ゾウガメの寿命・長い理由・人間での年齢|飼育/ガラパゴス
更新日:2024年05月24日
ゾウガメの寿命は何年?
「鶴は千年、亀は万年」ということわざがあるように、カメは寿命が長い生き物のシンボルとされています。ゾウガメも寿命が長いことで知られていますが、果たしてその寿命は何年なのでしょうか。ここでは寿命を含め、ゾウガメがどのような生き物なのかを詳しくご紹介します。
ゾウガメとは
ゾウガメは、動物園で飼育されていることの多いカメであることから、ご存知の方も多いことでしょう。カメ目リクガメ科に属し、甲長は最大130cm〜150cm、体重は約180kg以上にもなり、リクガメの中では世界最大となっています。ゾウガメが地球上に出現したのは、今から約6500万年前~2500万年前頃と言われており、「生きた化石」とも呼ばれています。
人類の大航海時代に、動きの鈍さとエサを与えなくても長生きしたことから食用として乱獲され、そのほかにも燃料の油用、ペットや剥製目的として大量に捕獲されました。そのため、サンタマリアゾウガメ(フロレアナゾウガメ)、フェルナンディナゾウガメ、ピンタゾウガメなど、多くの種が絶滅してしまいました。
人類の大航海時代に、動きの鈍さとエサを与えなくても長生きしたことから食用として乱獲され、そのほかにも燃料の油用、ペットや剥製目的として大量に捕獲されました。そのため、サンタマリアゾウガメ(フロレアナゾウガメ)、フェルナンディナゾウガメ、ピンタゾウガメなど、多くの種が絶滅してしまいました。
ゾウガメの種類
現在はアルダブラゾウガメとガラパゴスゾウガメの2種類のみが生息しており、どちらも絶滅危惧種として保護下にあります。ガラパゴスゾウガメには12〜15の亜種(生物分類じょうほ一階級で、種をより細かく分けるもの)がありますが、独立種として考えられている説もあります。
飼育下のゾウガメの寿命
野生化にあるゾウガメの平均寿命は100年以上と言われており、特に大型のものは寿命が長い傾向にあります。
栄養バランスの取れた食事を与えられ、衛生的な環境で過ごせる飼育下のゾウガメの平均寿命は、野生化にあるものよりもさらに長いと言えるでしょう。しかし、誤った飼育方法で育てた場合、寿命が極端に短くなってしまうことも珍しくはありません。
アフリカ大陸西の大西洋に浮かぶ英領セントヘレナ島に暮らす、アルダブラゾウガメのジョナサンが推定年齢185歳、アフリカの島国であるセイシェルのバード島に生息する、女性名エスメラルダと呼ばれる雄のセーシェルゾウガメが200歳の2頭が、現在生存している長寿のゾウガメとされています。
栄養バランスの取れた食事を与えられ、衛生的な環境で過ごせる飼育下のゾウガメの平均寿命は、野生化にあるものよりもさらに長いと言えるでしょう。しかし、誤った飼育方法で育てた場合、寿命が極端に短くなってしまうことも珍しくはありません。
アフリカ大陸西の大西洋に浮かぶ英領セントヘレナ島に暮らす、アルダブラゾウガメのジョナサンが推定年齢185歳、アフリカの島国であるセイシェルのバード島に生息する、女性名エスメラルダと呼ばれる雄のセーシェルゾウガメが200歳の2頭が、現在生存している長寿のゾウガメとされています。
世界最長寿のゾウガメの年齢は250歳以上
正式な記録ではありませんが、アルダブラゾウガメのアドワイチャは、現時点で世界最長の寿命とされるゾウガメで、死亡時の推定年齢は250歳以上とされています。これら3頭のゾウガメからも言えるように、ゾウガメは非常に寿命の長い陸上生物と言えます。
ガラパゴスゾウガメの寿命
ガラパゴスゾウガメは世界最大のリクガメであり、現在の個体数はわずか約1万5000頭で、絶滅危惧種に指定されています。1日の大半を寝て過ごし、その睡眠時間はなんと16時間にもおよびます。その他の時間は食事をしたり、甲羅を干したりしてのんびりと過ごします。
ガラパゴスゾウガメの生息地は、南米の太平洋にある独自の進化を成し遂げ、固有種の多いガラパゴス諸島(正式名称コロン諸島)です。草食性の生き物で、草やサボテンを主食とし、果実を食べることもあります。
そんなガラパゴスゾウガメですが、その平均寿命は野生のもので100歳以上と言われており、寿命の長いカメです。オーストラリア動物園で飼育されていたメスのガラパゴスゾウガメのハリエットは、「生きている動物最高齢」としてギネス認定されています。その生涯の幕を閉じたときの年齢は175歳でした。
ガラパゴスゾウガメの生息地は、南米の太平洋にある独自の進化を成し遂げ、固有種の多いガラパゴス諸島(正式名称コロン諸島)です。草食性の生き物で、草やサボテンを主食とし、果実を食べることもあります。
そんなガラパゴスゾウガメですが、その平均寿命は野生のもので100歳以上と言われており、寿命の長いカメです。オーストラリア動物園で飼育されていたメスのガラパゴスゾウガメのハリエットは、「生きている動物最高齢」としてギネス認定されています。その生涯の幕を閉じたときの年齢は175歳でした。
ゾウガメの寿命が長い理由とは?
カメは長寿の陸上生物であり、ゾウガメは野生のものでも平均寿命が100歳以上、飼育下にあるものだと200歳近くまで生きると言われています。クサガメやミドリガメのような小型のものでさえ、その平均寿命は20〜30年ほどと言われています。なぜカメの寿命が長いのか、その理由を探ってみましょう。
冬眠や夏眠をする
ゾウガメは、魚やハリネズミのように冬眠と夏眠をする生き物です。冬眠および夏眠とは、冬や夏のある期間中、動物が活動を休止、もしくは睡眠状態を続けることを言います。
動物は呼吸することで空気中の酸素を取り入れており、多くは体の中でエネルギーに変換され、そのうちの少量が活性酸素となります。体内で活性酸素量が増えすぎると、細胞にダメージを与えてしまいます。これを「酸化」と呼び、この参加が老化の原因の一つと言われています。
冬眠と夏眠をして長期間眠ることで呼吸が緩やかになり、エネルギーの消費量を抑えることができます。このため体が酸化するのを防げるので、老化するのを遅らせることが可能となります。
動物は呼吸することで空気中の酸素を取り入れており、多くは体の中でエネルギーに変換され、そのうちの少量が活性酸素となります。体内で活性酸素量が増えすぎると、細胞にダメージを与えてしまいます。これを「酸化」と呼び、この参加が老化の原因の一つと言われています。
冬眠と夏眠をして長期間眠ることで呼吸が緩やかになり、エネルギーの消費量を抑えることができます。このため体が酸化するのを防げるので、老化するのを遅らせることが可能となります。
天敵が少ない
初回公開日:2018年02月01日
記載されている内容は2018年02月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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