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両生類と爬虫類の違いとは?特徴を見極めて区別できるようにしよう!

更新日:2024年07月11日

身近に見る小動物が両生類か爬虫類かわからない、そんなことはありませんか?お子さんに尋ねられて答えられないこともあるでしょう。この記事では両生類と爬虫類の違いを詳しく解説しています。あなたもワンランク上の知識を身につけてみましょう。

両生類と爬虫類の違いとは?特徴を見極めて区別できるようにしよう!

肺呼吸を使う

爬虫類は水辺から離れても生きていけるように進化しました。その結果、えら呼吸、皮膚呼吸は行わず、肺呼吸のみを行います。これは、大人と同じ姿で生まれてくる幼体も同じで、生涯を通じて肺呼吸です。両生類との大きな違いでしょう。

ワニやウミガメなど、基本的に水中で生活する種であっても、肺呼吸の生物である以上、呼吸のためにたびたび水面に出てくる必要があります。ワニの鼻はそのために突出した形態に進化しているほどです。

卵に殻がある

一部淡水や海水の世界に戻っていったとはいえ、爬虫類は基本的に陸上に適応した動物です。卵も乾燥に適応して卵殻を持つようになりました。

爬虫類の卵は皮革質か石灰質の殻を持っています。両生類との大きな違いと言えるでしょう。殻を持つことによって、爬虫類の卵は乾燥に強くなり、爬虫類はより陸上生活に適応していきました。

ウロコや甲羅がある

爬虫類には乾いた皮膚があります。濡れた皮膚の両生類との大きな違いです。爬虫類の体表はケラチンでできた硬いウロコに覆われています。このウロコによって爬虫類の体は乾燥から守られているわけです。しかし、魚類のウロコと違い一枚一枚はがれることはありません。

また、カメは骨格とウロコが一体化した甲羅を持ちます。爬虫類は一般的に全身の脱皮をしますが、カメの甲羅もまた脱皮します。

両生類と爬虫類を見極める方法


両生類と爬虫類を見極めるにはいくつかのポイントがあります。

まず、大きな違いとして、両生類の卵には殻がありません。両生類は水の中に卵を産む必要があり、水辺で生活することを余儀なくされています。爬虫類は陸に卵を産めるので水辺から離れていても生活できます。

また、両生類は皮膚が濡れていますが、爬虫類は乾いているのも大きな違いです。ぬるっとしたイメージのヘビも触ってみるとさらさらの皮膚をしています。この皮膚の違いも陸にどれだけ適応できているかの違いになっています。

さらに、彼らの幼体は、両生類は四肢のないオタマジャクシですが、爬虫類は成体がそのまま小さくなった形をしているのです。

特徴を見極めて両生類と爬虫類を区別しよう

両生類と爬虫類の区別が理解できたでしょうか。魚類から進化して陸でも生活できるようになったけれど、完全な陸棲ではない両生類と、その両生類から進化して完全に陸棲となった爬虫類、そう理解すれば大丈夫です。

里山などで小さな彼らを見つけたら、どちらなのか考えてみてください。この記事を読んでくださった方なら見分け方は身についているのではないでしょうか。

特徴を見極められれば、両生類と爬虫類を区別することができるでしょう。

初回公開日:2022年07月08日

記載されている内容は2022年07月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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