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カメをペットとして飼う方法とは?必要なものや注意点についても紹介

更新日:2024年02月26日

カメをペットに迎える際は、どんな方法で飼育すれば良いのでしょうか。本記事では、ペットにできるカメの種類や、飼育に必要なもの、飼育方法や注意点などを紹介しています。カメの飼育に興味があるという人は、ぜひチェックしてください。

カメをペットとして飼う方法とは?必要なものや注意点についても紹介

1:過度なスキンシップをしない

カメを含むほとんどの爬虫類は、「サルモネラ菌」という食中毒の原因にもなる菌を保有しています。その他にも人体にとって有害な菌を持っている可能性があるため、過度なスキンシップは避け、触った後は必ず手を洗うようにしましょう。

また、カメにとってもスキンシップのとりすぎは良くありません。過度なふれあいはストレスにつながります。

可愛いペットにはスキンシップしたくなるでしょうが、適切な距離感を保ってほどほどに行いましょう。

2:カメを診察してくれる病院を見つけておく

イヌやネコを診察してくれる動物病院は多いですが、カメを診てくれる病院は少ないでしょう。そのため、家の近所には診察可能な病院がない場合もあります。

ペットのカメが怪我や病気をしてから病院を探しても、すぐには見つからない可能性が高いため、カメを診てくれる病院を事前に見つけておきましょう。

万が一のときに備えることが、カメの健康を守ることにつながります。

3:最後まで世話ができる環境を整える

カメは非常に長寿な生き物です。上手に飼育すれば、数十年は一緒に過ごすことになるでしょう。カメと長い間ともに生きられるということは、長くお世話をしなければならないということです。

カメと長く過ごしていく中で、結婚や転職といった人生の転機が訪れることもあるでしょう。

しかし、どんなことがあっても、カメは最後まで飼育をするようにしてください。ペットとして迎えるのであれば、その覚悟と責任を持って飼育しましょう。

4:絶対に逃がしたり捨てたりしない

やむを得ない事情でカメを飼育することができなくなっても、カメを逃がしたり捨てたりすることは絶対にしないでください。

かつてペットとして人気があったアカミミガメでは、飼い切れなくなった人が自然環境に放流してしまうケースが多く見られました。

その結果、繁殖力の強いアカミミガメが在来種を駆逐し、本来の生態系を壊してしまう事態に陥りました。

生態系を守るためにも、カメは絶対に自然に放さないようにしましょう。飼育できなくなった場合は、引き取ってもらえる場所を探してください。

5:多頭飼いするときは組み合わせや環境に気を付ける

カメは基本的におだやかな性格ですが、神経質な面も持っています。そのため、多頭飼いをすると喧嘩が起きてしまう可能性があるでしょう。

できれば単独飼育がおすすめですが、工夫すれば多頭飼育をすることも可能です。飼育スペースは広くとり、それぞれのカメのパーソナルスペースを作ってあげることが大切です。

その状態で、カメ同士が喧嘩をしないかどうか、相性を見ながら飼育をしていきましょう。

6:飼育禁止のカメや許可が必要なカメに注意する

カメの中には、飼育をしてはいけない種類や、許可がなければ飼ってはいけない種類がいます。

ワニガメというカメは人に危害を加える恐れがある特定動物に指定されており、許可なく飼育することはできません。また、特定外来生物であるカミツキガメも許可なく飼育することは禁じられています。

日本の固有種であるリュウキュウヤマガメは、天然記念物に指定されているため、飼育することはできません。先に紹介したセマルハコガメも、沖縄に生息しているものは天然記念物であるため、飼育ができない種類になります。

海に生息しているウミガメは、希少野生動植物に指定されています。絶滅が危惧され保護されている種類であるため、ペットとして飼育できないことを知っておきましょう。

出典・参照: 特定動物(危険な動物)の飼養又は保管の許可について [動物の愛護と適切な管理]|環境省

出典・参照:特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律 | e-Gov法令検索

出典・参照:指定希少野生動植物にアカウミガメ(爬虫類)が追加されました!|静岡県くらし・環境部環境局自然保護課

カメの飼育方法を知りペットとして飼ってみよう

カメは入手しやすく、ペットとしても魅力的な生き物です。しかし、飼育は簡単なことばかりではなく、手間がかかることも多々あります。

カメを飼育する際には、きちんとした知識を身につけ、環境を整えてから迎えてあげましょう。

適切な方法で飼育すれば、元気で可愛いカメと楽しい時間を過ごすことができるでしょう。ぜひ愛情をたっぷり注いで、最後まで可愛がってあげてください。

初回公開日:2022年11月04日

記載されている内容は2022年11月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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