができます。

ツノ

サハラツノクサリヘビの大きな特徴としては、目の上にある長い2本のツノのような突起です。

このツノの活用方法は、判明されていません。

以前は、砂の上にツノだけだして、エサをおびき出すものとされていましたが、そのような行動が見られていないため、現在は謎とされています。

また、このツノは、普段は倒れていますが敵を威嚇するさいにピンっと前に立てます。

そして、このツノはサハラツノクサリヘビ全てにあるものではなく、このツノを持たない個体もいます。
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初回公開日:2019年08月21日

記載されている内容は2019年08月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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