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ネコが貝を食べても大丈夫?食べると耳が落ちると噂される理由を解説

更新日:2024年03月01日

「ネコが貝を食べると耳が落ちる」と言われていますが、それが事実なのか、どうしてそう言われているのかご存じでしょうか。この記事ではネコが貝を食べてはいけない理由、食べた時の体の変化や食べてしまった時の対処法などを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

ネコが貝を食べても大丈夫?食べると耳が落ちると噂される理由を解説
「ネコが貝を食べたら耳が落ちるって本当?」
「ネコを飼っているけど、貝を与えてはいけないのはなぜ?」
犬と同じようにネコはペットとして一般的ですが、何を与えてはいけないのか、どうして与えてはいけないのか理由を知らないという人も多いのではないでしょぅか。

本記事ではネコに貝を与えてはいけない理由や、貝を食べさせた時のネコの体の変化、ネコに与えてはいけないとされている主な貝類、食べられる貝類などを紹介しています。

本記事を読むことで、どうして貝を与えてはいけないのか、与えられる貝や与えられない貝を知ることができます。

また、もしネコに食べてはいけない貝を与えてしまった場合の対処法についても紹介しています。もし貝を与えてから間違いに気づいた場合も、どうすれば良いのか分かるでしょう。

ネコに食べさせて良いものや悪いもの、食べさせてしまった時の対処法が知りたい場合は、ぜひこの記事を参考にしてください。

ネコが貝を食べると耳が落ちるという噂は本当?

「ネコが貝を食べると耳が落ちる」という噂があります。これは事実なのでしょうか。

結論から述べると、貝を食べると必ずネコの耳が落ちるという訳ではなく、貝を食べることによってネコが「光線過敏症」になり、耳が壊死して落ちてしまうことがあるのです。このことから、ネコが貝を食べると耳が落ちる、といわれるようになったのでしょう。

「光線過敏症」は日光に当たることで炎症が起こり、脱毛・腫れ・かゆみといった症状を起こします。最悪の場合は壊死や癌の原因にもなります。

ネコに貝を与えてはいけない理由

ネコが貝を食べても大丈夫?食べると耳が落ちると噂される理由を解説
ネコに限らず、犬や他のペットでもそれぞれに食べさせてはいけない食べ物というものがあります。

ここでは、ネコに貝を与えてはいけないといわれる理由をいくつか紹介します。どうしてネコに貝を与えてはいけないのか、理由を知って、与えないように気をつけていきましょう。

あまり噛まずに食べてしまう

人の食事でも、しっかり噛まないと体に悪いと言われることがないでしょうか。これと同じことが、ネコにもいえます。

ネコに貝を与えると、あまり噛まずに食べてしまうという問題があります。これにより、ネコが消化不良を起こしてしまう可能性があるのです。

もしネコが消化不良になってしまうと、嘔吐や下痢をしたり、与えた食べ物がそのまま未消化で出て来たりしてしまいます。

ネコに良くないものが含まれている

ネコにとって全ての貝が危険で、与えてはいけないという訳ではありません。しかし貝の中には、ネコにとって有害となる成分が含まれているものがあります。

それは、サザエやアワビ、トコブシやトリガイなどに含まれている「ピロフェロホルバイドα」という成分です。上記の貝をネコが食べてしまうと、「ピロフェロホルバイド」が血液に取り込まれ、ネコの光線過敏症の原因になることがあります。

貝の状態により体へ負担がかかる

ネコに与えて良いとされている貝であっても、貝の状態によってはネコの体に負担がかかるため、与えてはいけない場合があります。

たとえば、アサリやシジミ、ハマグリなどは生の状態では「チアミナーゼ」という酵素を多く含んでおり、ネコが食べるとチアミン欠乏症になってしまう可能性があるのです。アサリやシジミ、ハマグリなどは生ではなく加熱して与えるようにしましょう。

貝が合わないネコがいる

たとえネコに与えても良いとされている貝でも、ネコによっては健康に悪影響を与えてしまう場合があります。貝を与える際、とくに注意した方が良いのは、消化器が未発達の状態の子ネコや、歳をとって弱ってきている老齢のネコです。

また、ネコにもアレルギーを持っている個体がいるため、貝にアレルギーをもっているネコに貝を与えると、アレルギー症状を起こしてしまう可能性があります。

これらのネコに貝を与えてしまった場合、消化が上手くできずに消化不良を起こし、時には命を落としてしまう可能性すらあるでしょう。

貝を食べたネコに見られる体の変化

もしネコが貝を食べてしまった場合、ネコの体に異変が起こらないかしっかり観察してあげましょう。

貝を食べたからといってただちに命に関わる可能性は低いですが、以下のような変化を起こしていた場合は注意が必要です。

・食欲不振
・下痢をしている
・未消化の食べ物を排泄した
・嘔吐している
・脱毛している
・痒がっている
・瞳孔が開く
・歩き方がフラフラしている

いつもの様子と違う様子を見せていた場合、早めに動物病院にかかっておくと安心でしょう。

ネコの年齢と危険度

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初回公開日:2022年12月09日

記載されている内容は2022年12月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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