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猫の毛の色が変わるって本当?成長過程により変化していく猫の姿

更新日:2024年09月17日

猫の毛の色は、猫の種類や成長段階で変わることが多く、子猫の段階で毛色の変化が判る場合もあります。しかし、毛の色の変化は個体差があるので一概にこの色だからこれになると決めることはできません。子猫の成長と共に毛の色が変わることも合わせて楽しみにしてください。

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成猫が年を取ると鼻の色が退色してゆきますが、それは、遺伝的な場合や餌、日光、季節などで変わるときもあります。

白っぽい猫は薄い色の鼻, 黒っぽい猫は濃い色の鼻で、鼻の色が濃い方が嗅覚が鋭いです。成長による変化もありますが、また気温による変化もあります。

夏より冬の方が薄くなる猫の種類もいます。これは、猫の鼻にある酵素が関係していると考えられています。

猫の毛色が変わるのは成長以外の理由も?

猫の毛色の種類は、メインの色の他、柄、模様を加えるととても多くて書ききれませんがキジネコを例に挙げると、キジ柄、キジ白、キジトラ柄、キジトラ白まだまだあります。

そんな毛色ですが、毛色を決める遺伝子が9個と毛の長さを決める遺伝子が1個あり、その組み合わせによって決まります。

猫の柄とは、全身模様など4種類の模様と、毛色のベース8色との組み合わせで決まるので、柄の種類は24種類に分けられます。

季節の変化によって毛色が変わる

猫の換毛期は、一般的に3月と11月にあり、大量に毛が抜けて夏毛になったり、冬毛になったり、体温調節のためですが、その時に毛色が変わります。

季節によって変わるのは、成長で変わるのより小さな変化ですが、季節の変化によって毛の量が増え、全体的に濃い色になります。

シャム猫は温度で毛色が変わる

シャム猫は温度感受性を持つ、サイアミーズという遺伝子をもっており、この遺伝子は父、母がシャム猫の場合のみ出ます。

同じ遺伝子を持つ猫には、ヒマラヤン、ラグドール、トンキニーズがいます。

体温が高いお腹付近は白く、手足は色が濃い。よって、シャム子猫は、母親のお腹が温かいので真っ白です。また、気温が高い夏は白っぽくなり、冬は黒っぽくなる傾向があります。

シャム猫の特徴のポイントと呼ばれる耳の先、手足、しっぽの末端も気温によって変化します。靴下柄が出たりします。

日向ぼっこの日焼けで毛色が変わる

猫も人間同様毛で覆われていない所は日焼けします。そして被毛もまた日焼けによって色が変わることがあります。

長毛種や被毛量が多い、黒や茶色の毛色の猫はある程度紫外線を防げるので日焼けしにくいですが、反対の被毛や他の猫色は日焼けで変わることがあります。

遺伝によって毛色が変わる

猫が持つ遺伝子の種類によって毛色が変わります。たとえば、体を白にするもの、オレンジにする遺伝子が黒かキジになるが、メスの場合プラス茶色とキジ、茶色と黒にもなります。

一本の毛の先端と根本が黒でまん中がオレンジになるのをアグチパターンと呼びます。その他タビー模様、タビーのシャム、バーミーズ、セピアタビーなど遺伝子によってさまざまです。

三毛猫の毛色を決めている色素は2種類ですが、それぞれを含む毛色と含まない毛色の3種類でなっています。

猫の毛の色が変わる過程をみながら一緒に過ごそう

三毛猫にオスが生まれる確率は、3万匹に1匹で、そんなに貴重な三毛猫の毛の色は白・茶・黒がベースですが、その他にもこげ茶の猫をキジ三毛、縞模様がある猫を縞三毛と呼びます。

体の部位によって異なる遺伝子を持ち、顔の中央で被毛色が分かれ、目の色も左右違うことでキメラと呼ばれる猫もいますが、なぜそうなったのかは、まだ謎の中です。

猫を子猫から飼い始めた方は、猫の毛の色の変化を見ながら成長記録を残しておくとおもしろいですよ。

初回公開日:2019年08月20日

記載されている内容は2019年08月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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