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猫のための保護猫カフェ「ねこかつ」の保護猫の譲渡の流れと保護活動

更新日:2024年01月10日

埼玉県に2店舗を構える「ねこかつ」は、保護された猫をケアしながら新しい家族を探す保護猫カフェです。店舗での譲渡の他に、県内外で開催する譲渡会での家族探しを行っています。ペットとしての動物を購入することに抵抗がある方にです。

猫のための保護猫カフェ「ねこかつ」の保護猫の譲渡の流れと保護活動
時間料金
30分600円
1時間1,000円
以降30分ごと+400円

ねこかつの猫のための保護活動とは

「ねこかつ」という店名は、「婚活」や「就活」のように、「猫活」(猫の保護活動)という言葉も普通に使われるようになって欲しいという思いを込めてつけられました。

「ねこかつ」では店名にふさわしく、店舗での飼い主探しの他にも、主に3つの猫のための保護活動を行っています。

それぞれの活動に興味のある方は詳しいサイトをチェックしてみてください。

譲渡会

「ねこかつ」では保護猫たちとの出会いの場を広げるため、各地で譲渡会を行っています。

主に埼玉県内のホームセンターなどの大型商業施設、不動産会社で月1~2回の開催ですが、埼玉スタジアム2002でのイベントや県内のIKEA、新宿でも不定期に開催しています。

譲渡会の詳しい内容については後述しますが、この譲渡会で年間約500匹もの猫が新しい家族を見つけています。

そして新しい家族の元へ譲渡された子の空いたケージに、新しく保護猫を迎えるサイクルになっています。

TNR活動

猫の保護活動としてよく聞く「TNR活動」。これは「TRAP:捕獲器で安全に野良猫を捕獲すること)」「NEUTER:不妊・去勢手術を行うこと」「RETURN/RELEASE:元の場所に返すこと」の頭文字を取った活動です。

TNR活動で不妊・去勢手術をした猫は耳をV字にカットしてもらいます。これが、施術済みの印になります。

元々繁殖力の高い猫が野良猫として繁殖することで、処分されてしまう猫が増えるだけでなく、地域トラブルの原因にもなります。

そのような状況を改善するために行われている活動で、「ねこかつ」ではTNR活動や後述の地域猫活動に関する相談も受け付けています。

地域猫活動

地域猫とは、特定の飼い主がいないものの、地域住民の認知と合意の上で共同管理されている猫を指します。

地域猫活動の目的は、将来的には飼い主のいない猫を減らすことです。「地域猫」として管理することで、今以上に増やさないこと・今生きている猫に長生きしてもらうことで不幸な猫を減らしていく活動です。

自治体によっては、地域猫活動に際しての不妊・去勢手術に助成金が出るところもあります。

「ねこかつ」では協力病院さんで手術するため通常よりも安価な上、触ることのできない子の不妊・去勢手術も可能です。関心のある方は相談してみてはいかがでしょうか。

ねこかつで保護猫を家族に迎え入れる方法

保護猫を迎え入れる大切さはわかったけど、実際に迎え入れる場合にはどのような手順なの?準備しておかなくてはならないものはある?とお思いの方に、「ねこかつ」での猫を迎える手順を紹介します。

ここに書いていること以外にも、猫を迎え入れる上で必要な心構えや物品は数多くあります。

本気で猫を迎え入れようとお考えの方は、十分な情報収集をしてください。

1:保護猫を譲渡:アンケート記入

「ねこかつ」に来店し、店内の猫と遊ぶ中で「この子を家族に迎えたい」と感じた猫に出会ったら、まずはスタッフに声をかけましょう。猫の性格や年齢、譲渡の条件の説明があります。

お迎え希望の猫に関する説明を聞いた後、アンケートに記入をします。アンケートを元に条件と合えば、譲渡についての詳しい打ち合わせに移ります。

ねこかつでは、「完全室内飼育であること」や「猫が一人でいる時間が短いこと」などを条件としています。

猫の飼育経験があっても条件がクリアできない場合は譲渡が難しい可能性が高いです。

2:保護猫を譲渡:打ち合わせ

アンケートを元に譲渡の条件と合ったら、譲渡の日時を決めます。「ねこかつ」ではその場で猫を連れて帰ることはできません。後日、スタッフが猫を届けてくれます。

譲渡の日時が決まりましたら、それまでに猫用のトイレやごはんを用意しておきましょう。

猫は砂を掘ってトイレにする習性があるので、必ずトイレ砂を用意しましょう。ペットシーツは砂の下に敷いておくとニオイが軽減されます。

また、観葉植物などを置いている家では植物の種類にも注意が必要です。猫が食べてしまうと毒性のある植物もあるので、片付けられる場合は片付けてしまう方が良いです。

3:保護猫を譲渡:保護猫と自宅訪問

自宅に猫を届けてくれたねこかつのスタッフから再度注意事項などの説明を受けます。玄関先での引き取りはできず、必ず室内に上がってもらいます。

子猫の場合、新しい環境への適応力が高いのですぐに新しい家の探検を始めることもあります。成猫は子猫ほど適応力がないので、初めはケージなどを用意して自分の縄張りを確保してあげる方が良いです。

無理やりキャリーケースから出したり、触れ合ったりしようとすると猫が怯えて家に馴染めない可能性があります。トライアル期間があるので、猫のペースで馴染んでいけるよう見守りましょう。
次のページ:ねこかつへ行く時の注意点

初回公開日:2019年08月28日

記載されている内容は2019年08月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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