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ハチドリはペットとして飼えるの?飛び方の特徴や生態も併せて解説

更新日:2024年07月10日

ハチドリをペットにすることはできるのでしょうか。本記事では、ハチドリはペットとして飼育可能なのかについてや、ハチドリの生態、おもしろい特徴などについて紹介していきます。ハチドリに興味がある人は、ぜひチェックしてください。

ハチドリはペットとして飼えるの?飛び方の特徴や生態も併せて解説
ハチドリはワシントン条約で保護されており、ペットにする目的で輸入することが不可能な鳥です。そのため、ハチドリをペットとして飼育することはできません。いくらペットにしたいという思いが強かったとしても、日本で飼育することは事実上不可能なのです。

個人でハチドリをペットとして飼うことは不可能であるため、ハチドリを実際に見るためにはハチドリがいる場所に足を運ぶことが求められます。

ハチドリを見られる場所

日本でハチドリを見るためには、個人のペット飼育が許可されていないため、動物園や植物園などの施設でハチドリを飼育している場所を探すことが求められます。しかし、現在の日本ではハチドリが見られる施設はありません。

以前は長崎バイオパークでチャムネエメラルドハチドリという種類を見ることができましたが、最後の1羽が亡くなってしまいました。それからハチドリの飼育は行っていません。

ハチドリはペットとしての輸入が禁止されているだけでなく、施設に輸入することもとても難しい動物です。さらに、飼育や繁殖も難しいとされています。

ハチドリを見たいという人は、ハチドリが野生に生息している場所に足を運びましょう。お気に入りの種類のハチドリがいるならば、その種類が生息している国に行ってみることをおすすめします。

世界最小の種類はマメハチドリ



マメハチドリは、世界で最も小さい鳥です。2gほどしかない体重は、1円玉2枚分の重さと変わりありません。

なぜマメハチドリがここまで小さいのかというと、他のハチドリとの生存競争をした結果であると考えられています。

そもそもマメハチドリは、他のハチドリと同じほどの大きさでした。そして他の種類と同じ地域で生きていく中で、食料となる花の蜜の奪い合いが起きたのです。

マメハチドリは食料を得るために、小さな花の蜜を飲むようになりました。そのうちに、つられて体も小さくなったと考えられます。

小さくて可愛らしいマメハチドリですから、ペットとして飼育してみたいと思う人もいるでしょう。しかし、マメハチドリも他のハチドリと同じく、ペットにすることはできません。ペットにしたいと考えていた人は、そのことを知っておきましょう。

マメハチドリの卵

小さな鳥であるマメハチドリは、産む卵もとても小さいです。大きさはわずか1cmほどで、コーヒー豆とほとんど同じになります。

キューバに暮らすマメハチドリは雨季に繁殖期に入り、卵を産んで育てます。子育てをするのはメスの仕事です。綿や蜘蛛の巣を材料にして3cmほどの小さな巣がつくられ、その中で子育てが行われます。

成長しても小さな鳥ですから、生まれてくるヒナも当然小さいです。それ故に、子育てには危険が伴います。巣やヒナが風で飛ばされたり、蟻などの小さな虫に襲われたりする可能性があるのです。母親のマメハチドリはそんな危険から精一杯ヒナを守って子育てをします。

そんな風にして、マメハチドリは小さいながらもたくましく生きていっているのです。

ハチドリはペットとして飼えないことを知っておこう

ハチドリはとても小さい鳥です。しかし小さいだけでなく、おもしろい特徴を沢山もっています。飛び方や食事といったハチドリの特徴は、他の鳥とは異なるとても魅力的なものです。

そんな可愛らしくて魅力的なハチドリですが、ペットとして飼育することはできません。それは、ペットにする目的で輸入することが禁止されているからです。

現在の日本でハチドリを見ることはできません。もし見たとするならば、それはペットとして飼育されているものが逃げ出したのではなく、スズメガという全く別の動物でしょう。

ハチドリはペットとして飼えないことを知っておいてください。ハチドリを見たいと思ったならば、ペットにすることを検討するのではなく、見られる国に足を運んでみると良いでしょう。

初回公開日:2022年07月16日

記載されている内容は2022年07月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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