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猫の舌がザラザラしている理由と猫が舌を出している理由をご紹介

更新日:2024年11月16日

猫に舐められた時、痛みを感じて驚いた経験がある方は多いでしょう。実は、猫の舌は特殊な構造をしており、この構造によってさまざまな機能が備わっている便利なアイテムなのです。今回は、猫の舌がザラザラしている理由や、舌を出している理由についてご紹介します。

猫の舌がザラザラしている理由と猫が舌を出している理由をご紹介
実は、猫にも味を感じることのできる味蕾という機能が備わっており、これを使って美味しい、不味いの判断をすることができます。

とは言っても、ほとんどの味覚を舌に依存しているというわけではありません。猫は食べ物の味を臭いで判断する動物だからです。

しかし、猫の舌にも味を感じる味蕾が存在します。味蕾では酸っぱさやにがさなどを感じ取り、猫の場合は特に酸っぱさを敏感に感じ取り、塩辛さはあまり感じないと言われています。

猫の舌の仕組みその3:グルーミング

毛づくろいを行うことはグルーミングとも呼ばれ、猫以外の動物もグルーミングによって体を清潔に保っています。

猫も人間と同じようにストレスを感じる動物です。飼い主に怒られるなどして緊張・不安に感じることがあると、これを落ち着かせようとグルーミングを行うことがあります。

また、グルーミングはネコにとってコミュニケーション方法の一つとも言われています。お互いに信頼し合った仲間の毛を舐め合う「愛情表現」として使われることがほとんどです。

舐める仕草で分かる猫の気持ち

猫を飼っていると、時々猫自らが飼い主の手や顔を舐める仕草を見ることができます。猫によって舐める頻度には個体差がありますが、猫を飼っているとよく見かける光景でもあります。

実は、この飼い主を舐める仕草には猫の気持ちが表れています。猫の気持ちを把握することで、猫との信頼関係をうまく築くことができますので、ぜひ参考にして下さい。

舐める仕草で分かる猫の気持ちその1:飼い主への愛情表現

猫が飼い主を舐めてくる理由の一つとして、飼い主への愛情表現があります。

先ほども述べましたが、猫はグルーミングでお互いに信頼し合った仲間と舐めあったりする行動を取ることがあります。飼い主を舐めるということは、猫が飼い主を信頼しているという証でもあります。

少しだけ舐める猫もいれば、長時間に渡って舐める猫もいて、個体差がはっきり現れる行動でもあります。また、手や顔など舐める部分も猫によって個体差が表れます。

舐める仕草で分かる猫の気持ちその2:気持ちをリラックスさせている

猫がひっきりなしに自分の毛を舐めている場合は、緊張状態からリラックスさせてようとしている行動の可能性があります。

毛を舐める行為にはリラックス効果があると述べましたが、不安な状態になった時に気持ちを落ち着けるため、激しく毛を舐める仕草を取ることがあります。

また、猫は子供の頃から親猫に毛づくろいをしてもらい、ザラザラした舌で舐められることでマッサージ効果もあることから安心感を得ていました。

その頃の記憶が成長しても覚えているため、このような仕草を取ることがあります。

猫の舌がザラザラしているのは毛づくろいのため

猫の舌がザラザラしているのは、毛づくろいをすることで体を清潔に保ち、体温調節機能としての役割を果たしているからです。

ザラザラした部分は糸状乳頭と言い、杓子のような形をしていることが最新の研究で明らかになりました。糸状乳頭があることによって、猫は毛づくろいを頻繁に行い、健康状態を保っています。

また、舐める仕草にも猫の気持ちが表れており、飼い主が猫からのメッセージを受け取るヒントにもなります。猫を飼う時は、毛づくろいをしているところをよく観察してみると良いでしょう。

初回公開日:2019年08月08日

記載されている内容は2019年08月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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