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野生・飼育別カラスの寿命|日本/100年/120年/死骸

更新日:2024年04月06日

カラスの寿命は100年、飼育下だと120年生きるという話を聞いたことはありますか?カラスの研究はまだまだ途中ですが、実際はそこまで寿命は長くありません。では実際の寿命はどのくらいでしょう。この記事では身近にいながら謎の多いカラスの謎に迫ります。

野生・飼育別カラスの寿命|日本/100年/120年/死骸

カラスを捕まえて飼う事はできない

カラスを保護する時は注意が必要

一番可能性の高いものとしては、繁殖期間に巣から落ちてきたカラスのヒナを保護するという事でしょう。しかし普通は飛ぶための訓練中で近くに親カラスがいて周りを警戒している事がほとんどです。下手に手を出すと攻撃対象とされてしまいます。

でも怪我をしていたり、親に放置されているようなヒナなら「傷病鳥獣の保護」として自治体に届け出をすれば、怪我が癒えて自分で飛べるようになるまで保護する事が可能です。

また「狩猟による捕獲」も適用できでます。実は狩猟期間内に「自治体が定めた区域内」で、「狩猟道具を使わず」素手や虫取り網などで保護したカラスならば、国から飼育許可証が発行されるので寿命まで飼育する事は可能です。

カラスのヒナはペットショップでも売っている!?

しかしカラスは犬猫よりも飼うときに手続きが必要なので、普通のペットショップで扱う事はないでしょう。昔はカラスのブリーダーもいてヒナを3万円ほどで売っていたようですが、今は入手が困難となっています。

ではどこのペットショップで売っているかというと、日本国内では見つける事はできません。日本ではカラスは害獣のイメージが強く、野生のカラスも多いので、わざわざ飼おう思う人も少ないからでしょう。海外のペットショップにはカラスを扱っている所もあります。海外から個人輸入という形で購入する事になります。

どのように入手したにせよ、カラスは一度飼ってしまうと野生に帰る事はありません。責任を持って寿命が尽きるまで看取りましょう。

カラスの飼育は覚悟が必要

カラスは仲間意識が強く、ヒナから保護したカラスが巣立った後も家に帰ってきたり、外に出るたびに肩や腕に止まって遊ぼうとするといった話を、国内外でよく聞きます。しかし本格的にペットとして寿命まで買うには覚悟が必要です。

まず体が大きい鳥なので、ヒナや若い時期はともかく、成鳥となったら飼育ゲージは不要となります。犬や猫のように室内を行き来できるようにしますが、ここで問題になるのが「フン」です。

鳥は少しでも体を軽くするために、飛び立つ瞬間にフンをして体重を軽くします。カラスも例外ではなく、すぐに家じゅうがフンだらけになるでしょう。

またカラスの餌は、九官鳥の餌に加えて、ビタミン補給のために小松菜や青菜を副食として与えるだけで十分ですが、カラスは体内に餌を貯めておく事はできません。1日でも絶食すると寿命を待たずに死んでしまうので注意が必要です。

日本のカラスの寿命

カラスとの共存

カラスは元々、世界中の神話に登場したり信仰の対象になっていました。しかし今のカラスは都会ではゴミを漁り、田舎でも田畑を荒らす害鳥として人々の悩みの種となっています。

ですがその生態をよく観察すると、仲間意識も強く、夫婦仲もよい、なんとも可愛らしい生き物に見えてきます。カラスの研究はまだまだ途中ですが、将来その研究を生かして、お互い迷惑をかけずカラスと上手く共存できる方法が見つかるでしょう。

初回公開日:2017年12月27日

記載されている内容は2017年12月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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