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ヒバカリの飼育方法とは?生態についてや必要なものも詳しく紹介

更新日:2024年07月10日

小さくてかわいいヘビを飼ってみたいとは思いませんか?この記事では日本産のかわいいヘビ、ヒバカリについて詳しく説明しています。ヒバカリの飼い方や飼育用品についても解説しています。大きいヘビに比べて飼育の難易度はやや上がりますが、ヒバカリのトライしてみてください。

ヒバカリの飼育方法とは?生態についてや必要なものも詳しく紹介

保温設備

ヒバカリは涼しい湿った環境を好むので夏は保温する必要はありません。むしろ、熱くなり過ぎないように配慮します。

ヒバカリは野生では冬は冬眠しますが、飼育下でその条件を安全に設定することは難しいので、冬眠させずに飼いましょう。冬眠させないためには、保温が必要になります。ケージの床をパネルヒーターで外側から温めてください。

ヒバカリの飼育方法


道具が揃ったところで、実際のヒバカリの飼育について見ていきましょう。ヒバカリはデリケートなヘビです。しっかり知識を身につけてから飼育を始めてください。

ヒバカリを入手する方法

ヒバカリの入手については、捕獲とショップでの購入のふたつの方法があります。

まず、捕獲ですがヒバカリは繁殖行動期である夏に、日の当たらない水辺で行動します。7月の涼しい日の早朝か夕方に、森林や里山の水辺で探すと遭遇できるかもしれません。

お住まいの地域で、ヒバカリの捕獲が禁止されていないか調べた上で、捕獲に挑戦してみてはいかがでしょう。

ショップでの購入ですが、こちらも自然繁殖の個体を販売しているので夏季に出回ります。値段は3000~5000円程度です

ヒバカリの餌と与え方

ヒバカリの餌としてはオタマジャクシ、カエル、小魚、ミミズなどが挙げられます。野生でも同様のものを食べているようです。爬虫類の餌としてメジャーな冷凍ピンクマウスは食べません。

個体によって好き嫌いがあるので、いろいろ試してみると良いでしょう。オタマジャクシやメダカを水場に放す、カエルであれば陸地に放す、管理が楽なミルワームを与えてみるなど好物を見つけてやります。

アロワナの餌として販売されているアフリカツメガエルを好むと飼育は楽です。冷凍のアフリカツメガエルであれば寄生虫の心配もありません。

餌は、幼体には毎日、成体には2~3日に1回与えます。

飼育に適した温度と湿度

ヒバカリの飼育に適した温湿度については、温度は20~27℃、湿度は60~70%です。温度はエアコン、扇風機、冷却ファンなどを利用したり、冬場は前述したパネルヒーターを利用したりします。湿度に関しては、水場をしっかり管理して1日に2回霧吹きを使いましょう。

ケージ内のレイアウト

レイアウトは、ヒバカリが好むようなアクアテラリウムを作ることが目標となります。ヘビが充分に浸かれる広い水場、湿度を保てる床材は基本です。

その上で、植物の鉢を置いたり(湿度の安定にもつながります)、ヘビが登れるような流木や平に石を置いたりします。こういった一見不必要に見えるものも、脱皮の際引っかかりになってくれる場合もあるので導入をおすすめします。

ヒバカリの飼育方法を理解しよう


いかがでしたか?日本産の小さくてかわいいヘビ、ヒバカリ。ヒバカリはポイントを押さえれば、飼育が難易ではありません。是非、飼育方法を理解してください。

アオダイショウやマムシなどに比べればセンシティブな種ではありますが、ハンドリングができたり、狭いケージで飼えたりと魅力がたくさんあります。哺乳類を餌に与えなくても良いというのも気分的に楽かもしれません。小さな爬虫類、家族に迎えたくなりますよね。

初回公開日:2022年06月22日

記載されている内容は2022年06月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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