Search

検索したいワードを入力してください

ウーパールーパーがひっくり返るのはなぜ?原因と対処法について解説

更新日:2024年01月26日

ウーパールーパーがひっくり返るのはなぜでしょうか?本記事ではウーパールーパーがひっくり返る原因や対処法、飼育する時に注意すべき点について解説します。愛しいウーパールーパーがトラブルなく長生きできるよう、ぜひ役立ててください。

ウーパールーパーがひっくり返るのはなぜ?原因と対処法について解説
「ウーパールーパーがひっくり返るのはなぜ?」
「ひっくり返る時、どうしたら良いの?」
「長生きさせるための対策法が知りたい」
ウーパールーパーについて、このような悩みはありませんか?

ウーパールーパーは、愛らしく見る人を癒してやまない姿と、あまり手をかけることなく気軽に飼育できる点が人気でよく飼育されています。

本記事では、ウーパールーパーのひっくり返った時の対処法や、飼育するにあたり気をつけるべきこと、さらには長生きさせる対策についてもあわせて解説しています。

読んだ後は、自信をもってウーパールーパーの飼育ができるようになるでしょう。愛しいウーパールーパーをトラブルなく長生きさせるために、ぜひご一読ください。

ウーパールーパーがひっくり返る?



愛らしい顔が人気のウーパールーパーといえば、1980年代の大ブームを思い出す人も多いでしょう。初めての人にも飼育しやすいため、今も飼育している人が多い人気のペットです。

飼育している可愛いウーパールーパーがある日突然ひっくり返って水槽に浮かんでいる、もしくはひっくり返った状態で水槽の底に沈んでいる、そんなことが起こりうることをご存知でしょうか?

こんな時、どうしたら良いのでしょうか?

ウーパールーパーがひっくり返る原因は?



ウーパールーパーがひっくり返るのは、実はお腹にガスがたまっていたり、水槽環境が良くないなど飼育環境によるもので、いい状態ではありません。

ここではウーパールーパーがひっくり返る原因について解説します。

お腹にガスがたまっている

ウーパールーパーがかかりやすい病気とされるぷかぷか病をご存知でしょうか?

ぷかぷか病にかかると水面にぷかぷか浮くような症状が起こります。こうなると、餌を食べることはできなくなります。また、身体を戻そうとすることで体力を消耗し、終には衰弱死してしまうこともある怖い病気です。

特に赤ちゃんのウーパールーパーは身体が軽く、体力もあまりないため、死亡する原因となりやすい病気なので注意が必要になります。

ぷかぷか病の原因はウーパールーパーのお腹にガスがたまることです。対処法は後に解説します。

水温

ウーパールーパーが水槽の底でひっくり返る場合は、水温が高過ぎることが考えられます。

ウーパールーパーは自分で体温調節することができません。高い水温に弱い生き物です。そして、水温が高いとお腹の発酵もしやすくなります。

また、急激な温度変化も体を弱らせる原因になります。水温を下げてあげようと氷などを入れる人がいますが、急激に水温が下がるとウーパールーパーに負荷をかけてしまうのです。

安定した適当な水温は飼育する上で特に注意すべき点と言えるでしょう。

ウーパールーパーがひっくり返ってしまった時の対処法は?



ウーパールーパーはひっくり返ったままでは餌を食べることができず、弱ってしまいます。浮いたまま動かないような時は、バランスをとろうとしてかなり体力を消耗している状態と思われます。

こういう時は、水位を下げることが有効ですが、水槽内の水を抜いて水位を下げると、水量が減り、空気不足や水質悪化の原因になるのでやめましょう。

隔離ケース(水槽内で他の生き物と隔離する用途の物)にウーパールーパーを入れて水面近くになるように設置すると、ウーパールーパーは安定した状態になり、エサも食べやすくなるでしょう。

飼育環境や餌を見直す対処法について以下に解説します。

飼育環境を見直す

前述の通り、ウーパールーパーを飼育する上で水温は非常に注意が必要です。

特に日本の夏場はウーパールーパーには、大変厳しい環境です。クーラーや扇風機を利用しましょう。エアコンと水面に風を当てる扇風機を併用することで気化熱が働き、効果的に水温を下げることができます。また、地域にもよりますが、冬場はヒーターを使いましょう。

ウーパールーパーは急激な温度変化に弱く、1日のうちでも温度差が激しい環境では弱ってしまう原因になります。水換えの時の水温も合わせるようにしましょう。

一般的に、生きていられる温度は5~25度ですが、理想的な水温は15~20度とされています。それくらいの水温を維持できるような環境を整えましょう。

餌を見直す

ウーパールーパーがひっくり返る原因の一つはお腹にガスがたまることですが、ガスがたまる原因は餌となる人工飼料です。

人工飼料に入っている小麦粉やでんぷんなどがウーパールーパーの体内で長く残ってしまうとそれが発酵してぷかぷか病を引き起こす原因になります。

人間でもサツマイモを多く食べるとお腹にガスが溜まることがよくありますが、同じことがウーパールーパーに起きているイメージです。

ぷかぷか病になった時は、人工飼料を与えている場合はそれが原因なので、中止して冷凍赤虫などに切り換えましょう。

ウーパールーパーの身体が溶けるって本当?



ウーパールーパーの手足やエラなどの末端部分が溶けてただれることがあります。これは、体表の細胞組織が壊死し、その部分が溶けていると考えられています。

溶ける原因は、ウーパールーパーの体調不良であり、主に水質の悪化や高温と考えられるでしょう。水換えを怠った、サイズに対して水槽が小さい、小さい水槽に複数飼育している、などの原因により、水質は悪化します。

実は、ウーパールーパーは再生能力が大変優れており、適切に処置をすれば、溶けた部分をハサミやカッターで切除してもきちんと再生します。ただし、手当が遅れるなどがあった場合、元通りに再生せず歪んでしまうこともあるのです。

日頃から適切な水換えや温度管理をしてあげましょう。

ウーパールーパーの寿命は?



ウーパールーパーは意外に長生きな生き物です。平均で約8年、長いもので10~20年も生きます。海外では25年生きたという記録もあるのです。一方で、数年で死んでしまった、という話もよく耳にします。寿命を左右するのは一体何なのでしょうか?

実は、飼育環境がウーパールーパーの寿命に大変大きく関わっているのです。ペットとして飼育されたウーパールーパーは適切な飼育環境でないことが多く、早くに亡くなってしまうことが多いと考えられます。

適切な飼育環境について、以下に詳しく解説していきます。
次のページ:ウーパールーパーがひっくり返る原因を知っておこう

初回公開日:2022年08月16日

記載されている内容は2022年08月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related