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ニワトリの飼育方法!ペットから家庭養鶏まで注意点や許可についても解説

更新日:2024年07月28日

ニワトリの飼育方法が知りたいという方はいませんか。この記事では、ニワトリの特徴・性格をはじめ、ニワトリの歴史やニワトリの種類、さらにはニワトリを飼育するために必要なものなどを詳しく紹介しています。ニワトリの飼育方法について興味がある方は、参考にしてください。

ニワトリの飼育方法!ペットから家庭養鶏まで注意点や許可についても解説
ペットショップなどでよく販売されているニワトリの代表的な種類は、ボリスブラウンです。

このボリスブラウンは、ペットとして飼育しやすく、丈夫なことから人気が高い種類になっています。

ボリスブラウン全体が茶色のニワトリで、オスはトサカが大きく色は薄色、またはうす茶色です。メスのトサカは小さく色は濃い茶色です。

攻撃的な性格ではないため、仲間同士の喧嘩やつつき合いなどもなく穏やかに飼育できるでしょう。

ボリスブラウンは多産で卵をよく産みます。産卵する年齢は3歳ぐらいがピークで、年間産卵数で330個ほど産卵する時期もあります。

しかし、ピークを過ぎると産卵数は減っていくので、残りの期間も大切に飼育する覚悟が必要です。

ヒヨコの時期のオスとメスの区別も簡単で、色が薄い方がオスで、濃い方がメスと、見た目で判断できることも特徴の一つです。

チャボ

チャボは、肉用鶏や採卵鶏とは違い、観賞・愛玩用のニワトリです。品種は非常に多く、コレクターや品評会があるなど、ペットとして飼育している人も多く見られます。

チャボは、羽色やトサカ、形や模様などの違いによって呼び方が違います。なお、色の特徴が出るのはオスの場合が多く、メスには該当しない場合もあります。

大きさは他種のニワトリより小型で、オスが700g程度、メスで600g程度です。観賞・愛玩用を目的として品種改良されてきたことから、性格は基本的に穏やかです。小型でおとなしいことから、室内飼いもできます。

卵を温めるのが得意で仮母もできるため、産卵時に卵のすり替えをしても、自分の卵と認識し温めて孵化させます。

飼育する際は、定期的な日光浴と動けるスペースを確保してください。可能であれば、毎日30分ほどの日光浴をし、動き回るスペースの確保や散歩をすることで、弱りやすい足腰の健康維持につながります。

烏骨鶏

烏骨鶏の特徴は、おとなしい性格に加えて栄養が豊富な卵を産む点です。年間産卵数60個ほどと、産卵回数が少ない貴重な卵は栄養価が高く、濃厚でおいしいと言われています。

皮膚、内臓、骨などが黒色なのも大きな特徴です。羽の色は白が多いですが、黒色の個体も存在します。トサカも特徴的で、黒く潰れています。

大きさはオスが1000g程度、メスで800g程度で、性格はとてもおとなしく温厚です。

烏骨鶏は室内飼いもしやすい種類のため人になつきやすく、ペットとして飼育しやすい点でもおすすめです。

貴重な卵を産んだ時の感動も格別でしょう。

尾長鶏

尾長鶏は、その名のとおり尾羽が長いことが大きな特徴です。オスの尾羽は最長で約13mまで伸び、傷がついたり抜かれたりしなければ伸び続けます。

色は茶色系の褐色種、白色だけの白色種、黒と白色の白藤種がいます。大きさはオスで1.8kg程度、メスで1.4kg程度と大きめの種類です。

尾長鶏は、置物などでも縁起物としての人気がある鳥です。高貴の象徴とされており、商売繁盛や良い運気が舞い込むとも言われています。

動物園では見られますが、一般飼育可能な種としては流通がないため、購入は専門業者に依頼する方法のみでしょう。

ニワトリを飼う目的

ニワトリは、観賞・愛玩用として飼育されるか、肉用鶏や採卵鶏のように家畜として飼育するかに分けられます。目的によって種類を選ぶと良いでしょう。

飼育難易度は様々ですが、どの種類もオスは朝に美しく鳴き、メスは卵を産みます。屋外飼育の場合は、居住地の気候に合わせて種類や飼育環境も考慮しましょう。

ここからは、ニワトリの飼育方法や飼育する際に必要なものや注意点などを紹介します。ぜひ参考にしてください。

愛玩・ペット目的の飼育

烏骨鶏やボリスブラウンなど、小型のニワトリは愛玩・ペット目的の飼育に向いています。

ただし、ニワトリを室内飼いする場合は排せつ物に注意が必要です。ニワトリはトイレを覚えられません。ケージから出して遊ぶときなどに、糞はなるべく早く掃除するようにしましょう。

養鶏の場合、屋外飼育もありますが飼育環境には注意が必要です。猫などに襲われる危険があるため、金属製のケージを用意しましょう。ペットショップなどではニワトリ専用のケージが入手しにくいため、専門店で購入することをおすすめします。

オスは早朝に大きな声で鳴くため、近所との騒音トラブルにも注意が必要です。この点は十分に考慮してください。採卵目的でメスのみ飼育する場合もあります。

ニワトリはヒヨコから育てると人に懐き、後ろを追いかけてきたり肩に乗ったりするようになります。とても可愛らしい仕草が見られるでしょう。

養鶏のための飼育

烏骨鶏やチャボなどのニワトリは、養鶏に向いています。鳥小屋を使った平飼や鶏舎での養鶏では、雄雌のつがいを飼育することで有精卵を採卵でき、繁殖もできます。

ただし、採肉目的で養鶏する場合は、素人では難しいため屠畜できる業者を調べておきましょう。

屋外飼育の場合は、大きなケージの準備などの初期費用がかかりますが、大切にしているペットが卵を産む感動と、その卵を食べる感動が味わえるでしょう。

卵の色が特徴的なニワトリの種類にアローカナがいますが、神秘的な青みがかった色の卵を産むことで知られています。
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初回公開日:2022年10月06日

記載されている内容は2022年10月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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