ジーベンロックナガクビガメってどんな亀?寿命や飼育方法などを紹介
更新日:2024年07月10日
水棲のカメは総じて水を汚しやすいです。水が汚れると病気にかかりやすくなりますので、フィルターを設置し水が酸性になることを防ぎましょう。
可能であれば外部式フィルターと上部式フィルター両方の使用をお勧めします。
上部式フィルターのものはろ過の性能が良いので、どちらか一方を選ぶのであれば上部式フィルターが良いです。水槽の大きさによって適したフィルターのサイズも違うので、大きさに合ったものを使用してください。
水の交換頻度はベビーのときは病気にかかりやすいので毎日行い、10センチ程度のヤングサイズまで成長したら3日に一度に、成体になったら週に一度行うと良いです。交換する水は必ずカルキ抜きを行ったものを利用しましょう。
水深が必要なジーベンロックナガクビガメの水換えは飼育の中でも苦労するポイントですが、水量が多いほうが汚れ具合は遅くなりますので、大きく成長したら水を多めに入れてあげると良いです。
また、気が付いた時にこまめにスポイトなどで糞や食べ残しを取り除くことで、水を清潔に保てます。
可能であれば外部式フィルターと上部式フィルター両方の使用をお勧めします。
上部式フィルターのものはろ過の性能が良いので、どちらか一方を選ぶのであれば上部式フィルターが良いです。水槽の大きさによって適したフィルターのサイズも違うので、大きさに合ったものを使用してください。
水の交換頻度はベビーのときは病気にかかりやすいので毎日行い、10センチ程度のヤングサイズまで成長したら3日に一度に、成体になったら週に一度行うと良いです。交換する水は必ずカルキ抜きを行ったものを利用しましょう。
水深が必要なジーベンロックナガクビガメの水換えは飼育の中でも苦労するポイントですが、水量が多いほうが汚れ具合は遅くなりますので、大きく成長したら水を多めに入れてあげると良いです。
また、気が付いた時にこまめにスポイトなどで糞や食べ残しを取り除くことで、水を清潔に保てます。
水温の管理
もともと温帯に生息しているジーベンロックナガクビガメは寒さに弱いです。本来の生息域の気温は暑い時で30度以上の高温になり、気温の低い乾季で20度程度になります。
水温は低くても25度を下回らないようにヒーターの温度を設定し、念のため水温計でも確認できるようにしたほうが良いです。
また、カバーのない水中ヒーターだと上に乗って火傷をしてしまう危険がありますので、カバー付きのものを用意します。ベビーの時は特に温度に気をつかいましょう。
水温は低くても25度を下回らないようにヒーターの温度を設定し、念のため水温計でも確認できるようにしたほうが良いです。
また、カバーのない水中ヒーターだと上に乗って火傷をしてしまう危険がありますので、カバー付きのものを用意します。ベビーの時は特に温度に気をつかいましょう。
甲羅干し
甲羅干しをすることで甲羅の脱皮を促し、強くて固い甲羅を作っていくため、ベビーのときは週に一度は強制的に甲羅干しをする時間を設けましょう。
一定の大きさまで成長したら、陸地の設置のみでもかまいませんが、紫外線を当てることで寄生虫を取り除き、病気の予防効果も得られるので、面倒でなければ暖かい時期には、週に一度程度は強制的に甲羅干ししてあげると良いです。
一定の大きさまで成長したら、陸地の設置のみでもかまいませんが、紫外線を当てることで寄生虫を取り除き、病気の予防効果も得られるので、面倒でなければ暖かい時期には、週に一度程度は強制的に甲羅干ししてあげると良いです。
エサ
販売先のペットショップによっては人工飼料を食べていない個体もいますので、購入時にどんなものを普段食べていたか聞いておいたほうが良いです。
生き餌を中心に食べていた個体だと人工飼料の食いつきが悪い場合がありますが、その際はメダカやエビなどの生き餌を与えるようにします。
ベビーのときは綺麗な甲羅を作るために生き餌の栄養が必要となります。生き餌がうまく捉えられない場合は、ベビーにも捕獲しやすいように、メダカのヒレなどを切るなど、工夫してみてください。
生き餌を中心に食べていた個体だと人工飼料の食いつきが悪い場合がありますが、その際はメダカやエビなどの生き餌を与えるようにします。
ベビーのときは綺麗な甲羅を作るために生き餌の栄養が必要となります。生き餌がうまく捉えられない場合は、ベビーにも捕獲しやすいように、メダカのヒレなどを切るなど、工夫してみてください。
混泳はできる?
水族館のようにいろいろな生き物と一緒に泳がせたいと思う方は多いでしょう。しかし、肉食のジーベンロックナガクビガメは、魚や小型のカメだと食べてしまうので難しいです。
同種や大型の金魚なら可能という意見もありますが、自分以外の動いているものを餌と認識して噛みついてしまう可能性はゼロではありません。
道理ではジーベンロックナガクビガメも他の金魚も、それぞれが余裕で動き回れるほどの水槽を準備することができ、かつ個体同士の相性が良ければ可能です。しかし、基本的には一つの水槽に一匹で飼育するのが望ましいでしょう。
同種や大型の金魚なら可能という意見もありますが、自分以外の動いているものを餌と認識して噛みついてしまう可能性はゼロではありません。
道理ではジーベンロックナガクビガメも他の金魚も、それぞれが余裕で動き回れるほどの水槽を準備することができ、かつ個体同士の相性が良ければ可能です。しかし、基本的には一つの水槽に一匹で飼育するのが望ましいでしょう。
ジーベンロックナガクビは脱皮するって本当?
ジーベンロックナガクビガメをはじめとするカメは脱皮します。甲羅の脱皮と皮膚の脱皮があり、皮膚の脱皮は蛇などの生き物と比べると非常にわかりにくく、病気と間違える飼い主の方も多いです。正常な脱皮の特徴は以下の四つが挙げられます。
・水中で見たときには、首や手足に白い薄皮のようなものが付いているように見える
・水中から出ると、水中で見た皮のようなものはみえない
・目を凝らすと白いヒラヒラに皮膚の模様が見える
・活発に動き食欲旺盛である
脱皮すると大きくなる、というイメージが強いですが、必ずしもそうではありません。カメの脱皮は古い角質層が剥がれ、新しい皮膚に生まれ変わる新陳代謝なのです。
・水中で見たときには、首や手足に白い薄皮のようなものが付いているように見える
・水中から出ると、水中で見た皮のようなものはみえない
・目を凝らすと白いヒラヒラに皮膚の模様が見える
・活発に動き食欲旺盛である
脱皮すると大きくなる、というイメージが強いですが、必ずしもそうではありません。カメの脱皮は古い角質層が剥がれ、新しい皮膚に生まれ変わる新陳代謝なのです。
ジーベンロックナガクビがかかりやすい病気
ジーベンロックナガクビガメのような水棲のカメがかかりやすい病気の一つに、水カビ病や皮膚炎などの皮膚感染症があります。皮膚や甲羅に白いモヤモヤのようなものが現れ、水から出てもそれが見てとれるようなら、皮膚感染症を疑いましょう。
皮膚感染症の原因は飼育環境に起因するものと、与えられる餌によるものがあります。
原因
・適切な温度に保たれていない
・体に傷がある
・甲羅干しができていない
・水換えがされておらず水質が著しく悪化している
・餌の栄養が偏っている
皮膚感染症は放っておくと全身に症状が広がり、爪が欠け、食欲も減退していきます。軽度であれば、適切な消毒のための薬浴や乾燥治療を行うことで回復させることができますが、重度となると抗生物質の投与も行わなければなりません。
日々の水換えや掃除、食事のバランスを考えるだけで予防することはできますので、上記の原因を踏まえた良い環境整備に努めましょう。
出典:カメの皮膚感染症(水カビ)|垂水オアシス動物病院
参照:http://blog.tarumioasis.com/?eid=1144
出典:カメの皮膚炎|オーク動物病院
参照:https://www.oak-animal.com/case/1558
皮膚感染症の原因は飼育環境に起因するものと、与えられる餌によるものがあります。
原因
・適切な温度に保たれていない
・体に傷がある
・甲羅干しができていない
・水換えがされておらず水質が著しく悪化している
・餌の栄養が偏っている
皮膚感染症は放っておくと全身に症状が広がり、爪が欠け、食欲も減退していきます。軽度であれば、適切な消毒のための薬浴や乾燥治療を行うことで回復させることができますが、重度となると抗生物質の投与も行わなければなりません。
日々の水換えや掃除、食事のバランスを考えるだけで予防することはできますので、上記の原因を踏まえた良い環境整備に努めましょう。
出典:カメの皮膚感染症(水カビ)|垂水オアシス動物病院
参照:http://blog.tarumioasis.com/?eid=1144
出典:カメの皮膚炎|オーク動物病院
参照:https://www.oak-animal.com/case/1558
ジーベンロックナガクビのことについて知って適切に飼育しよう
カメは長生きする丈夫なペットとされていますが、長く元気に生きてもらうためには、温度や水質をはじめとした、成体に合わせた環境整備が大事です。
中でもジーベンロックナガクビガメは生態に合わせ水深もそれなりに必要になるため、水換えのことを考えただけでも、他の水棲のカメと比べても手間がかかる品種といえます。
しかし、長い首を振り回し泳ぐ姿は他に類を見ない魅力的なポイントで、多くの愛好家がいるのもうなずけるでしょう。飼育環境に気をつけながら、是非ジーベンロックナガクビガメを健やかに美しく育ててみてください。
中でもジーベンロックナガクビガメは生態に合わせ水深もそれなりに必要になるため、水換えのことを考えただけでも、他の水棲のカメと比べても手間がかかる品種といえます。
しかし、長い首を振り回し泳ぐ姿は他に類を見ない魅力的なポイントで、多くの愛好家がいるのもうなずけるでしょう。飼育環境に気をつけながら、是非ジーベンロックナガクビガメを健やかに美しく育ててみてください。
初回公開日:2022年07月20日
記載されている内容は2022年07月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。