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猫の毛の役割りとは?抜け毛対策を知って上手に付き合おう

更新日:2024年05月27日

猫の毛がふわふわしていることには理由があります。そこで今回は、猫の毛の役割についてしょうかいしましょう。ふわふわしている猫の毛は魅了的ですが、こまめにお手入れする必要があります。ブラシは種類もたくさんありますので、品種や毛質にあったものを選びましょう。

猫の毛の役割りとは?抜け毛対策を知って上手に付き合おう

猫の毛の役割とは?

猫の毛は、もともと狩りをするために進化したものですが、それ以外にも理由はあります。それでは、猫の毛の役割には他にどんなものがあるのでしょうか。猫の毛の役割について紹介します。

猫の体毛は皮膚を守るためのもの

ふわふわとした猫の毛は、皮膚を守るためのものでもあります。人の髪の毛と同じく、皮脂を出して乾燥を防ぎます。

また、猫は外に出ることが多い動物ですので、常にケガの危険や病気の感染という危険にさらされています。そのため、皮膚をふわふわの毛で覆うことにより、紫外線や病原菌から皮膚を守るなど、重要な役目を担っています。

猫の体毛は体をぶつけた時にクッションになる

猫の肌は、伸縮性があって柔らかくできています。これは、外的から身を守るためにあります。猫は元々野生の動物だったので、狩りをする際にけがをする危険がありました。

また、縄張り争いのため仲間同士でケンカになることもあり、相手の爪や牙から身を守る必要がありました。

猫の毛はふわふわとしているため、体をぶつけたときのクッションにもなり、厚い被毛に覆われていることでケガから身を守ることができます。

猫の体毛は水に濡れにくい防水質

猫の毛は、防水性にも優れています。毛穴から皮脂を分泌することで、皮膚や毛の乾燥を防いでおり、猫の毛は水に濡れにくい性質を持っているため、皮膚や毛に細菌が繁殖するのを防いでいます。

また、猫の毛は二層状になっているダブルコートと3種類の毛が生えているトリプルコートとがありますが、表面に生えているオーバーコートは皮脂を多く含み、防水性が高いのが特徴です。

猫の体毛は体温調節に欠かせない

人であれば汗をかいて体温を下げることができますが、猫は人に比べて感染が少ないため、体温調節が苦手です。猫の毛は春と秋の2回、換毛期を迎え、毛が生え変わることで体温調節をしています。

猫の毛は、ふわふわと柔らかいため、中に空気を多く含んでおり、夏は外の暑さを防ぎ、冬は体温を外に逃がさないようにする断熱材の役目を果たします。

猫はの毛の種類

普段、手触りの良いふわふわの猫の毛に何気なく触れていますが、猫の毛は3種類に分かれているのをご存知でしょうか。猫の毛は1つの毛穴につき10本~12本ほど生えており、3種類の毛が密集して生えていて、長さや硬さなど、それぞれに異なった特徴や役割を持っています。

猫はの毛の種類1:ガードヘア

ガードヘアは、最も太く、硬い毛になります。猫の毛の中でも、最も長い毛のことをいい、その呼び名からもわかるように、皮膚を守るために生えている上毛です。

ガードヘアは別名「アウターヘア」、「オーバーコート」、「有数コート」とも呼びます。防水性が高いため、雨や雪から身を守ることができ、紫外線や病原菌などの外的刺激から皮膚を守る働きを担います。

猫はの毛の種類2:オーンヘア

オーンヘアは、3種類ある猫の毛の中でも中間程度の長さと太さを持つ下毛です。ガードヘアに比べて少々細めにできており、硬さも中間程度で、毛先に向かって太くなっています。

カーペットや衣類など、布製品につきやすく、挿さるように繊維の間に入りこむため、取り除くのが困難です。

ガードヘアと同じく防水性が高いのが特徴で、紫外線や病原菌から色を守る働きもあり、保湿性が高いため、断熱材としての役割も果たします。

猫はの毛の種類3:ダウンヘア

ダウンヘアは、別名「アンダーコート」、「アウターコート」とも呼ばれ、猫の毛の中では最も短く細い毛です。主に体温を安定させる役割をはたします。

ふわふわとしていて柔らかく、皮膚に張り付くように生えています。換毛期に最も抜ける量が多く、カーペットや衣類など布製品に付きやすいという特徴を持っているため、換毛期にはシャンプーや専用のブラシで取り除く必要があります。
次のページ:猫の毛が抜ける原因3つ

初回公開日:2019年08月27日

記載されている内容は2019年08月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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