セキセイインコは鼻の色で性別がわかるのか？種類別の見分け方もご紹介

セキセイインコとは、オウム目、インコ科、セキセイインコ属に分類されるインコです。

オーストラリア原産の小型インコです。成鳥の体高は18㎝から23㎝で、体重は30gから40ｇです。野生のセキセイインコは、顔が黄色で体が黄緑色、頭から背中にかけて黒の縞模様が入っています。野生ではこの色のみしか存在しません。

ペットとしては色、模様のバリエーションは5000品種以上あるといわれています。平均寿命は5年から10年です。

小型インコの中では最もしゃべるのが得意です。基本的にはメスよりオスが言葉をよく覚えます。

セキセイインコは野生化では、群れで生活しているため社交的です。好奇心が強く人に懐きやすいです。一方で気まぐれな一面もあります。

和名は背黄青鸚哥と漢字で書き、日本に最初にきたセキセイインコの背中が、黄色と青色だったことから由来すると言われています。

英名ではbudgerigarと書き、黄色い頭と小さな頭を意味する、またはよいおうむを意味すると言われいます。

オスとメスで性格が違うのも特徴です。オスは人懐っこく寂しがり屋が多いです。鳴くことも多いです。メスはクールで一人遊びが得意です。鳴き声も静かです。

セキセイインコのお迎えを考えている人の中には、オスかメスを知りたい人もいるのではないでしょうか。セキセイインコは鼻の色で、比較的性別がわかりやすいインコと言われています。

しかし雛の時は区別がつきにくいです。生後半年くらいになると、品種や個体にもよりますが、鼻の色が変わり違いがはっきりしてきます。

性別にこだわっている人は、生後半年を過ぎたセキセイインコをお迎えすると良いでしょう。また確実に知りたい人はDNA検査が必要です。

セキセイインコのオスの見分け方は、オスは成鳥になると鼻が艶のある青色になります。

セキセイインコの鼻ですが、正式名称はろう膜と言います。雛の時は、ろう膜が薄いピンク色一色なのが、オスと言われています。

成鳥になると薄いピンク色が、青一色になります。また、ろう膜以外でもオスは脚の色が青みがかった色で、頭の形が丸みがあると言われています。

発情行動でも見分けることができ、オスの発情行動は、お尻を振りながらこすり付けてきたり、吐き戻しをしたりします。発情行動も参考に覚えておくと良いでしょう。

セキセイインコのメスの見分け方は、メスは成鳥になると鼻の色が、白っぽいピンクから茶褐色になります。

雛の時は、ろう膜がオスは薄いピンク一色ですが、メスは鼻の穴の周りが白っぽくなっています。また、ろう膜以外ではメスは脚の色が肌色っぽい色で、頭の形が平たい形と言われています。

難しい方法ではありますが、骨盤で見分ける方法もあります。メスはオスより骨盤の幅が広く、位置が低めです。

メスの発情行動は、お尻を持ち上げます。これをシャチホコポーズと言います。ろう膜が茶色くカサカサになるのもメスの発情の特徴です。

アルビノ、ルチノー、ハルクインのオスの見分け方は、ろう膜が艶のあるピンク、薄い青紫の均一な綺麗な色をしています。

アルビノ、ルチノー、ハルクインは産まれもった色素の関係で、ろう膜の色が青色になることはありません。ちなみにアルビノとルチノーは、黒色色素が欠損しているため、目は赤目です。

ろう膜の色が青色に変化しないため、アルビノ、ルチノー、ハルクインは、オスとメスの見分けが難しいと言われています。

つるつるとして、ぷっくりし艶があるのがオスとされています。

アルビノ、ルチノー、ハルクインのメスの見分け方は、ろう膜が白色やベージュです。

オスと同じで、雛のころからあまり変化がなく難しです。また、ろう膜の色は個体でも違うので、オスだと思ってお迎えしたら、メスで卵を産んでビックリしたと言う話も良く聞く話です。

メスはオスに比べると艶がなく、ガサガサしているとされています。性別判断は参考程度と考えてください。

発情行動や性格は変わりがないので、行動などで判別できる場合もあります。

セキセイインコの種類や色は5000種類以上と言われ、色々な色が存在します。ろう膜の色で、性別を見分けますが、品種や個体で違います。

また色だけではなく、ジャンボセキセイインコや羽衣セキセインコという品種もあります。ジャンボセキセイインコは、名前の通り一回り大きなセキセイインコです。

羽衣セキセイインコは日本で誕生した品種で、頭や背中の羽が巻き毛になっています。

下の表を参考に、オスとメスの判別にチャレンジしてみてはいかがですか。オパーリン、パイドは、ノーマルと同じような鼻の色をしています。