オオアタマヒメニオイガメの特徴｜飼育に必要なものや飼育環境を解説

水質の管理は、オオアタマヒメニオイガメの飼育にとって重要なポイントです。

ただ、こまめに水質を管理するのは、飼育する上で負担になりかねないのも事実です。フィルターは水質を清潔な状態に保つ働きがあるため、その負担を軽減させられるでしょう。

これ以外にも、綺麗な水の状態を保つことによって固体の健康状態の維持や、適度な水流を作り出す働きもあります。このことから、オオアタマヒメニオイガメにとっても快適な環境を維持できるでしょう。

オオアタマヒメニオイガメを飼育する上で、ゆっくり休める陸上も必要となります。そのため、それらの役割を果たす流木や石も忘れずに設置してください。

適度な休息や日光浴ができるスペースを確保することが、オオアタマヒメニオイガメにとって快適に過ごせる要因となります。

一般的に流通している水棲ガメ用のシェルターでもその役割を果たしてくれます。これ以外にも流木や石、レンガなどを使用することで、自然本来の姿に近づけることもできるでしょう。

先述した飼育する上で必要なものを揃えること以外に、温度や水質管理を怠らないことは重要なポイントです。

これらを覚えておけば、オオアタマヒメニオイガメと長い月日を共にできます。それでは実際に、オオアタマヒメニオイガメにとって快適に過ごせる温度や湿度について見ていきましょう。

オオアタマヒメニオイガメは温かい水を好んでいるため、常に25〜27度くらいを維持してあげましょう。

水温が10度以下になると冬眠状態に入るので注意してください。まだ体力の少ない子ガメや、ケガや病気の影響で衰えている個体の場合、冬眠に耐えられない可能性が高くなります。

また、健康な固体でも、冬眠から目覚めずにそのまま死んでしまうこともたまにあります。そのため、飼育下では冬眠中の管理に慣れた人で無い限り、極度の低温にならないようにしましょう。