Search

検索したいワードを入力してください

コアラの圧力・危険というのは本当なのか・嘘なのか|1トン

初回公開日:2017年12月22日

更新日:2020年08月08日

記載されている内容は2017年12月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「コアラの握力は1トン!」という噂が存在しますが、それは否定されています。では、実際にはどのくらいの握力を持っているのか?木上生活なので力が強そうにも思えますが、丸みのある体つきとしては握力強い感じではありませんね。コアラの握力について知っておきましょう。

コアラの圧力・危険というのは本当なのか・嘘なのか|1トン

オーストラリアの者コアラ!

日本で「コアラ」と言えば、オーストラリアの動物で、木に登っている可愛い動物というイメージをされることが多いです。確かに見た感じコロコロして、気に抱きつくような姿が可愛らしいコアラですが、握力が強いという話があるのはご存知ですか。

木の上で暮らすことから自然と力が強くなることは分かりますが、握力が強いのレベルが甚だしい程度だという説があります。それは本当なのでしょうか。見た目に合わない握力の強さを持つとされるコアラ、まずはどんな動物なのかをお伝えし、その後に握力についてご紹介していきます。

コアラってどんな動物?

コアラは「双前歯目コアラ科コアラ属」の動物で、学名を「Phascolarctos cinereus(パスコラルクトス・キネレウス)」と言います。日本語ではカタカナの動物名や国名を漢字にあてて表記する風習がありますが、コアラに関しては「子守熊」と書きます。親の背中に子どもがくっついてる様子から、考えられた当て字とされています。

分布域

コアラと言えばオーストラリアですが、オーストラリア全域に生息しているわけではありません。クイーンズランド州南東部・ニューサウスウェールズ州東部・ビクトリア州・南オーストラリア州南東部といった、限られた地域にのみ分布しています。西オーストラリア州やタスマニア州には生息しておらず、主に熱帯雨林・温帯にあるユーカリ林・疎林などにいます。

そういった地域の中でも、特に川沿いや海岸地帯の近くにある肥沃な場所で育つユーカリを好みます。その環境で育ったユーカリにはタンニンや油分が少なく、基本的にはそういったユーカリを好むとされていますが、生息地域でよってはタンニンや油分が豊富なユーカリを好むコアラもいます。基本は単独行動なので、群れで見かけることはあまりないとされます。

色と大きさ

体の色は部位で異なりますが、よく見える背面が灰色であることから、コアラ=灰色と思われていることが多いです。猫背っぽい姿勢な上に木に抱きついていることが多いため見えにくい部位ですが、お腹の面は白色になっています。体長(背丈)は約65センチ~82センチで、体重は約4キロ~15キロが標準です。

体長・体重共に個体差が大きい印象ですが、これは生息地によって体格が違うことに由来します。オーストラリア東部にある森林地帯にいるコアラよりも、オーストラリア北部にいるコアラの方が大きて体毛も長いそうです。北部の方がユーカリに含まれるタンニンや油分の量が多いことが理由と考えられています。基本的に木上生活なので歩きませんが、たまに四足歩行します。

コアラの握力が凄い!という話がある?

コアラは木上生活なので自然と握る力(握力)が強くなりそうですが、その力が本当にすごいと話題になっています。可愛らしい見た目からして握力が強いと聞くと恐ろしくもなりますが、木の上で生活する者としては当たり前の成長なのでしょう。それでは、コアラの握力がどのくらいなのかについてを、お伝えしていきます。

そもそも握力って?

「握力」といっても、力のジャンルがいくつかに分かれています。その分類は時代で変化してきましたが、現在で言われているジャンルは「クラッシュ力」「ピンチ力」「ホールド力」「物を開く力」の4つです。

「クラッシュ力」は「物を握りつぶす力」のことで、体力テストで使う握力測定器では、この「クラッシュ力」を測定しています。「ピンチ力」は「物をつまむ力」のことで、物をはさむアイテムに「ピンチ」というものがありますが、そういったつまむ力のことです。

「ホールド力」は「握ったものを保持する力」のことで、懸垂や重量挙げなどでは「ホールド力」は欠かせません。足の付かない高い鉄棒にぶら下がったり、重たいものが入った袋の持ち手を持ち続けたりなどが「ホールド力」です。「物を開く力」は、たとえば、自動ドアに電気が通らず開かないという時に、ドアとドアの真ん中にある隙間から双方を押して開くといった力のことを言います。

握力1トン説

ここでは「クラッシュ力」の握力で説明しますが、コアラのクラッシュ力は「1トン」という噂がされています。木に登る・つかむ・抱きついてずっとそこに居るなどの様子を見ていると握力が強くなってもおかしくはありませんが、さすがに「1トン」というのは信じがたい話として議論が起きています。

コアラの握力が強過ぎるって本当?嘘?

「コアラの握力1トン説」はあくまで噂に過ぎず、議論の中で飛び交う意見の中には、「1トンもあったら本気で握った時に自分(コアラ自身)の関節が砕ける」とか「コアラの体重から考えても1トンもない」という声があります。

確かにと言える内容が多いことから、コアラの握力が1トンという話は考えにくいものとされています。そして、現実的に考えるとすれば「握力は人間よりは強いけれども、せいぜい2~3倍程度の強さ」だと言われています。

真相としては、「10キロ~30キロ」くらいの握力であるという話が有力です。20歳~24歳の女性平均が約28キロですので、個体によっては女性よも握力が強いことになります。しかしながら男性の20歳~24歳の平均握力は約47キロなので、コアラの握力は人間の平均握力より少し高いか割と低いくらいで、それほど変わりがないものと言えます。

コアラの握力は危険?

危険と言えば危険ですが、大人の人間の肉体が潰れてしまうほどの力ではないため、扱い方さえ間違えなければ問題ないと言えます。コアラは木に抱きついているため、木から離した時に人の体に抱きつこうとすることもありますが、抱きつかせることは避け、抱きかかえるくらいにしておいた方が安全です。

その理由としては、コアラには硬い爪が生えているからです。おそらく、腕などに抱きつかれると痛みが生じるでしょう。握力が高くて神経質さはそれほどない熊などと比べれば、比較的に安全性の高い握力を持ちますが、扱い方によっては怪我をしたり痛いことになる可能性が考えられるため、気を付けましょう。

コアラが持つ本当の握力はいくつ?

これまでにお伝えしましたが、コアラの握力は「10キロ~30キロ」くらいです。コアラは生息地域によって大きさが異なると言いましたが、大きいコアラの方がそれだけ支える必要のある重さも大きくなるということですので、体長・体重共に大きなコアラの方が握力は強くなるでしょう。逆に、小さくて軽いコアラは、握力は10キロ程度と低いことが考えられます。

しかしながら握力の強さに関して、最も重要なことは「個体の生活状態」です。握力を使用することが多ければ多いほど、握力の強化がされることでしょう。それは人間も同じで、握力を使うことを日常的に行っていれば、自然と握力が増えていきます。

手の力で何かを潰す(クラッシュ力)といったことはあまり機会が無いとも考えられますが、自分が飲んだ缶を手でつぶしてみるなど、誰にも迷惑のかからない領域でトレーニング費用かけずに鍛えることは可能性です。

他の動物はどのくらい握力があるの?

コアラの握力が本当に1トンだとしたらかなり力の強い動物になりますが、実際には10キロ~30キロくらいだと言われているため、人間の大人平均とそれほど変わりがありません。ということは、動物全体で握力一覧を付けた時にも上位の上位にはならず、上には上がいるということになります。

では、動物界の中で握力が強い動物には、どの種類が当てはまるのでしょうか。熊やゴリラといった動物がイメージされやすいのですが、他にも握力が強い動物がいます。動物は基本的に筋肉質であり、野生ほど日常的に筋肉を使いますので、人間より強靭な握力を持つことも理解できます。それでは、握力が強い動物をご紹介していきます。

ニホンザル

ニホンザルが握力の強い動物に挙げられるのは意外ですが、約30キロの握力を持つと言われています。30キロというとコアラと近しいものがありますが、ニホンザルの体格に注目してください。ニホンザルは、平均で約10キロの体重しかありません。それなのに30キロもの握力を持つというのは、かなりの力があるということに結び付きます。

すなわち、体にある筋肉量が多いと言うことですが、筋肉は脂肪よりも重たいものなので、10キロの内どれだけ筋肉が占めているのかを考えると、かなり筋肉質な猿ということになります。ニホンザルは気が強い一面が色濃いため特に野生では注意が必要ですが、頭が賢いので警戒し過ぎたり追いかけ回しても逆効果な気がします。

日本でも恐れられている熊ですが、推定握力は150キロです。人間の平均と比べても驚異的な強さであり、襲われるとなかなか離せない理由も分かります。熊は種類によってサイズに差があるため、握力に関しても種類で違いがあると考えられます。大きな熊ほど力が強く重たさもあるので、襲われたら大変です。

また、種類によって凶暴性の強さも異なります。日本ではヒグマが凶暴な熊として恐れられていますが、よほど空腹であったり刺激したりしなければ襲いかかってくることはありません。ホッキョクグマ・アメリカグマ・ヒグマは、エサが目の前に見えると凶暴化します。人間に対しては、人を食べたことがある熊でない限り、興味や縄張りの話で近付いてくる程度でしょう。

ゴリラ

ゴリラの推定握力は400キロ~500キロで、熊よりもはるかに高い握力を持っていると言われています。確かに見た感じ筋肉質で黒色の姿は威圧的でもありますが、繊細ですぐに攻撃することはないので、ゴリラが嫌がるようなことや刺激するようなことをしなければ、その握力でどうこうなることはありません。基本的に、群れや守るため・群れの中で起きる争いを治めるために力を使います。

また、チンパンジーやオランウータンも握力が強いです。チンパンジーは200キロ~300キロですが、オランウータンは400キロ~500キロとゴリラと同等レベルの握力があると推定されています。猿・ゴリラ・チンパンジー・オランウータンといったヒト科の動物たちが握力が強いということが判明しているので、ヒトである人間も鍛えれば鍛えるほど握力が強くなるということです。

コアラの握力は人間の平均くらい!

コアラの握力が1トンという説は嘘とされ、推定ですが10キロ~30キロ程度であると考えられています。最大30キロとしても女性平均握力と男性平均握力の間くらいですので、動物界の中で考えれば強いには強いのですが、それほど強いわけではないということになります。

1トン無いことにガッカリするのか、可愛らしい姿のイメージを壊さない程度の握力でホッとするのかは個人の自由ですが、コアラの握力1トン説は真実ではないという話が有力です。ただし、握力が動物界の中では強く、立派な爪も生えていますので、扱い方には注意をしてください。

Related