猫が膝の上に乗って寝る理由｜ゴロゴロ/毛づくろい/丸くなる

猫が体を丸めて寝ているのは寒い場合がほとんどです。体を丸めて少しでも暖を逃さないようにしています。猫が丸くなって寝ている時は毛布などをかけて猫風邪をひかないように注意しましょう。

猫は甘えたい時だけでなく、体調が悪い時にも飼い主の膝の上に乗ってくる場合があります。特に下腹部が気持ち悪い膀胱炎などの病気の時に、猫にとって安心できる飼い主の膝の上に乗ってくることがあります。

普段は全く近くに寄ってこない猫でも不安がある時や、体調が悪い時にそういった行動を取ることがありますので、猫が不安になるものがないかチェックするようにしましょう。

猫は縄張り意識がとても強い動物で、自身の生活空間（家の中）は全て縄張りだと認識しています。そのため、柱にすりすりして自分の匂いをこすりつけたり、稀にマーキング行動をすることがあります。

この縄張り意識が飼い主にもおよび、猫が膝の上に乗ってきたときに毛づくろいをすることがあります。自分の縄張りを怖がらずに堂々と動いている飼い主が強く見えるので、猫に信頼されていると言えます。

しかし、猫は自身の縄張りを他人に譲る気は無く、自身のものだと主張するために膝の上に乗ってきて匂いをつけます。この行動を取ることで飼い主がどこにも行けないようにしているのだと考えられます。

猫は犬と違って上下関係ではではなくフラットな関係の中に生きています。そのため、飼い主に合わせて自分のペースを崩すようなことはしません。猫が膝の上に乗ってくる時は、猫の魅力の一つでもあるこのツンデレな部分がよくみられる場面でもあります。自身の気が向いたときだけ近寄ってきて膝の上に乗ります。

そんなツンデレな猫が飼い主の膝の上に乗って毛づくろいをするというのは、飼い主のことを自身の一部と捉えている場合が多いです。よほど親しくて飼い主に深い信頼を置いている猫でないとなかなか近くにきて乗ってくれることはありません。

猫が膝の上に乗ってきたら、猫が満足するまで撫でてあげ、スキンシップを図りましょう。そうすることで、飼い主と猫の双方が癒されより良好な関係を築くことができます。

これは寒がりな猫の習性を利用したとても効果的な方法です。猫が膝の上で寝ることをあらかじめ想定して、椅子や床に座るときに膝の上にひざ掛けや毛布を掛けておきます。冬の部屋の中は基本的に暖房が効いているため暖かく快適ですが、もしも暖房が入っていなければ猫は寒くなり自然と暖かい場所を探すようになります。

そんな時に猫にとって身近で暖まることができるのが人間です。飼い主に暖かさを求めてやってくるので、ひざの上に暖かくて心地良い毛布があればその場所が猫にとって心地いい場所だと理解することができます。

オール電化などで部屋全体が空調で暖かく調整されている最近の家は、部屋全体が寒くなることはあまりありませんが、あえて室温を低くして人間の温かさと毛布の柔らかさで猫を膝の上に誘ってみると良いでしょう。寝心地の良い猫用のベッドや普段猫が寝ているお気に入りの毛布などを膝の上に置いて徐々に膝の上に慣れさせるのも効果的です。

最初は自分から乗ってこないので、抱き上げて優しく膝にのせて安心できる場所だと教えてみましょう。慣れてきて猫が膝の上に乗って寝てしまっても、飼い主が動きたいときは毛布ごとそっと下ろすことができますので猫を起こさずにすみます。

最近では保温機能のついた猫用保温マットなども販売されています。温かいマットは飼い主と一緒にいるときだけでなく留守中にも使えるので嬉しいです。

寒い冬でもポカポカで猫たちも快適に冬を過ごせます。7段階の温度調節がついており、温度センサーも内蔵されています。過熱・電圧異常など万が一の場合は自動的に電源を切るので安全に使うことができます。コード付きですが噛みつき防止のためにラセン管が丈夫に作られており安心です。

こちらは猫が入りたくなる形状でもたれかかりながらリラックスできるタイプの猫用マットです。マットの周りはふわふわでついうとうとしてしまうほど気持ち良い手触りです。