スネークとパイソンやボアの違いとは?それぞれの具体例もあわせて紹介
更新日:2024年07月30日
パイソンと名のつくヘビでよく知られているのはボールパイソンやカーペットパイソンではないでしょうか。二種の特長は以下の通りです。
1.ボールパイソン
ボール状に丸まり身を守る性質があり臆病でおとなしい性格の個体が多く人気の高いヘビです。大きさは長くても2mに満たない中型サイズですが胴が太く重量感のあるヘビを飼いたい人に向いています。
2.カーペットパイソン
カーペットのような模様が美しく人気が高いヘビでボールパイソンと違い細身で成体の長さは2〜2.5mほどです。性格はボールパイソンと同様におとなしく餌の食いつきもいいため飼育もしやすいです。
なおパイソンはニシキヘビ科のヘビの英名のため和名にニシキヘビとつく品種の英名にはパイソンとつきます。オオアナコンダと並ぶ長さのアミメニシキヘビも別名レティキュレートパイソンとよばれています。
パイソンと名のつくヘビは小さくても2m近いサイズになり、太さがある品種もありずっしりとした重さが感じられる中型から大型のものが多いです。
1.ボールパイソン
ボール状に丸まり身を守る性質があり臆病でおとなしい性格の個体が多く人気の高いヘビです。大きさは長くても2mに満たない中型サイズですが胴が太く重量感のあるヘビを飼いたい人に向いています。
2.カーペットパイソン
カーペットのような模様が美しく人気が高いヘビでボールパイソンと違い細身で成体の長さは2〜2.5mほどです。性格はボールパイソンと同様におとなしく餌の食いつきもいいため飼育もしやすいです。
なおパイソンはニシキヘビ科のヘビの英名のため和名にニシキヘビとつく品種の英名にはパイソンとつきます。オオアナコンダと並ぶ長さのアミメニシキヘビも別名レティキュレートパイソンとよばれています。
パイソンと名のつくヘビは小さくても2m近いサイズになり、太さがある品種もありずっしりとした重さが感じられる中型から大型のものが多いです。
「ボア」のつくヘビ
ボアと名のつくヘビはボア科に属するヘビのみで、ペットとしても人気が高く知名度が高いのはボアコンストリクターです。大人しい性格でハンドリングも可能な上に大きいものは全長約3mにまで成長する迫力のあるヘビでペットとして人気が高い品種でした。
しかし、動物愛護管理法の変更があり人に危害を与える危険性のある特定動物に登録されペットとして新たに飼育を禁じられています。
それ以外にペットとしておすすめのボアと名のつくヘビは以下のとおりです。
1.エメラルドツリーボア
鮮やかな緑の皮膚を持ったヘビで成体の長さは約1.8〜2mです。ボアコンストリクターと違い臆病で神経質な性格のため手を差し込むだけで嚙みつきます。長く鋭い牙に毒はありませんが噛み付かれると流血は免れませんので、飼育する際は注意が必要です。
2.ケニアサンドボア
1日の大半を砂の中で過ごすヘビで成体の体長は大きくても約70cmと小型です。砂の中に隠れて獲物を待ち伏せし素早く嚙みついて捕食します。国内ではあまり繁殖されていないため高価ですが飼育しやすく他のボアとの性質の違いもあり人気の品種です。
しかし、動物愛護管理法の変更があり人に危害を与える危険性のある特定動物に登録されペットとして新たに飼育を禁じられています。
それ以外にペットとしておすすめのボアと名のつくヘビは以下のとおりです。
1.エメラルドツリーボア
鮮やかな緑の皮膚を持ったヘビで成体の長さは約1.8〜2mです。ボアコンストリクターと違い臆病で神経質な性格のため手を差し込むだけで嚙みつきます。長く鋭い牙に毒はありませんが噛み付かれると流血は免れませんので、飼育する際は注意が必要です。
2.ケニアサンドボア
1日の大半を砂の中で過ごすヘビで成体の体長は大きくても約70cmと小型です。砂の中に隠れて獲物を待ち伏せし素早く嚙みついて捕食します。国内ではあまり繁殖されていないため高価ですが飼育しやすく他のボアとの性質の違いもあり人気の品種です。
ヴァイパーとは?
スネークやパイソンという言葉は、詳しい内容は別として比較的に聞き覚えがある人も多いのではないでしょうか。しかし、ヴァイパーという言葉はどうでしょう。
ヴァイパーとは強い出血毒を持ったクサリヘビ科のヘビの英名です。また、コブラ科コブラ属以外の毒ヘビ全般を指す言葉でもあります。
クサリヘビ科に属するヘビの多くは胴回りが太く網目柄の模様で鎖のように見えるのが特徴です。他にも長い毒牙やエラの張った三角形の大きな頭も特徴としてあげられます。
コブラ科コブラ属のヘビを除く毒ヘビ全般を総称してヴァイパーという場合は、クサリヘビ科以外にウミヘビ科やナミヘビ科の有毒種なども含まれます。
ここでは日本にも多く生息するクサリヘビ科に属するヴァイパーを含め、毒ヘビ全般という意味でヴァイパーと呼ばれるヘビを具体的に紹介します。
ヴァイパーとは強い出血毒を持ったクサリヘビ科のヘビの英名です。また、コブラ科コブラ属以外の毒ヘビ全般を指す言葉でもあります。
クサリヘビ科に属するヘビの多くは胴回りが太く網目柄の模様で鎖のように見えるのが特徴です。他にも長い毒牙やエラの張った三角形の大きな頭も特徴としてあげられます。
コブラ科コブラ属のヘビを除く毒ヘビ全般を総称してヴァイパーという場合は、クサリヘビ科以外にウミヘビ科やナミヘビ科の有毒種なども含まれます。
ここでは日本にも多く生息するクサリヘビ科に属するヴァイパーを含め、毒ヘビ全般という意味でヴァイパーと呼ばれるヘビを具体的に紹介します。
ヴァイパー(毒ヘビ)の例
毒ヘビの総称を表す言葉としても使われるヴァイパーの名を英名に持つヘビの中には、日本人が知る人が多いマムシやハブ、ガラガラヘビなどが含まれています。所属ごとに紹介すると次の通りです。
クサリヘビ科マムシ属
・ニホンマムシ
クサリヘビ科ハブ属
・サキシマハブ
・ホンハブ
・トカラハブ
クサリヘビ科ガラガラヘビ属
・ヒガシダイヤガラガラヘビ
クサリヘビ科の品種であるヴァイパーはこれ以外にもたくさんおり、現在確認されている毒ヘビの中の約25%を占めていると言われています。
クサリヘビ科以外のヴァイパーとして挙げられる毒ヘビには、ウミヘビ科のほとんどの品種とナミヘビ科の一部も該当します。ウミヘビ科のヴァイパーはコブラの仲間から進化したという説もあり、コブラ科のウミヘビ亜科として取り扱う場合もあります。
ウミヘビの中でも特に強い毒を持つ品種として挙げられるのがベルチャーウミヘビです。コブラ科ウミヘビ属のヘビで神経毒を相手に注入し獲物痺れさせて捕食します。
ナミヘビ科に所属するヴァイパーは日本にも生息するオオカサントウやヤマカガシなどです。
クサリヘビ科マムシ属
・ニホンマムシ
クサリヘビ科ハブ属
・サキシマハブ
・ホンハブ
・トカラハブ
クサリヘビ科ガラガラヘビ属
・ヒガシダイヤガラガラヘビ
クサリヘビ科の品種であるヴァイパーはこれ以外にもたくさんおり、現在確認されている毒ヘビの中の約25%を占めていると言われています。
クサリヘビ科以外のヴァイパーとして挙げられる毒ヘビには、ウミヘビ科のほとんどの品種とナミヘビ科の一部も該当します。ウミヘビ科のヴァイパーはコブラの仲間から進化したという説もあり、コブラ科のウミヘビ亜科として取り扱う場合もあります。
ウミヘビの中でも特に強い毒を持つ品種として挙げられるのがベルチャーウミヘビです。コブラ科ウミヘビ属のヘビで神経毒を相手に注入し獲物痺れさせて捕食します。
ナミヘビ科に所属するヴァイパーは日本にも生息するオオカサントウやヤマカガシなどです。
ヘビの種類による呼び名の違いについて知ろう
ヘビには、スネーク、パイソン、ボア、ヴァイパーなどの呼び名があり、ボア以外の3種はそれぞれ2パターンの解釈ができる呼び方のため間違わないよう注意する必要があります。
パイソンやボアは品種名でありながら、パイソンは毒がなく獲物を締め上げて捕食する大蛇全般を表す言葉でもあるため、ボアの品種でありながら大型のアナコンダ系のヘビはパイソンと言われる場合もあります。
また、ヴァイパーもクサリヘビ科のヘビの品種名でありながら、クサリヘビ科以外で毒ヘビとして認知度が高い、コブラに属するヘビ以外の毒ヘビ全般を表す言葉です。
スネークは日本語でいうヘビの英訳以外に、大蛇全般を表すパイソンや、毒ヘビ全般を表すヴァイパー以外の無毒で小さくおとなしいヘビを指す場合もあります。
いずれにしても状況や相手の感覚で言葉のイメージに差があり、きっちりとした基準が定まっている言葉ではありませんがそれぞれの呼び名の持つ意味をしっかりと把握しておくと、誤った解釈をしにくくなるでしょう。
パイソンやボアは品種名でありながら、パイソンは毒がなく獲物を締め上げて捕食する大蛇全般を表す言葉でもあるため、ボアの品種でありながら大型のアナコンダ系のヘビはパイソンと言われる場合もあります。
また、ヴァイパーもクサリヘビ科のヘビの品種名でありながら、クサリヘビ科以外で毒ヘビとして認知度が高い、コブラに属するヘビ以外の毒ヘビ全般を表す言葉です。
スネークは日本語でいうヘビの英訳以外に、大蛇全般を表すパイソンや、毒ヘビ全般を表すヴァイパー以外の無毒で小さくおとなしいヘビを指す場合もあります。
いずれにしても状況や相手の感覚で言葉のイメージに差があり、きっちりとした基準が定まっている言葉ではありませんがそれぞれの呼び名の持つ意味をしっかりと把握しておくと、誤った解釈をしにくくなるでしょう。
初回公開日:2022年10月08日
記載されている内容は2022年10月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。