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ペットにイモリの種類7種|イモリの飼育方法もご紹介!

更新日:2023年12月23日

イモリは北半球の大陸全域に生息する両生類であり、その寿命は比較的長いものです。日本固有種であり日本本土全域に生息するアカハライモリは初心者に最もできる種類であり、水棲両生類の飼育入門としても最適な種類だと言えます。

ペットにイモリの種類7種|イモリの飼育方法もご紹介!
シナイモリ(チュウゴクイモリ)は中国固有種のイモリです。見た目はアカハライモリによく似ていますが、発達した耳腺と喉にできる明瞭な横皺が見分けるポイントです。

シナイモリは国外産のイモリですが、すぐ近くの中国原産のため価格は南方諸島原産のシリケンイモリと同じぐらいで流通しています。

生態などはアカハライモリとほとんど同じなため、アカハライモリの飼育方法をそのまま流用して問題ありません。

シナイモリについて

  • 分布:中国中東部
  • 生態:水棲
  • 特長:発達した耳腺と明瞭な喉の皺
  • 価格:500~1000円

4:イボイモリ

イボイモリはシリケンイモリと同様南方諸島に生息するイモリであり、天然記念物に指定されています。そのため捕獲・譲渡は法律で禁止されており、現在流通しているものは繁殖個体のみです。

絶滅危惧Ⅱ類に分類され、生息地である鹿児島県と沖縄県の両方で天然記念物に指定されているため、近年希少価値が上昇しているイボイモリは国内産のイモリですが値段は少し高くなっています。

基本水棲のシリケンイモリに対して基本陸棲のため、飼育の際はシナイモリと同様に湿度の高い陸地を用意しましょう。

イボイモリについて

  • 分布:奄美諸島及び沖縄諸島
  • 生態:陸棲
  • 特長:対側面の隆起と体表に突出する程発達した肋骨の突起
  • 価格:3000~5000円

5:ファイアサラマンダー

ファイアサラマンダーは国外産イモリとしては最もポピュラーな種類のイモリです。その特徴的な模様がであり、模様によって価格が大きく上昇する個体もいます。

ファイアサラマンダーはヨーロッパ全域の山地に生息するほぼ完全陸棲のイモリであり、古くからヨーロッパの人々に知られており、ファンタジーなどで見られる「火の精霊サラマンダー」のモデルにもなったほどヨーロッパでは有名な種類です。

国外産のイモリとしては最も多く流通している種類であり、水替えも最小限で済み飼育も容易なため、初心者にもできます。

ファイアサラマンダーについて

  • 分布:ヨーロッパ全域
  • 生態:陸棲
  • 特長:背部の特徴的な黄色系統の色からなる模様
  • 価格:10000~50000円

6:マダライモリ

マダライモリはフランス南西部からスペイン北部にかけて生息するイモリです。見た目の鮮やかさからファイアサラマンダー同様に国外産イモリの中でも特にの高い種類です。

ファイアサラマンダー同様ほぼ完全陸棲のため、飼育に関しては湿度と温度の管理さえ気を付ければ非常に容易です。

生息地が多少狭いため、価格や流通数に関してはファイアサラマンダーよりも少し手が出し辛いですが、の種ということもあって多くの販売業者が取り扱っています。

マダライモリについて

  • 分布:フランス南西部及びスペイン北部
  • 生態:陸棲
  • 特長:背部全体に広がる緑色の模様
  • 価格:20000~30000円

7:イベリアトゲ イモリ

イベリアトゲ イモリは非常に特徴的な「皮膚から肋骨を飛び出させる」という防御行動をとるイモリです。またイモリ科でも最大の大きさとなる30cmまで成長するため、大型種を飼育したいという場合はです。

大型種のため比較的高温にも耐えられますが、それでも水温が30℃を超えると危険なため、夏場の飼育には注意しましょう。

また最大の特徴である防御行動は非常に興味をそそられるものですが、再生するからといってむやみに接触して防御行動をとらせることは控えましょう。

イベリアトゲ イモリについて

  • 分布:イベリア半島及びモロッコ
  • 生態:水棲
  • 特長:敵からの接触に対してとる、皮膚から肋骨の先端を突き破る防御行動
  • 価格:10000~20000円

イモリの飼育方法や種類を知って参考にしよう!

イモリは日本だけでなく、世界中で古くから親しまれている両生類です。ペットとしての流通も広く行われています。

日本国内では固有種のアカハライモリや、国外産イモリのファイアサラマンダーが比較的多く飼育されており、販売店やイベントなどでは多くの情報が共有できます。

飼育のしやすさや見た目の美しさ、何より自分が一番興味を惹かれた種類のイモリを飼うことをお勧めします。

初回公開日:2019年08月20日

記載されている内容は2019年08月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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