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どうして子猫は人を噛むの?噛む理由と効果的なしつけ方を紹介

更新日:2024年04月01日

猫と暮らす上で困ることとしてよくあげられるのが、噛み癖です。噛み癖のある子猫が凶暴なわけではありません。噛みつくのには原因があり、それを取り除けば、噛み癖は治ることがほとんどです。成猫になる前の方が治しやすいので、子猫の内に適切に対処しましょう。

どうして子猫は人を噛むの?噛む理由と効果的なしつけ方を紹介

嫌がるサインを出していないか様子を観察する

拒絶や防衛本能の意味で噛みついている場合は、飼い主の行動が原因である可能性があります。

飼い主からすれば「いきなり噛みついてきた」という感覚でも、猫にとってはそうでない場合もあります。猫は、噛む前に拒絶のサインを出していることがほとんどです。

しっぽをパタパタ振ったり、低く唸ったら、猫が不機嫌になっているサインです。噛みつかれる前に手を引っ込めて、猫を放置しておきましょう。

噛むおもちゃを与える

歯の生え変わりなどで口の中がムズムズして噛みついてくる場合がありますが、これは生理的な現象なので、噛ませないようにすることは不可能でしょう。

ムズムズが原因の場合、子猫が噛むこと自体は止めさせられないので、噛みついても問題ないおもちゃを与えてあげましょう。

プラスチック製のおもちゃは破片が健康被害を及ぼす可能性がありますので、避けましょう。また、犬用もダメです。

犬には良くても猫にはダメな成分が使われている可能性があるからです。ゴム製の猫用おもちゃが比較的安全と言われています。

思う増分一緒に遊ぶ

ストレスが原因で噛む場合には、ストレス発散のために、猫が満足するまで遊んであげましょう。

ストレス発散だけでなく、たくさん遊ばせることで、疲れさせてぐっすり眠らせる目的もあります。

このときに注意すべきことは、「手で遊ばないこと」です。手で遊ぶと、猫は人間の手を「追いかけて噛みついて構わない物」と覚えてしまいます。

噛み癖を治すどころか逆効果になりかねませんので、要注意です。

大声やたたいたりせず嫌がる音を出す

噛みつかれた時、大声で怒鳴りつけたり、猫を叩いたりしてはいけません。猫は、自分がされたことと自分がやったことの因果関係が、理解できません。

どうして叩かれたのか分からず、その人を怖がるようになってしまいます。噛みつかれた時には、その瞬間、体を挟んで猫と逆方向にある物などで大きな音を立てましょう。

可能なら、ポケットの中に猫の嫌がる音を出すものを入れておき、噛まれた瞬間にポケットの中で鳴らします。

子猫が「人を噛むと、理由は分からないけど嫌な事が起きる」と思うことがポイントです。

兄弟などと一緒に育てる

猫は成長過程において、兄弟猫や親猫とじゃれ合うことで、社会経験を積みます。噛みついていい場所といけない場所、力加減など体をもって覚えます。

ですが、子猫を1匹で育てている場合、兄弟猫はいませんし親は飼い主です。人間である飼い主が、猫に力加減を教えるのは至難の技です。

近い月齢の猫を兄弟として迎え、じゃれ合いをさせれば、子猫たちは互いに力加減を覚えるでしょう。

ですが、これは安易に取る策ではありません。猫同士の相性問題や飼い主の経済問題をクリアできる場合のみ、兄弟猫を迎えましょう。

子猫が噛む理由を理解して早めにしつけをしよう!

噛み癖をつけたまま成猫になると、力が強くなった猫によって、人間が怪我をさせられることがあります。

噛みついたものを飲み込んでしまい、猫自身の健康にも被害を及ぼす可能性もあります。

子猫が何かに噛みつくのには理由がありますので、きちんと対処すれば、噛み癖が治る可能性は高いです。

もし治らなければ、特定した原因が間違っている可能性があります。また、猫には個体差がありますので、色々試してみることが大切です。

初回公開日:2019年07月31日

記載されている内容は2019年07月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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