オオヤマネコの価格とは?種類やペットとして飼えるのかなども紹介
更新日:2024年08月15日
3番目に紹介するのは、ヨーロッパオオヤマネコです。ヨーロッパオオヤマネコは、ユーラシアオオヤマネコやシベリアオオヤマネコとも呼ばれることがあります。
生息域
ヨーロッパオオヤマネコは、スカンジナビア半島から中央アジア、ロシアといったユーラシア大陸北部の針葉樹林帯に生息しています。主な分布域から離れていますが、チベット高原周辺でも見られます。
体の特徴
ヨーロッパオオヤマネコはオオヤマネコの仲間の中でも体の大きな種類です。毛色は夏では赤みがかった茶色から褐色、冬では灰色が強くなります。黒色や茶色の斑点が見られますが、地域によって差があり、斑点がはっきりしない個体もいるのです。
ヨーロッパオオヤマネコは寒い地域に生息しているため、冬には毛が長くなり、脚も長い毛で覆われます。前足の幅がヨーロッパオオヤマネコよりも大型なピューマと同じくらいになるのが特徴的です。
ヨーロッパオオヤマネコは寒い地域に生息しているため、冬には毛が長くなり、脚も長い毛で覆われます。前足の幅がヨーロッパオオヤマネコよりも大型なピューマと同じくらいになるのが特徴的です。
生態
ヨーロッパオオヤマネコは主に森林地帯に生息していますが、草原や岩場などに姿を見せることもあります。普段は単独で生活し、早朝と夕方に行動することが多いです。
寿命は野生では長くて17年ほどになります。視覚や聴覚に優れており、遠く離れた獲物を見つけることもできます。
寿命は野生では長くて17年ほどになります。視覚や聴覚に優れており、遠く離れた獲物を見つけることもできます。
日本で見ることのできる動物園
ヨーロッパオオヤマネコは宇都宮動物園、羽村市動物公園、京都市動物園など複数の動物園で飼育されています。見る機会の多いオオヤマネコだと言えるでしょう。
スペインオオヤマネコ
最後に、スペインオオヤマネコを紹介します。イベリアオオヤマネコと呼ばれることもあります。
生息域
スペインオオヤマネコは、主にスペイン南西部、それからポルトガルにも生息しています。硬葉樹からなる低木林が生息環境です。
体の特徴
スペインオオヤマネコの体長は85~110センチメートル、体重は10キログラム前後です。毛皮の色は夏では赤みがかった黄色から茶色、冬ではやや灰色がかった色になります。胴体、脚、尻尾には黒い斑点が点在しています。
生態
現在は低木林に生息していますが、以前はコルクガシからなる森林などに生息していました。夜行性で木に登ることもありますが、あまり高くまでは登りません。
捕食するのは、ほとんどがアナウサギです。それ以外にはネズミやカモなどを食べることもあります。寿命は13年ほどです。
スペインオオヤマネコは絶滅危惧種に指定されており、2002年にはその個体数が100頭以下にまでなってしまいました。しかし、スペイン政府や環境団体の活動の結果、近年ではその個体数は上昇傾向にあります。
出典・参照:Lynx pardinus (イベリアオオヤマネコ)|LEDLIST
捕食するのは、ほとんどがアナウサギです。それ以外にはネズミやカモなどを食べることもあります。寿命は13年ほどです。
スペインオオヤマネコは絶滅危惧種に指定されており、2002年にはその個体数が100頭以下にまでなってしまいました。しかし、スペイン政府や環境団体の活動の結果、近年ではその個体数は上昇傾向にあります。
出典・参照:Lynx pardinus (イベリアオオヤマネコ)|LEDLIST
日本で見ることのできる動物園
スペインオオヤマネコは2022年11月現在、日本の動物園では確認できません。絶滅危惧種に指定されているように非常に貴重な動物ですので、仕方のないことでしょう。
オオヤマネコはペットとして飼える?
初回公開日:2022年11月15日
記載されている内容は2022年11月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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