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うぐいすに似たヤブサメの特徴とは?生息地や鳴き声についても紹介

更新日:2024年01月05日

ウグイスに一見すると似ているヤブサメですが、鳥としての大きさとして似てはいますが、知れば知るほど、ヤブサメは、ウグイスとはかなり違う特徴を持っているということに気づかされます。この記事ではヤブサメの特徴などについて紹介いたします。

うぐいすに似たヤブサメの特徴とは?生息地や鳴き声についても紹介

ヤブサメの特徴1:外見・体型

ヤブサメは茶褐色で尾が短く最小の大きさの野鳥です。

ヤブサメの体の色はオスとメスに違いはなく、頭、背、翼、尾などの体の上側は茶褐色などの濃い色をしており、腹部は薄茶色の体毛をしています。

目の上の辺りに白い眉紋があり、その直ぐ下の目の辺りが黒みがかった色をしており、その色のコントラストはヤブサメの分かりやすい特徴と言えるでしょう。

ヤブサメは体長が10㎝くらいと最小の大きさで、尾と羽が短く、くちばしは濃い目の茶色をしており、足元はやや薄い茶色をしています。

ヤブサメの特徴2:寿命

ヤブサメの寿命は2~3年と言われています。

ヤブサメは狩猟鳥に属していない野鳥なので飼育できないので、ヤブサメの正確な寿命は把握されていません。

野鳥は厳しい環境の中で生息しているため、基本的には平均的寿命が短く2年も生きられない種類が多いです。

しかし、ヤブサメは野鳥でも渡り鳥なので、厳しい季節を乗り越える前に場所を移動することができ、結果として他の野鳥より寿命よりは長くなり、だいたい2~3年くらいではないかと言われています。

ヤブサメの特徴3:生息地

ヤブサメは、日本では北は北海道、南は九州の屋久島までを生息地にしています。

ヤブサメは渡り鳥なので、ロシアや中国、東南アジアなど他国にも生息地はありますが、ここでは日本の生息地を紹介しましょう。

北は北海道から道から南は九州の屋久島までの広範囲を生息地としています。広葉樹林などが生えている低い山の斜面や林、藪の中を好みます。

沢などの水辺にも行くこともあり、エサを求めて歩き回る姿を見かけることもあるでしょう。

ヤブサメの特徴4:生息環境

ヤブサメは主に緑の多い場所を生息環境にしています。

ヤブサメは低い山や平地などの緑の多い場所を目指して日本へ飛来します。山の中でも斜面のある林や藪の中を好み、巣作りなどをおこない、生息環境にしています。

警戒心が強い鳥なので、私たち人間の生活圏内で、ヤブサメはなかなか見かけることができません。ですが、ごくまれに山の中ではなく緑の多い公園などにも現れることがあり、馴染みのある場所でヤブサメの姿を見かけることもあります。

ヤブサメの鳴き声とは

ヤブサメは高音で虫のようなか細い鳴き声です。

ヤブサメはか細く「シシシシシ」と高くか細い声で鳴きます。その鳴き声は普段、耳にするような鳥の鳴き声とは違うので聞きなれないと虫が鳴いているように聞こえることでしょう。

また、ヤブサメの鳴き声は8から10kHzと、かなりの高周波で聞き取りづらい鳴き声をしています。しかも鳴き終わりに向けて、だんだんと声のトーンが上がっていくので、場合によっては、ご高齢の方には聞き取りづらい鳴き声をなっています。

ヤブサメを見るには?

ヤブサメを見るためには、どんなことが大切でしょうか。

ヤブサメは、藪の中など人目が付きにくい場所を好み、虫のようにか細く聞き取りづらい鳴き声を持つ野鳥のヤブサメを見ることは、かなり難しいことは理解したことでしょう。ですが、ヤブサメの生態や好む場所などを把握することで、ヤブサメを見る確率は上がります。

ここでは、ヤブサメを見るための良い季節はいつか、ヤブサメはどんな場所を好んで行動範囲にしているかなどを紹介しましょう。

ヤブサメを見るには?

  • 春から夏が
  • 緑の多いところで見られるかも

春から夏が

ヤブサメを見るには春から夏がです。

ヤブサメは繁殖のため、4月から5月の間に日本へ飛来します。エサを捕るために動き回っていますが、繁殖に向けての行動も開始するので、この時期には繁殖や巣作りの準備に追われるヤブサメを見かけることもできるでしょう。

秋になると越冬のためヤブサメは日本を後にし、東南アジアへ向かってしまいます。そういった意味でもヤブサメを見るのであれば、確実に日本にいる春から夏がです。

緑の多いところで見られるかも

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初回公開日:2019年08月29日

記載されている内容は2019年08月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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