猫が飛びつく理由と飛びつかれたときの対処方法｜しつけ方法も紹介

猫が飛びついてきた時は相手にしないでください。飛びついてきたことに反応して咄嗟に手足を引っ込めると、さらに飛びついてきて猫と追いかけっこになってしまうことがあります。

子猫の場合は特に、「飛びつく=遊び」と学習してしまいがちなので気を付けましょう。

飼い主さんの反応の仕方によっては、飛びつき行動を喜んでいるように捉えられてしまいます。猫から逃げても着いてくるので、とにかく相手にしないでください。

飛びつくのをやめさせるためのしつけに限ったことではありませんが、声を荒げて叱るようなしつけは猫に恐怖心を植え付けてしまうのでやめましょう。

これまで築いてきた愛猫との信頼関係にヒビが入り、かえって飛びつき行動が酷くなる可能性もあります。

落ち着いた声で叱るのは有効ですが、猫のしつけにはかなり根気が必要です。焦らず気長に愛猫と付き合いましょう。

猫は飛びつくことで飼い主さんへの愛情を伝えることがありますが、実はそれ以外の行動でも飼い主さんに「大好きサイン」を出しています。

ここでは飛びつく以外の猫の愛情表現を紹介します。猫のかわいい仕草に隠された気持ちを知ったらますます猫が愛おしく感じられ、ますます溺愛してしまうに違いありません。

お腹を見せて傍で寝るという行動は、猫が大好きな人にする愛情表現の一つです。内臓のあるお腹は猫にとって急所であるため、心を許した相手にしか見せません。

また、猫は警戒心が非常に強く、安全な場所を寝床に選ぶ習性があります。
猫が飼い主の近くで一緒に寝るということは、飼い主の傍が猫にとって一番安全で安心できる場所であるということで、猫からかなり愛されていることを示します。

尻尾をピンと真っ直ぐに立てるのは猫からの愛情表現です。猫は子猫のときに母猫からお尻を舐めてもらい排泄します。尻尾を立てて付いて来るのは、飼い主さんを母猫と思い甘えているからです。

犬の場合は尻尾を左右に振ることで喜びや愛情を伝えますが、猫の場合、尻尾を振るのは少しナーバスになっている状態であり、愛情表現ではありません。

猫は尻尾で気持ちを表現しているので、猫とのコミュニケーションのためにもよく観察してみましょう。

猫たちは大好きな飼い主さんの目を見つめてゆっくりと瞬きすることで愛情を表現しています。ゆっくり目を見て瞬きをするという行動は、猫が飼い主に対して完全に安心している状態です。

もしも愛猫がゆっくりと瞬きしてきたら、同じように瞬きをして愛情を伝えてあげましょう。

ですが、猫を見つめすぎると逆に敵意と受け止められてしまうこともあるので、凝視しないよう注意しましょう。

生まれ持った狩猟本能や闘争心、飼い主さんに遊んで欲しいなどの理由から、猫は「飛びつく」という行動に出ます。

猫が飛びついてこないようにさせるのが一番の対処法であるため、日頃から愛猫の行動をよく観察し、飛びつく前に出している小さなサインを見逃さないようにしましょう。

もし飛びついてこられても、叩いたり大声を出して叱らないであげてください。