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スネークとパイソンやボアの違いとは?それぞれの具体例もあわせて紹介

更新日:2024年07月30日

スネークやパイソン、ボアなどヘビには様々な呼び名がありますが違いを知っていますか。本記事ではヘビの呼び名やその意味について具体例をあげながら紹介します。ヘビの種類やそれぞれに該当する呼び名がよくわからない人は、ぜひこの記事をチェックして整理してみてください。

スネークとパイソンやボアの違いとは?それぞれの具体例もあわせて紹介
ヘビの呼び名にはスネーク以外に、パイソンやボアといった表現もあります。スネークやパイソンまでなら、服飾品の柄などに使われたりするため聞いたことがある人もいるでしょう。しかし、具体的な違いはわからない、という方が多いのではないでしょうか。

この記事ではスネークとパイソンとボアの3つの呼び名の意味や、指し示す対象について具体的な例をあげながら紹介しています。

該当するヘビの具体的な名称や特徴も取り上げているため、ヘビに興味があり飼育を考えている方は、知っておくと購入する際に欲しい個体の分類がよりわかりやすくなるでしょう。

ヘビの呼び名の様々な意味や違いを整理したいという方は、ぜひこの記事を読み確かめてください。

スネークとは?

スネークは日本語で言うヘビの英名に該当し、基本的にはヘビ全般を指す言葉です。ヘビは四肢を持たず細長い体をくねらせて移動する姿や、毒を持つものもいるため嫌う人も多いのではないでしょうか。

しかし、品種によっては無毒でおとなしく、近年は犬猫以外のコンパニオンアニマルとして爬虫類を飼う人も増えてきていて、綺麗な柄も多いヘビはペットとして人気が高いです。

生息地は種によって異なり、森林や草原、砂漠などの陸地以外に、川や海に住むウミヘビなどもいます。肉食性で自然下ではネズミやカエルのほかウサギなどそれぞれの体の大きさにあった動物が主食です。

寿命は短いものでも10年程度は生きるため、ペットとして飼育する際は最後まで世話できるかしっかりと確認した上で購入してください。品種によって寿命以外にも成体となった際の大きさや毒性の有無なども全く異なり、必要な飼育環境も注意点もまったく違うためヘビの品種については事前に細かく調べましょう。

パイソンやボアはスネークの一種?

ヘビを指す言葉はスネークだけではありません。パイソンやボアといった呼び名を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

ヘビには毒の有無や大きさなどの特徴で、細かく分類した呼び方がいくつかあり、パイソンは元はヘビの品種の一つですが、大きさに特徴のあるヘビ全般を指す言葉でもあります。一方でボアはヘビの品種名です。

スネークがヘビ全般を指す場合は、パイソンやボアはスネークの一種だといえます。しかし、パイソンのように大きさや毒性などの特徴で分類した呼び名が別にあるため、その分類に当てはまらない「小さくて毒性がなく大人しいヘビ」を指す言葉としてスネークが使われる場合もあるのです。

とはいえ、仮に英語話者の人がペットのヘビをスネークと言って見せた場合は、毒ヘビも含むヘビ全般を指していると考え注意しましょう。安易に触れて毒ヘビだった場合が大変です。

ここではパイソンとボアについてそれぞれ詳しく紹介します。

パイソンとは?

パイソンとはニシキヘビ科の仲間を指す英名で、現在確認されているヘビの中でも、東南アジアで最大級の大きさと言われるアミメニシキヘビが所属する品種です。大きさは成体の小さいもので2mほどで、最大のもの10mほどと言われています。

同種の中には大人の男性の太腿くらいの太さまで成長するものも多く体型は太めです。色柄は褐色に濃い色の斑紋を持つものが多く、柄が美しく体格が大きいものが多いため様々な革製品に加工しやすく、パイソン柄の商品は親しまれています。パイソンという言葉に聞き覚えがある方が多いのはこのためでしょう。

また、パイソンは全長5m以上で毒を持たず、噛み付いた獲物を締め上げて、心臓を止めてから捕食するスタイルの大蛇全般を指す言葉でもあります。そのためニシキヘビ科に属さないボア科のヘビの一部も大蛇の一つという意味でパイソンとよばれる場合もあるため混同しないように注意しましょう。

ボアとは?

ボアはヘビの一種でボア科やボア亜科に属するヘビ全般を言います。大きさは最小のパシフィックボアで約60cmで、他のボア科だと約2〜4mのものが多くニシキヘビ科のパイソンと違い小さめの種が多いです。

同種の中でもっとも大きく成長するのが知る人も多いアナコンダ系のボア種で、オオアナコンダは9m以上を超える個体も発見されています。ニシキヘビ科のパイソンと同様に無毒で獲物を締め落として捕食するタイプのヘビです。

アナコンダ系のボア種は5m以上になる場合もある大型のヘビのため、大蛇という意味でパイソンの一種として一括りにされたりもします。

ボア種でよく知られているのが、ボアコンストリクターという品種で愛好家にはボアコンの名前で親しまれていてペットに迎える方もいます。しかし、コンストリクターとは「絞め殺すもの」という意味で、名前に違わず締め付ける力が強いため、ペットとして飼育する場合は締め付けられないよう注意が必要です。

それぞれの呼び名の使われるヘビの例

スネークとパイソンやボアの違いとは?それぞれの具体例もあわせて紹介
スネークはヘビ全般を指す場合と小型で毒のないおとなしいヘビを指す場合があり、パイソンもヘビの一品種を指す場合と大蛇を指す場合があります。では、固有名にスネークやパイソン、ボアという言葉が入ったヘビは具体的にどんなヘビなのでしょうか。

例えばコーンスネークはペットのヘビとしてメジャーな品種ですが、小型で毒のないおとなしいヘビのため、スネークが指す二つの意味の両方が当てはまるケースだと言えるでしょう。しかし、スネークは基本的にヘビ全般を指す言葉のため、スネークと名のついたヘビの中には毒ヘビもいます。

同様にパイソンも元は日本でいうニシキヘビの英名のため、すべてが大蛇と呼べるほど大型のものではありません。それは大蛇という意味でパイソンの一種と言われる場合もあるボアも同じで、固有名にボアと名のつくヘビには大きくないものもいます。

ここではスネークやパイソン、ボアという言葉が固有名に入ったヘビを具体的に紹介します。

「スネーク」のつくヘビ

スネークと名のつくヘビにはコーンスネークやカリフォルニアキングスネークなどがいます。二種の特徴は以下の通りです。

1.コーンスネーク
毒がなくおとなしい性格で成長しても1.5mほどの大きさでペットとして人気が高いヘビの一つです。和名がアカダイショウで、日本でよく知られているアオダイショウと同じ科のヘビです。原種は濃い橙色ですが、品種改良され現在では様々なカラーがあります。

2.カリフォルニアキングスネーク
コーンスネークに次いでペットとして人気の高いヘビで基本的には性格もおとなしく成長してもサイズは1.5mほどです。毒も持っていません。基本的には餌の食いつきがよく餌を与えてくれる人間に寄ってくるようにもなります。

また、日本では名の知れたアオダイショウも英名はジャパニーズラットスネークです。アオダイショウは毒性がなく大人しいヘビのためペットとして飼う人もいます。しかし、成体のサイズは大きいもので2mと決して小さくはありません。

他にも英名ではスネークのつくヘビとして、セイブシシバナヘビ(ウエスタンホッグノーズスネーク)やヒゲミズヘビ(タンタクルスネーク)などがいます。これら二種は小型ですがこれまで例にあげたものと違い有毒種のため扱う際は注意が必要です。

「パイソン」のつくヘビ

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初回公開日:2022年10月08日

記載されている内容は2022年10月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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