初心者でも簡単！ウーパールーパーの飼い方｜餌/水槽/水温

ペットとしてのが高く、ペットショップなどでも見かけることも多いウーパールーパーですが、育て方が難しそうでなかなか飼育にまでは踏み出せない、という方もいるでしょう。

しかし、ウーパールーパーは両生類のサンショウウオの仲間で、意外と丈夫な動物なので、ペットとして長くて10年程度も飼うことができます。そんなに高くはなく、ペットとして案外手を出しやすい生き物でもあります。

今回は、ぷにぷにとした見た目がかわいらしいウーパールーパーを飼ってみたいという方のために、ウーパールーパーの飼い方をご紹介します。

じつは、ウーパールーパーの飼い方は意外と簡単でシンプルです。しっかりとした基本を押さえれば、育てやすいペットとして飼うことができます。水槽や水温計、基本の餌や酸素を水中に送り込むためのエアレーションなどを揃えれば飼うことができるので、とても手軽です。

いくつかの注意点をしっかりと守れば、かわいいウーパールーパーを元気に育てることができます。ここからは、実際にウーパールーパーを飼育する際の注意点を見ていきましょう。

ウーパールーパーの餌としては、専用の人工飼料がありますのでそれを与えるとよいでしょう。ウーパールーパー専用につくられた餌ですので、ウーパールーパーに合わせて、柔らかさなどを工夫し、食べやすく作ってあります。栄養バランスが整えられているのも、人工飼料の特徴です。常温でも保存ができますから、非常に便利です。

そのほかにも、ウーパールーパーは小エビやメダカ、イトミミズなどの生き餌を食べることができます。こちらは、人工飼料に比べ取り扱いにくいですが、たまに与えるとウーパールーパーが喜びます。バランスを考えて、専用の人工飼料を中心に与えるようにし、生き餌などはたまに取り入れるとよいでしょう。

また、冷凍なので取り扱いやすく、ウーパールーパーが食べてくれやすいので優秀な餌が、冷凍アカムシです。好き嫌いのあるウーパールーパーでも抵抗なく食べてくれることが多いので、若くちいさいウーパールーパーには、冷凍アカムシと人工飼料を様子を見ながら与えてみるとよいでしょう。

また、ウーパールーパーは案外大食いな生き物です。餌の種類によって与えるべき適切な量は変わってきますが、一日一回、同じ量の餌を与えるようにしましょう。糞の量や食べるスピード、お腹の張り具合などをよく観察し、その個体にあった量の餌を与えることが大切です。

大食いとはいえ、ウーパールーパーは餌を残すことがあります。適切な量を見極めて与えた上で、ウーパールーパーが餌を食べ残した際は、必ず速やかにのこった餌を取り除きましょう。食べ残しは水を汚す原因になりますから、しっかりと食べ残しの掃除をすることが重要です。

ウーパールーパーは水の中で生きる生き物ですので、陸地などの設備は必要ありません。普通の水槽で飼うことができます。また、淡水で飼育できるので、海水を用意する必要はありません。後ほどふれますが、カルキ抜きをした淡水でウーパールーパーを飼育するようにしましょう。

また、冬場は比較的元気なウーパールーパーですが、夏が苦手です。ウーパールーパーは水温が高いと弱ってしまいます。水温調整をしっかりと行うことが、ウーパールーパーを元気に飼育するためにも非常に重要です。

日当たりのよすぎる場所に水槽を置いたり、部屋の気温が高いところで飼育すると、あっという間に水温が上がってしまいます。水温が高くなりすぎる前に、氷を袋に入れて水槽に入れるなど、工夫をして水温の調整をするようにしましょう。

ウーパールーパーの飼い方がわかりやすく初心者向けに書いてある本として、こちらの『ウーパールーパー【やさしい飼い方】』がです。ウーパールーパーの飼い方の入門書として基本的なことが網羅されていますし、マニアックな情報も掲載されており、写真も多く読み応えがあります。