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ペットの亀はなつくのか・ペットとして飼える亀の種類と飼い方

更新日:2024年11月05日

子亀の頃からしっかりとお世話をすれば、亀も犬や猫と同じように人の顔を覚えてなついてくれます。エサが欲しいとばたばたしたりのんびり居眠りする姿はかわいく、亀がペットとしてを集めている理由の一つです。ペットとして飼える亀の種類や飼い方の注意点をご紹介します。

ペットの亀はなつくのか・ペットとして飼える亀の種類と飼い方

ペットの亀が死んでしまったら?

「亀は万年」と言われるように、犬や猫などほかのペットと比べて亀はとても長生きです。健康な個体であれば平均で30年ほどで、個体によっては50年近く生きるものもいます。一方でからだの弱さや飼育環境によって、生まれてから1年の間に命を落とす子亀も少なくありません。どちらにせよ、別れの時は突然に必ずやってきます。

家に庭がある場合は、ペットの亀を埋めて土に還すというのが一般的です。庭がない場合は、ペット専門の葬儀業者に依頼して弔ってもらうこともできます。たくさんの動物たちが眠るペット霊園の共同墓地もです。

ペットの亀は産卵するの?

ペットの亀は、一人で行動することを好むので、基本的に一つの水槽に一匹で飼育します。繁殖を望む場合は、オスメスを別々に飼育し、繁殖期である春先だけに同じ水槽に移します。性格の相性が合えば、ペットの亀でも卵を産んでくれます。産卵できる砂の陸地を用意してあげましょう。

亀のメスは、オスがいなくても無精卵を産むことがあります。この場合は、自分で卵を食べてしまったり、踏んでバラバラになってしまうことが大半です。また、亀は卵が詰まりやすく体調不良の原因になります。冬眠させている場合は、体調を崩しやすい時期でもあるので、春先は元気に活動できているかどうか注意深く観察しましょう。

亀の飼い方とは?

水棲ガメの飼い方

何を食べるの?

亀は、基本的に雑食と言われています。しかし、ホームセンターやペットショップに売られている水棲ガメ用の人工飼料は、栄養バランスがしっかりしているので、飼育にもっとも向いています。個体によって好きなものが異なり、野菜や果物や乾燥エビを好むものもいますが、栄養の偏りは体調不良につながるのでおやつ程度に与えましょう。

ほうれん草や玉ねぎなどのアクの強い食べ物は、絶対に与えてはいけません。また、炭水化物は亀にとって栄養にならないので、パンくずを与えるのも避けましょう。

水温と水深はどれくらい?

どんな種類の水棲ガメでも必要なのがヒーターと温度計です。日本の冬は、比較的気温が下がるので、冬眠をさせない場合は絶対に必要になります。体力のない子亀や夏に充分にエサが食べられなかった亀は、冬眠のリスクがさらに高くなるので、ヒーターで温度管理をしましょう。28℃くらいが亀にとってもっとも活動しやすい温度です。

水の深さは、最低でも甲羅が全てかぶるように調整しましょう。水から甲羅が出ていると、過乾燥によって成長が阻害されて、うまく育たなくなってしまいます。

水に棲む亀でも種類によって水場より陸地を好んだり、深い水深を好んだりと必要な飼育環境が異なります。自分のペットの亀がどの種類なのかをきちんと理解して飼育しましょう。

リクガメの飼い方

リクガメの場合も、飼育場所の温度と湿度に気を使う必要があります。リクガメが自分で動いて体温調節できるように、水槽内で温度差を作ることも重要です。

水をよく飲む個体が多いので、浅くて甲羅よりも大きいサイズの水入れを必ず用意しましょう。水入れに排泄するのを好むことが多く、常に水質をきれいに保つことが必要です。エサは、基本的に野菜を与えましょう。リクガメフードは、栄養価が高いですがその分肥満になりやすいです。

お気に入りの亀を飼ってみよう!

いかがでしたか。今回は、ペットにできる亀の種類や飼う時の注意点についてご紹介しました。亀は長生きする生き物で、人生の多くの時間を共にする相棒にもなりえます。一方、こまめな水換えを必要としたり、臭いが気になったりと飼育の上で苦労することもあります。

飼いきれなくなったからと、自然の川に逃すことはしてはいけません。亀の種類や特徴を理解し、最後までいのちを預かる覚悟の上で亀をかわいがってあげてください。子亀の頃からしっかりお世話をすれば、亀は顔を覚えてなついてくれます。一生懸命お世話した分、亀はさまざまな表情を見せて愛情を返してくれるでしょう。

初回公開日:2017年10月31日

記載されている内容は2017年10月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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