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レッサーパンダはペットとして飼育できるのか|販売/価格

初回公開日:2017年11月06日

更新日:2017年11月06日

記載されている内容は2017年11月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

動物園の人気者のレッサーパンダ。あなたはレッサーパンダをペットとして飼ってみたいと思ったことはありませんか。「販売価格は?ペット用の餌はあるのか?好きな食べ物は?飼育環境は?」愛くるしいレッサーパンダの特徴を知って、今すぐ動物園に会いに行きましょう!

レッサーパンダはペットとして飼育できるのか|販売/価格

レッサーパンダはペットとして飼育できるの?

動物園の人気者のレッサーパンダ。別名『アカパンダ』とも呼ばれます。このレッサーパンダが日本でも一躍有名になったきっかけ、二本足で立つ姿が可愛らしい『風太』くんの存在も記憶に新しいです。

動物園で見るレッサーパンダの愛くるしい姿を見ると『自分でペットとして飼育してみたい』と思う方も多いのではないでしょうか。レッサーパンダをペットとして飼育できるのか、ペットフードはあるのか、飼育環境などをご紹介していきます。

レッサーパンダの生育状況

レッサーパンダは、主に中国南部の山地や森林に分布し、冷涼で湿潤な気候を好みます。中国での生息数は6,000~7,000頭で、全世界では約800頭が動物園などで飼育されています。

レッサーパンダは、ネパールレッサーパンダとシセンレッサーパンダの2種類に分かれており、日本で飼育されているものはほとんどかシセンレッサーパンダです。そのシセンレッサーパンダの飼育数のうち約半数を日本の動物園で飼育しています。

レッサーパンダの愛くるしい姿

頭は丸く、尖った耳と太く長い尾を持っており、尾には淡い褐色のリング模様があります。腹側は黒い毛で覆われており、樹上にいるとこの部分が保護色になり、地上の肉食獣に見つかりにくくなるといわれています。

体長は60cm前後、体重は4~7kgです。

レッサーパンダをペットにできる?できない?

レッサーパンダをペットとして飼育できるのか。答えは残念ながら『NO』です。世界中のペットショップを探してもレッサーパンダを販売しているお店はありません。なぜならレッサーパンダは商品として流通していないからです。

ワシントン条約による規制

では、なぜペットとして飼育することができないのでしょうか。それは『ワシントン条約』で規制されているためです。ワシントン条約とは国際自然保護連合が中心となって1973年に作成された条約です。その正式名称を「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」といいます。

ワシントン条約は、野生動植物を国際取引する際のルールを定めており、輸出や輸入の規制・制限、間接的な密猟などを防止し、野生生物を保護する事を目的としています。

レッサーパンダはワシントン条約のなかでも最も規制が強い「付属書1」というカテゴリーに分類されています。学術研究目的での取引は可能ですが、商業目的での取引は禁止とされています。国際取引についてもワシントン条約によって制限されています。

ですので、ペットとしてはもちろん、レッサーパンダを輸入する際にもとても厳しい規制がかけられています。

レッドリストとは?

世界中で絶滅のおそれのある動物をリストアップした「レッドリスト(正式名称:絶滅のおそれのある種のレッドリスト)」は、スイスのグランに本部を置く、IUCN(国際自然保護連合)により発表されています。

レッドリストには「絶滅」「野生絶滅」「絶滅危惧IA類」「絶滅危惧IB類」「絶滅危惧II類」「準絶滅危惧」「情報不足」「絶滅のおそれのある地域個体群」などのカテゴリーがあります。レッサーパンダはその中でも「絶滅危惧II類」という絶滅の危険が増大している種が分類されるカテゴリーに指定されています。

ペット用のレッサーパンダを販売している?価格は?

レッサーパンダはペットとして販売されているのでしょうか。もし、ペットとして販売されているなら飼ってみたいと思う方も多いでしょう。しかし、残念ながらペットとしては販売されていません。ペットショップへ行っても、インターネットのペット販売サイトを見ても、どこにも売られておりません。

ワシントン条約の項目でも触れましたが、レッサーパンダはワシントン条約のなかでも最も規制が強い「付属書1」に分類されているので、学術研究目的での取引は可能ですが商業目的での取引は禁止とされています。

ですので、残念ながら価格のつけようがありません。ペットとして流通することはおろか、輸入・輸出も簡単にはできません。動物園で会えるレッサーパンダはそれほど貴重な存在なのがおわかりいただけるでしょう。

動物園間の受け渡しは可能?

レッサーパンダは学術研究目的での取引はできますが、動物園や研究所などで飼育するために輸入する場合は、輸出国と輸入国の両方の承認が必要になります。

国内間での受け渡しに関しても「国際希少野生動植物種の個体等の登録制」「特定国際種事業の届出制」により規制されています。しかし、国内で繁殖させたレッサーパンダは「譲渡し等の禁止」の例外扱いになるので、違う動物園への受け渡しは可能です。

つまり、国内で繁殖させて他の動物園へお嫁(お婿)に行くことは可能となります。実は、日本でのレッサーパンダの飼育数はなんと全世界の約半数です。そのため日本の動物園がレッサーパンダの保存に極めて重要な役割を担っています。

実際に日本中の動物園でレッサーパンダの繁殖をしており、全国でレッサーパンダの赤ちゃん誕生のニュースを聞くことができます。大人のレッサーパンダもとっても可愛いですが、赤ちゃんのレッサーパンダはぬいぐるみのようでとても可愛いです。動物園で命名する際には投票なども行われますので、あなたも貴重なレッサーパンダの名付け親になる機会を得られる可能性もあります。

レッサーパンダに必要な飼育環境

レッサーパンダはどのような環境で、どのような餌を食べて生活しているのでしょう。ペット用の餌はあるのでしょうか。レッサーパンダが過ごしやすい環境や餌などをご紹介します。

ペット用に餌ってあるの?

レッサーパンダは雑食ではありますが、孟宗竹(もうそうちく)という竹の一種やタケノコ、柔らかい葉を好んで食べます。他にはドングリ、キノコ、木の根、小動物や鳥、卵を食べます。

動物園では、ペット用の餌は特に無いので、笹の葉、果物(リンゴ、オレンジ、バナナなど)、野菜(ニンジン・サツマイモなど)、牛乳、孟宗竹などを与えています。動物園でタイミングがよければ餌の時間でレッサーパンダたちが餌を食べる可愛い姿が見られます。

温度は?日本の気候で大丈夫?

レッサーパンダは、主に中国南部の山地や森林に分布し、冷涼で湿潤な気候を好みます。ですので、冷涼な環境に生息するレッサーパンダにとって日本の夏の暑さは厳しく、夏季は冷房の効いた屋内展示室に行動範囲が限られている場合があります。日本の中でも北の地方のほうがレッサーパンダにとっては過ごしやすい環境にあります。

もうひとつの特徴は、レッサーパンダは基本的に木の上で生活しています。野生では、ほとんど地上に下りてくることはないので、動物園でも高い木の上や、橋の上などに居ます。野生のレッサーパンダは、エネルギー消費を抑えるために1日の大半を休息に充てているので、動物園でも木の上で休む姿が多く見られるでしょう。

レッサーパンダは動物園に会いに行こう!

とっても愛らしく、見る人を魅了するレッサーパンダ。もしペットとして飼うことができたなら、たくさんの人がペットショップへレッサーパンダを購入しに行くことでしょう。そして、ペットショップのケースの前には、動物園のレッサーパンダの飼育スペースのようにたくさんの人が見に来るでしょう。

現在はペットとして飼うことができなくても個体数が増えて絶滅のおそれがなくなったら、もしかするといつの日にか自宅でレッサーパンダを飼育できる日がくるかもしれません。そんな夢を見ながら、動物園で生き生きと過ごしている可愛らしいレッサーパンダに会いに行きましょう。

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