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知能が高くおしゃべり上手!ヨウムの生態から飼い方まで徹底解説

更新日:2024年03月05日

とても賢くておしゃべり上手なヨウムは、コンパニオンバードとしても大の大型インコです。美しい紅色の尾羽も魅力です。の上昇に伴い、手に入りづらくなっていますが、果たして飼いやすい鳥と言えるのでしょうか。性格や特徴、飼い方のポイントなど、ぜひご一読下さい。

知能が高くおしゃべり上手!ヨウムの生態から飼い方まで徹底解説

ヨウムとは?

ヨウムは、アフリカ西海岸の森林地帯に分布する大型インコです。 体色はグレーで、目の周りから鼻にかけての白色、尾羽の鮮やかな紅色がとても美しい鳥です。

この記事では、ヨウムについて詳しくご紹介して行きます。

ヨウムの種類

ヨウムにはノーマルタイプに加えて、2種類の亜種があります。 それは、「コンゴヨウム」と「 コイネズミヨウム」の2種類です。

「コンゴヨウム」とノーマルの違いは大きさです。カラーにはほとんど違いがなく、大柄なヨウムがコンゴヨウムとされます。日本では特に区別されていません。

「コイネズミヨウム」はノーマルと比べてやや小柄で、全体的に灰色が濃く、紅色の尾羽と、上クチバシにある淡い褐色の部分が特徴です。ノーマルとの違いは、黒いクチバシで簡単に見分けることができます。

種類によって飼い方に大きな違いはありません。

ヨウムの値段

ヨウムの値段は平均して20~40万円程度です。しかし、今後価格は高騰すると考えられます。

人によく懐き、簡単な意思疎通もできると言われるヨウムと人間の付き合いは歴史的にも古く、年々高まるとともに乱獲が激しくなりましたその結果、2017年にワシントン条約の締結によって学術研究目的以外では商業取引が禁止になりました。

今後ヨウムは輸入されず、ブリーダーによって国内で広まり、国に登録された登録証を持つ個体のみ取引が可能となります。そのため、将来的に非常に入手しづらくなると予想されます。

ヨウムの大きさ

ヨウムの体長はオス・メスともに約33cm、体重は300~500g程度です。オスとメスの個体差は見た目にはほぼありません。そのため、見た目で判別するのは難しいと言われます。

オスはメスに比べて体が若干大きく、目が丸い傾向があります。メスはオスに比べて頭が丸く首が細いと言われ、若干小さい傾向にあります。

また、生息地により大きさが異なると言われており、コンゴヨウムは大きめ、コイネズミヨウムは小さめです。鳥のペットとしては中型から大型の部類になります。

性別によって飼い方が変わるということは特にありません。

ヨウムの寿命

ヨウムの寿命は、平均50年と言われています。

つまり、ヨウムを迎えるには自分の寿命と照らし合わせる必要があるということです。ヨウムの命が尽きるまで面倒を見てあげることができるのか、自分の人生の計画を立てた上で迎え入れる覚悟が必要です。

一般的に鳥類は寿命が長いと言われますが、その弊害か、飼い主に先立たれて施設に預けられる鳥が増えていると言います。

そんな悲しい結果にならないためにも、家族で協力し合って面倒を見ることはもちろん、一緒に添い遂げるぐらいの気持ちで迎え入れる飼い方をしましょう。

ヨウムの性格

ヨウムは温厚な性格で、人によくなつきます。 また頭がよく、おしゃべりがとても上手です。個体差はありますが、言葉を理解しコミュニケーションが取れるヨウムもいると言われます。

「行ってきます」と声をかければ、「イッテラッシャイ」と答える朝の日常は、よくある光景とも言われています。ヨウムが特になのは、そんな意思疎通ができる賢さも大いにあるでしょう。

その一方で、寂しくて不安やストレスを感じることがあります。飼い主に慣れると、飼い主以外の人には人見知りをするような繊細な性格も持ち合わせています。

ヨウムはペットとして飼いやすいのか

ヨウムは、大型のオウムやインコの中でも特にです。しかし、鳴き声の大きさや凶暴さ、あるいは温度管理の難しさなど、飼い方が気になる方も多いでしょう。

以下で、ヨウムの飼い方のポイントを見ていきましょう。

ほかの大型の鳥よりも飼いやすい

大型のオウムやインコは体が大きい分、鳴き声もかなり大きく、声の大きさはおよそ80dBと言われ、騒音レベルと考えられます。

その点、ヨウムは他の大型種に比べて鳴き声は控えめと言われ、比較的飼いやすい鳥と言えます。とはいえ、セキセイインコなど小型のインコと比べるとやはり大きいので、騒音対策は必要です。

ヨウムは夜明け前と夕方によく鳴きますが、それは自分の居場所を仲間たちに知らせる本能です。

改善策としては、ヨウムの名前を呼んだり返事をしてあげるなどして安心感を与えると、鳴き声を徐々に減らすことができます。

知能は5歳児ぐらい

ヨウムは非常に聡明で賢い鳥です。

5歳児程度の知能があると言われ、おしゃべりも得意です。簡単な単語や人の口まねだけではなく、簡単な会話もできると言われています。

たとえば、ヨウムが「オナカガスイタ」と言ったとします。飼い主が「何が食べたい?」と聞くと、「リンゴ」など、その時に食べたい物を答えるというから驚きです。

一方で、非常にデリケートで寂しがりやでもあります。人見知りな一面もありますが、たくさんの人に会うことで徐々に解消されるので、飼い方として根気が必要なことも頭に入れておきましょう。
次のページ:ヨウム飼育の注意点

初回公開日:2019年08月27日

記載されている内容は2019年08月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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