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猫を乗せる電車移動の注意点|料金/運賃/キャリー/ストレス

更新日:2023年10月12日

猫と一緒に公共交通機関である電車に乗ることは禁止されていませんが、細かな決まり事があるのをご存知ですか?猫と一緒に電車に乗る時に、守らなければいけないことや用意しておいた方がいいもの、また猫にかかるストレスについて詳しく見ていきましょう。

猫を乗せる電車移動の注意点|料金/運賃/キャリー/ストレス

愛猫と一緒にお出かけしたい!一緒に電車に乗るときの注意点

秋の行楽シーズンがやって来ました。気持ちのいい秋晴れの日には、いつもより少し遠出でもしたい気分になります。猫ブームの今、愛猫と一緒にお出かけする飼い主さんも多いことでしょう。たまには外をお散歩したり、赤く色づく大自然をバックに写真を撮ったりなど、愛猫との楽しみは尽きません。

しかし、車を持っていない飼い主さんにとって、愛猫とのお出かけの最大のネックは移動ではないでしょうか。自家用車がないために、電車で移動しなければいけないこともあります。その際は、以下のことに気をつけましょう。

鳴き声に気をつける

猫は恐怖を感じると鳴き声をあげることがあります。いつもと違う環境におかれたとき、恐怖心から激しく鳴き叫ぶこともあるでしょう。周囲の人がうるさいと感じる程の鳴き声をあげさせないような配慮が必要になってきます。常日頃から外の環境に慣れさせておくなど、対策を練っておくといいでしょう。

ニオイ対策は万全に

猫は体臭があまりしない動物だと言われていますが、お家での排泄環境があまり良くない場合は、排泄物の匂いがついてしまうこともあります。

また、猫のお尻の付近には「肛門嚢」という袋があり、その中にある「肛門線」から強い匂いのする分泌液がウンチと一緒に出て来ます。お家にいるときに、鼻にツーンとくるような臭いを感じた時は、猫がおトイレに行った後にウェットシートで拭いてあげるなどしておくと、臭いが体に残ることを防げます。猫がおトイレに行った時は、ちょっと気にしてあげるといいですしょう。

粗相させない

猫に限らずですが、電車の中で粗相は厳禁です。先ほど挙げた臭い対策にも繋がりますが、電車のような密閉された空間で臭い匂いが漂ってくるのは苦痛以外の何物でもありません。緊張感からお漏らしをしてしまう心配があるようなら、長時間乗り続けずに2〜3駅で降りてはまた乗るなどの対策を取るといいでしょう。

猫が苦手な人がいることも忘れずに

愛猫家にとっては、猫とは何をしても許せる可愛い生き物であったとしても、世の中には猫が苦手な人もたくさんいます。猫が好きでも猫アレルギーを持っている人もいることでしょう。たまたま乗り合わせた電車で、文句を言ってイチャモンつけてくる人もいるでしょう。

日本では猫と一緒に電車に乗ることはまだあまり一般的ではないということを理解し、どんなトラブルにも柔和に対応できるように心がけましょう。

猫の分の切符は必要?

電車に乗せる場合、猫は「手回り品」とみなされ、有料となる場合があります。有料としているのは、JR、近畿日本鉄道、阪急電車、名古屋鉄道などで、いずれも料金は280円となっています。関東近郊の地下鉄や私鉄では無料のところもあるので、事前に調査しておくといいでしょう。

有料の場合、料金は手回り品1つにつき掛かってくるので、1つのキャリーケースに猫を2匹以上入れていたとしても料金は280円のままで大丈夫です。とはいえ、あまりにぎゅうぎゅうだと猫も苦しく感じてしまうので、ちゃんと配慮してあげる必要があります。

猫と一緒に電車に乗るときに用意するといいもの

猫と一緒に電車に乗る時、次のものを用意しておけば、まさかのときも安心です。

1.リード、ハーネス
電車の中で何かの拍子にキャリーケースが開いてしまった時などに、猫が脱走しないようにあらかじめリードやハーネスをつけておくと安心です。

2.いつものゴハン、おやつ
電車の中で猫が騒ぎ始めてしまった時、ゴハンやおやつをあげることで落ち着くこともあります。なるべく食べ慣れている、いつものゴハンやおやつを持っていくようにしましょう。

3.お気に入りのおもちゃ
ゴハンやおやつだけで落ち着かない時は、おもちゃがあるといいでしょう。あらかじめ、猫と一緒にキャリーケースに入れておけば安心です。

4.ポータブルトイレ、ペットシーツ
移動距離が長い場合に備えて、キャリーケースの中にポータブルトイレを入れておけば安心です。キャリーケースの中にトイレを入れられないような時は、ペットシーツを敷いておけば大丈夫。たとえ距離が短くても、緊張してオシッコをしてしまうこともあるので、匂い対策のためにも吸収・消臭してくれるトイレシートは必須と言えます。

5.お水
猫にあげるお水は、ミネラルウォーターではなく水道水の方がいいとされています。出先でお水をあげるためにコンビニやスーパーで買うよりは、あらかじめ空いたペットボトルや水筒に水道水を入れておいたものを持ち歩きましょう。その際、飲み慣れている器もあると猫も安心して飲むことができるでしょう。

6.タオルやウェットシート
万が一粗相してしまった場合、さっと拭き取るのに便利です。最悪の場合を想定して持っておくと安心です。ただし、体を拭かれることが苦手な猫もいるので、途中でキャリーを開けて拭こうとした時に逃げ出さないよう細心の注意が必要です。

キャリーケースは必須アイテム

どの鉄道会社も、猫を電車に乗せる時はキャリーケースに入れることを必須としています。大きさの規定に差はありますが、ほとんどの所が、長さ70センチ以内、縦・横・高さの合計が90センチ程度、重さ10キロ以内としています。ケースは全身が収まるもので、スリングやリュックなど顔や手足が出るものはNGとなります。

出入りすところが金網になっているなど、一部分から中の動物の姿が見えるタイプがOKなところとNGなところがあります。キャリーケースを購入する時は、お出かけ時に電車に乗ることも考慮して、サイズやデザインに気をつけて選ぶことが重要になってきます。

多少の誤差であれば見逃してくれる駅員さんもいますが、電車に猫が乗ること自体を不快に思う人もいます。迷惑をかけないよう規定のルールを守り、周りに迷惑をかけないように配慮することが大切です。

電車での移動で猫にかかるストレスは?

次のページ:猫と一緒に電車に乗る時のルール

初回公開日:2017年10月30日

記載されている内容は2017年10月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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