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初心者でも簡単!ウーパールーパーの飼い方|餌/水槽/水温

更新日:2023年12月01日

ペットとしてのが高く、ペットショップなどでも見かけることも多いウーパールーパーは、正しく飼えば長くて10年飼育できる生き物です。ぷにぷにとした見た目がかわいらしいウーパールーパーを飼ってみたいという方のために、ウーパールーパーの飼い方を見ていきます。

初心者でも簡単!ウーパールーパーの飼い方|餌/水槽/水温
ウーパールーパーは水槽で飼育することができます。成長に合わせて、水槽のサイズも大きくしていくことが重要です。ウーパールーパーが若いうちはサイズの小さい容器でも問題ないですが、最終的には30センチほどの大きめの水槽で育てるようにしましょう。

また、水槽のほかに、餌や水温計、塩素中和剤なども必要です。酸素の供給や水質の維持のために、ろ過器もあると便利でしょう。また、土管などの前にも後ろにも穴が開いている隠れ家を設置すると、ウーパールーパーにとって過ごしやすい環境にります。水に酸素を混ぜるために、エアレーションを設置するとよいでしょう。

ウーパールーパーを飼う際は、水の中に汚れが残らないようにします。食べ残しなども汚れの原因になりますので、適切な量の餌を与えるようにしましょう。食べ残しはそのままにせず、しっかりと取り除くようにします。その際、スポイトなどがあると便利です。

ウーパールーパーの飼い方として、水を綺麗に保つためになのが、水槽の水を全て入れ替える方法です。小さなウーパールーパーを小さい水槽で飼う場合は、全量の水を基本的に毎日変える方法が適しています。水の量が多い場合は、2日に一回でも大丈夫な場合もありますので、様子を見ながら変えるようにしましょう。

全ての水を抜いて、容器を洗い、新たな水を入れるようにします。水は餌を与えてから2~3時間後を目安に変えるようにしましょう。また、後ほども触れますが、水は必ずカルキ抜きをしたものを適切な温度にしてから変えるようにしましょう。

水道水

ウーパールーパーの飼い方で重要なのが、水道水のカルキ抜きです。水道水を利用してウーパールーパーを飼育したい場合、このカルキ抜きの工程をさぼってしまうと、水質がウーパールーパーに合わず非常に危険です。必ず、ウーパールーパー用の水はカルキ抜きをしたものを使用するようにしましょう。

カルキというのは塩素のことで、普通の水道水には塩素が含まれています。これは、水の中の細菌を殺すためのもので、人間が飲むぶんには問題のないものなのですが、ウーパールーパー用の水に塩素が残ったままだと、体に合わずすぐに弱ってしまいます。

手軽なカルキ抜きの方法として、ペットショップなどで販売されている塩素中和剤を水道水に混ぜるというものがあります。塩素を抜くというよりは、水を中和させてウーパールーパーの飼育用に無害にする方法です。すぐに水を変えたいという場合は、この塩素中和剤によるカルキ抜きを行いましょう。

手軽にカルキ抜きができるとはいえ薬剤ですので、むやみな量を入れるのではなく、注意書きをよく読み、適量を水道水に混ぜるようにしましょう。

カルキ抜きは、水道水をくみ置きすることなどでも行うことができます。これは、水よりも塩素のほうが蒸発が早いためです。バケツなどに水道水をくんで、そのまま長時間おいておくだけですので、比較的簡単にカルキ抜きを行うことができます。日当たりのよい場所に置いておくことで、効率よくカルキ抜きができます。

水温

ウーパールーパーの飼育のためには、適した水温があります。ウーパールーパーには、15~20℃くらいの水温が適していますので、水温は変動があっても、10~25℃の間を保つように気をつけましょう。水温計を設置し、しっかりと調整するようにします。

特に、夏場など気温が上がってしまう時期は、水温が高くなりすぎないように気をつけるようにしましょう。ウーパールーパーの飼育にとって水温は大切な要素ですので、元気に育てるためにもこまめに水温をチェックしましょう。

ウーパールーパーの卵の飼い方

ウーパールーパーのオスとメスをひとつの水槽で飼育すると、卵を産むことがあります。ウーパールーパーは、冬から春へと季節が移り変わる時期に卵を産みます。冬が来たと思い込ませるために、水温を5~10℃に保った状態で2週間~1ヶ月程度過ごさせ、メスのお腹が膨らみ、オスの総排出口が膨らめば、産卵の兆候があります。

この状態で徐々に水温を上げていけば、繁殖行動が始まります。オスが排出した精包を無精卵を持っているメスが取り込めば、48時間以内に受精卵に変わり、そこから24時間~72時間くらいかけて卵を産みます。卵が産みやすいように、水草などを配置するようにしましょう。

卵を見つけたら、水草ごと別の容器や水槽に入れ替えて飼育します。卵は衝撃に弱く、水流などにも弱いので、丁寧に扱うようにします。卵のなかには無精卵が混ざっている場合があり、無精卵には水カビがつくので、取り除きましょう。卵用の水槽にも、エアレーションを設置しましょう。

ウーパールーパーの赤ちゃんの飼い方

ウーパールーパーの赤ちゃんは1センチほどの大きさで、卵から2週間ほどで出てきます。すぐに餌を食べますので、生まれたばかりの赤ちゃんにはブラインシュリンプを与えましょう。赤ちゃんは食べ残しがあることが多いですから、すぐに食べかすを取り除いて、水質を維持しましょう。

1週間ほどで前足が生え、倍近くに成長します。生後2週間ほどすると、アカムシなども食べるようになりますので、与えてみるとよいでしょう。また、この2週間ほどで体の大きさに個体差が生まれると、共食いが始まる危険性がありますので注意します。共食いを防ぐために水槽をわけましょう。

ウーパールーパーは一度に200個を超える卵を産みます。その多くが孵化しますから、すごい数のウーパールーパーが生まれることになります。

温度調整や環境を整えることができれば、卵から育てることが可能なのも、ウーパールーパーの魅力です。きちんと育てられる準備をしてから、計画的に繁殖させるようにしましょう。

ウーパールーパーを飼ってみましょう

ウーパールーパーは、水温や水質などに気をつければ簡単に飼育することができます。この機会に水槽などをそろえてみて、かわいらしい表情に癒やされること間違いなしのウーパールーパーを、おうちに迎えてみましょう。

初回公開日:2017年11月09日

記載されている内容は2017年11月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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