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猫用の体温計と測り方|耳/目/内股/調節/子猫

更新日:2023年12月04日

猫の体温の測り方はご存知でしょうか?飼っている猫の体調管理も飼い主の義務です。人間と同じ生き物ですが猫は喋る事ができないので、日頃から飼い主が検温し体調管理をしっかりとしましょう。猫の平熱を知っているだけで、少しの異変にも気付くでしょう。

猫用の体温計と測り方|耳/目/内股/調節/子猫

体温を上げる方法

冷えた体を高温で急に温めると、低温やけどの恐れがありますので、温める時は毛布やブランケットなどを寝床に置き、少しづつ猫の体温が上がるように調整します。猫用のゲージを設置している場合は、ペットヒーターを使用しするのもいいでしょう。飼い主のもとへ寄ってくる場合は、抱っこしたり膝の上に乗せブランケットや毛布をかけます。

人間の体温で温めると、じっくりと温まる上に安心感も得られますので、猫にとっては一石二鳥でしょう。

猫が風邪をひいた時の基準体温は?

安静時にも拘らず猫の体温が39.5度以上ある場合は、熱があると考えていいでしょう。直接体温を測る以外にも「震えている」「冷たい所にずっと寝ていて動かない」「呼吸が荒い」「尿の量が少ない」といった症状も発熱を示唆する所見と言われています。

くしゃみや鼻水も人間同様風邪や鼻炎の代表的な症状です。くしゃみは「時々出るもの」「常に出ているもの」「濃のような鼻水が出る」など状態はさまざまです。
比較的若い猫(0~4歳)が鼻水やくしゃみが出てる場合は、鼻炎、気管支炎、肺炎といった呼吸器官系に関わるものがあります。呼吸器官系の病気は放っておくと、高熱を出し重病になりかねません。ただの鼻水やくしゃみでも、いつもと様子がおかしいと異変を感じたら、体温を測りましょう。体温が上がりつつありそうであれば、すぐに病院へ連れていく必要があります。

猫の体温を測りやすい体の場所は?

猫の体温を測るのは、肛門からが一般的ですが、知識がなく抵抗がある方も多いでしょう。抵抗がある方は、少し価格が高くなりますが、ペット用電子耳体温計であれば耳に1秒程入れるだけで検温ができます。

ペット用電子耳体温計であれば、なかなか保定できない猫にも使えますので便利です。耳に1秒入れるだけなので、猫への負担もとても少ない上に安全に検温をする事ができます。

目は健康のバロメーター

目の異常でいろいろな病気を知らせてくれます。人間と同じで猫も寝起きに目ヤニがつくことがありますが、それ以外で目ヤニが多い場合「細菌感染症による結膜炎」「角膜炎」「眼瞼炎」などの目の病気の他「風邪」や「猫ウイルス性鼻気管炎」などの病気も、目ヤニによって症状が現れる事があります。ここでは、目ヤニの色を大きく3つに分けてご説明します。
【黄色・薄緑色・茶色】
この色の場合、ベタベタした目ヤニで目の全周にわたり付着していることが多く、主に細菌感染が原因といわれていますが、多くはウイルス感染からの二次感染となります。マイコプラズマ、黄色ブドウ球菌などに起因する結膜炎が原因で炎症が生じ、涙の粘稠が高くなり濃のような状態となり排出されます。

【灰色~白色】
目頭にたまる粘性の高い灰色~白色の目ヤニには、生理的な場合が多く問題はないと言われています。
【水っぽい透明色】
涙が主成分となっており、逆さ睫毛などの刺激やウイルス感染症の初期などに見られます。その後、細菌などの感染により色が茶色っぽく変色していきます。目ヤニは放っておくと症状が悪化したり二次感染する恐れがありますので、濡らしたガーゼで優しくふき取りましょう。

【黄色・薄緑色・茶色】【水っぽい透明】の目ヤニに関しては、使ったガーゼの取り扱いに注意しましょう。(熱湯消毒か廃棄)そして、検温することも大切ですが、このような色の目ヤニが出て猫の体調が悪いと感じたら、すぐに病院へ連れて行きましょう。

内股

猫をいつものように撫でていて「少し体温が高い」と気付いた時は、内股の毛の薄い部分を触ってみてください。普段から触っていないとわからないでしょうが、触ってみてあきらかに猫の体温が高い場合は体温計での検温をしましょう。

猫の鼻の先端の毛の生えていない部分(鼻鏡)は、通常は冷たくしっとり湿っています。しかし、熱が発熱や脱水症状に陥ると鼻鏡が乾燥することが多いので「猫は鼻が乾燥していると体調が悪い」と言われています。もし、飼っている猫の鼻が乾燥していたら、体温が高くないか検温してください。

鼻が乾く原因は、体調不良以外に加齢が原因となる場合もあります。加齢が原因の場合は、普段から乾燥しています。また、眠っている時や運動した後は乾燥していることがあるので、万が一んも体調不良にすぐに気付けるように、普段の状態をよく把握しておきましょう。

猫の体温調節は飼い主が管理しましょう!

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初回公開日:2017年10月31日

記載されている内容は2017年10月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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