両生類と爬虫類の違いとは?特徴を見極めて区別できるようにしよう!
更新日:2024年07月11日
「両生類と爬虫類ってぬるぬるにょろにょろしたやつ?」
「爬虫類って恐竜の仲間なの?」
「オタマジャクシは両生類?」
普段、あまり接していないと、両生類と爬虫類の区別って難しいですよね。
この記事では、両生類と爬虫類の違いについて徹底解説いたします。それぞれの代表的な動物を挙げているのでイメージをつかみやすいでしょう。さらに、生物としての特徴を詳しく書いていきます。
この記事を読んでいただければ、今まで見分けがつかなかった身近な生物が、両生類か爬虫類かわかるようになります。ヤモリとイモリなどの似ている生物も区別がつくようになるでしょう。
両生類と爬虫類の基本的な特徴と違いを知って、あなたも周りから一目おかれる存在になりましょう。
「爬虫類って恐竜の仲間なの?」
「オタマジャクシは両生類?」
普段、あまり接していないと、両生類と爬虫類の区別って難しいですよね。
この記事では、両生類と爬虫類の違いについて徹底解説いたします。それぞれの代表的な動物を挙げているのでイメージをつかみやすいでしょう。さらに、生物としての特徴を詳しく書いていきます。
この記事を読んでいただければ、今まで見分けがつかなかった身近な生物が、両生類か爬虫類かわかるようになります。ヤモリとイモリなどの似ている生物も区別がつくようになるでしょう。
両生類と爬虫類の基本的な特徴と違いを知って、あなたも周りから一目おかれる存在になりましょう。
両生類と爬虫類の違いが知りたい!
ワニが爬虫類であるのは知っていらっしゃる方も多いでしょう。カエルが両生類というのもなんとなくわかりますね。
しかし、あのぬるっとしたイメージのトカゲはどうでしょう?さらに、よく水槽で飼われているウーパールーパーとなると、どちらかわからないだけでなく、魚類かもと思っている方もいらっしゃいませんか?
両生類と爬虫類、違いを徹底的に解説します。
しかし、あのぬるっとしたイメージのトカゲはどうでしょう?さらに、よく水槽で飼われているウーパールーパーとなると、どちらかわからないだけでなく、魚類かもと思っている方もいらっしゃいませんか?
両生類と爬虫類、違いを徹底的に解説します。
両生類の特徴とは
両生類は約3億6000万年前に魚類から進化しました。成体は肺を持ち、陸上で生活が可能になった初めての動物であるだけでなく、四肢を持った初めての動物でもあるでしょう。肺と四肢の有無、これは魚類と魚類以外の脊椎動物の大きな違いです。
爬虫類、鳥類、哺乳類はみな両生類から進化しました。そもそも、陸上に上がらなければ、他の生物は発生しなかったわけですから、当然と言えます。
両生類は呼吸方式だけでなく、卵や見た目にも特徴があります。以下で詳しく解説いたします。
爬虫類、鳥類、哺乳類はみな両生類から進化しました。そもそも、陸上に上がらなければ、他の生物は発生しなかったわけですから、当然と言えます。
両生類は呼吸方式だけでなく、卵や見た目にも特徴があります。以下で詳しく解説いたします。
代表的な両生類の動物
脊椎動物亜門両生綱に属する生物の総称が両生類です。その代表的な生物としては、各種の無尾目のカエル類、有尾目のサンショウウオ、イモリなどがいます。
身近なところでは、水辺に棲むアカハライモリやアマガエルなどでしょうか。ウーパールーパーも両生類です。
あまり見かけることはありませんがアシナシイモリという両生類もいて、一見ヘビのように見えますが、特徴を見ればその違いで両生類であることがわかります。
身近なところでは、水辺に棲むアカハライモリやアマガエルなどでしょうか。ウーパールーパーも両生類です。
あまり見かけることはありませんがアシナシイモリという両生類もいて、一見ヘビのように見えますが、特徴を見ればその違いで両生類であることがわかります。
えら呼吸と肺呼吸の両方を使う
両生類の幼体はどれもオタマジャクシ状で、えら呼吸をします。水面に上がって呼吸する必要はありません。水面に出なければ呼吸できないワニなどの爬虫類との大きな違いです。ウーパールーパーの顔の横にあるふさふさしたものもえらです。
両生類の成体は肺呼吸と皮膚呼吸をしています。えら呼吸に頼らなくなったことで、陸上生活が可能になりました。ただし、皮膚呼吸をかなり行うため、皮膚の乾燥に弱く、多くの種は水辺に棲みます。
また、前述したウーパールーパーは幼体成熟するので、生涯えら呼吸のままです。
両生類の成体は肺呼吸と皮膚呼吸をしています。えら呼吸に頼らなくなったことで、陸上生活が可能になりました。ただし、皮膚呼吸をかなり行うため、皮膚の乾燥に弱く、多くの種は水辺に棲みます。
また、前述したウーパールーパーは幼体成熟するので、生涯えら呼吸のままです。
卵に殻がない
卵に殻がないのも両生類の大きな特徴です。両生類はゼラチン質に包まれた卵を通常水中に産みます。ゼラチンに包まれた卵から生まれ、オタマジャクシになり、脚が生えて成体になるのが一般的な両生類です。殻のある卵を産む爬虫類との大きな違いです。
しかし、一部のカエルは樹上などに産卵することが知られています。日本でもモリアオガエルがそのタイプです。樹上に産み付けられた卵でも殻はありません。
また、卵胎生の種類も多く存在します。サラマンダーはかなり成長した幼体を産卵することで知られています。
しかし、一部のカエルは樹上などに産卵することが知られています。日本でもモリアオガエルがそのタイプです。樹上に産み付けられた卵でも殻はありません。
また、卵胎生の種類も多く存在します。サラマンダーはかなり成長した幼体を産卵することで知られています。
滑らかな見た目
両生類の皮膚には毛やウロコなどはありません。見た目はとても滑らかで濡れています。
両生類の幼体は水中に棲むので濡れているのは当然ですが、成体も皮膚は常に濡れた状態です。成体は体表面の水分に空気中の酸素を取り込み、体内に送っています。種にもよるのですが、呼吸の大部分を皮膚呼吸に頼るものもいるため、体が濡れているか否かは死活問題です。
両生類の幼体は水中に棲むので濡れているのは当然ですが、成体も皮膚は常に濡れた状態です。成体は体表面の水分に空気中の酸素を取り込み、体内に送っています。種にもよるのですが、呼吸の大部分を皮膚呼吸に頼るものもいるため、体が濡れているか否かは死活問題です。
爬虫類の特徴とは
爬虫類は脊椎動物亜門爬虫綱に属する生物です。両生類から進化しました。一部を除いて変温動物です。
絶滅した恐竜・魚竜・翼竜も広義では爬虫類ですし、最近では鳥類も爬虫類に含めるべきだという意見もあります。実際、ワニ類は他の爬虫類よりも、鳥類との方が遺伝子的に近縁です。
ここでは混乱してしまうので、伝統的な分類の爬虫類について解説いたします。
絶滅した恐竜・魚竜・翼竜も広義では爬虫類ですし、最近では鳥類も爬虫類に含めるべきだという意見もあります。実際、ワニ類は他の爬虫類よりも、鳥類との方が遺伝子的に近縁です。
ここでは混乱してしまうので、伝統的な分類の爬虫類について解説いたします。
代表的な爬虫類の動物
現生爬虫類は、カメ、ワニ、有鱗目(トカゲ、ヘビ)、ムカシトカゲで分類されます。爬虫類は、約3億3000万年前に両生類から進化しました。
両生類のイモリとよく間違われるヤモリはトカゲの一種です。爬虫類にはわずか体長17mmほどの小さなヤモリから、体長6mほどで1tを超えるほど体重のイリエワニまで含まれます。遺伝子的にかなり多様な種が爬虫類に分類されています。
両生類のイモリとよく間違われるヤモリはトカゲの一種です。爬虫類にはわずか体長17mmほどの小さなヤモリから、体長6mほどで1tを超えるほど体重のイリエワニまで含まれます。遺伝子的にかなり多様な種が爬虫類に分類されています。
初回公開日:2022年07月08日
記載されている内容は2022年07月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。