Search

検索したいワードを入力してください

スッポンの飼育方法とは?食べる餌や必要な物についても詳しく紹介

更新日:2024年07月07日

スッポンの正しい飼育方法とは、どういったものなのでしょうか。本記事では、スッポンの生態や、その生態に基づいた適切な飼育用品、飼育方法などを紹介します。スッポンの生態や飼い方に興味があるという方は、ぜひチェックしてください。

スッポンの飼育方法とは?食べる餌や必要な物についても詳しく紹介

ヒーター

スッポンは低温に弱い生き物です。野生では冬眠をして冬を越しますが、飼育下ではヒーターを設置して水温を保ってあげるのが良いでしょう。

ヒーターは観賞魚用のものでかまいません。ヒーターに触れてやけどしてしまう場合もあるため、カバーがついているものを選びましょう。

スッポンの飼育方法

スッポンの飼育はそこまで難しくありません。しかし、他のカメとは異なるスッポン独自の特徴に関わることもあるため、飼育方法はしっかりと確認しておきましょう。

ここでは、スッポンの飼育方法について詳しく紹介していきます。

スッポンの入手方法

スッポンは日本では野生で普通に生息している生物ですが、野生のスッポンを捕獲することはかなり難しいでしょう。場所によっては野生のスッポンを捕まえることも可能ですが、販売されている個体を入手する方が無難といえます。

スッポンが入手しやすいのは、水棲生物を取り扱っている観賞魚店などです。爬虫類専門店での取り扱いは少なめですが、アルビノなどの珍しい個体と出会えることもあります。

スッポンが食べる餌

一般的に販売されているカメ用の配合飼料を与えてかまいません。スッポンは太りやすいため、餌の与えすぎには注意しましょう。パッケージに記載されている与える量や回数を守って与えてください。

スッポンがなかなか配合飼料を食べない場合には、生き餌を与えてみましょう。販売されているミルワームやミミズでも良いですし、河川で採集したエビや小魚でも大丈夫です。

スッポンに適した水温

水温はヒーターを利用して常に適温を保つようにしましょう。スッポンに適した水温は、25度~28度です。20度を下回らないように気をつけてください。

冬眠をさせないのであれば、冬の間も水温を高く保つように注意を払いましょう。水中の温度だけ気にしていれば問題はありません。

水槽のレイアウトや掃除の頻度

水槽には、スッポンの全身が隠れるくらいの砂を敷いて水を入れます。スッポンが砂に身を隠した状態で首を伸ばし、水面に鼻先が届くくらいの水深がちょうど良いです。

また、日光浴ができるように陸場を設置します。この陸場は登りやすいような置き方をしてあげると良いでしょう。足場を置いてあげるのも効果的です。

スッポンの水槽は汚れやすいです。週に1回を目安に水替えと掃除をしてあげましょう。掃除をする際にレイアウトが複雑すぎるとやりづらいため、掃除のしやすいレイアウトを意識して飼育用品を設置するのがおすすめです。

冬眠させるときの砂の量

スッポンを冬眠させるつもりであるならば、砂の量には気をつけましょう。入れる量の目安としては、スッポンの2~3倍の量です。スッポンが十分に潜ることができる量を入れておくのが良いでしょう。

甲羅の掃除や日光浴の方法

スッポンの甲羅は定期的に掃除してあげましょう。普通に生活していても、スッポンの甲羅にはコケなどの汚れがついてしまいます。汚れを放置しているとこびりついて落ちにくくなってしまいかねません。月に1回ほど、柔らかいスポンジなどで掃除してあげると良いでしょう。

甲羅の健康のためには、日光浴も必要です。甲羅を強くしたり、病気を防いだりする効果があります。水槽には陸場を用意して、週に1回は日光浴をさせましょう。

個体によっては、自分から日光浴をしないスッポンもいます。そういう場合は外に出して体を乾かしてあげましょう。脱水に気をつけて、短時間でも体を乾燥させてあげるようにしてください。
次のページ:スッポンを飼育するときの注意点

初回公開日:2022年06月01日

記載されている内容は2022年06月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related