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猫が障子を破るときの対策方法5つ|猫が障子を破る理由とは

更新日:2024年11月11日

猫の「室内での飼育」が増え、昔は外で遊べていたのに、今では一歩も外に出たことがない猫が増えています。そこで問題となるのが、運動不足と精神的ストレスです。そんな環境下で目の前に障子があれば、猫の多くは反応して破ってしまうことでしょう。その原因と対策法を考えます。

猫が障子を破るときの対策方法5つ|猫が障子を破る理由とは

猫が障子を破る理由とは?

猫が障子を破る理由としては、運動不足・ストレス・本能・遊びなどが考えられます。

猫の習性や本能を理解するとともに、猫の生活習慣病である慢性的な運動不足やストレスについても知った上で、その対策法について考えてみましょう。

遊び道具になっている

猫はカサカサという音が大好きです。本来猫の獲物となる小動物や虫などが草むらを動く時の音に聞こえてしまい、本能的についつい反応してしまいます。

室内飼いの猫が多い昨今、目の前に障子があったらまず体をこすりつけ、その時の感触とカサカサという音に本能が呼び起こされ爪を立ててしまいます。

猫が障子に爪を立てると当然穴が空いたり破れたりしますが、その感触と音が楽しくてついつい止められなくなってしまうのでしょう。

運動不足によるストレスを感じている

外にも出られる猫たちが運動不足ということはないでしょうが、室内飼いで外に出られない猫たちは、運動不足やストレスを抱えて生きています。

家に飼い主さんがいないと寂しかったり、多頭飼いならばテリトリーをめぐる喧嘩など、実際には日々色々なことが起きています。

猫が障子などの木枠などを見ると、よじ登りたくなるでしょうし、向こう側が気になり、どうしてもそちらへ行きたくなることでしょう。

飼い主さんからすれば、留守の時に入ってほしくない部屋もあるでしょうが、猫には通じません。

破れる音が気になる

猫はカサカサという音が大好きです。これにはきちんと理由があって、紙のカサカサという周波数の音は、猫がとても気になるそうです。

それは、猫が本来野生ならば、小動物や虫などを捕食して生活しますが、捕食対象の生き物が草むらで動き回ると、カサカサ・ガサガサと音がするのと似ているからです。

障子紙など破れる際の感触についても、本能が刺激されると同時に面白いみたいで、破れる音と紙の感触は本能的にも猫にとってはたまらないものだと言えるでしょう。

興味本位

猫は本来、小動物などを見つけて食べるハンターです。そのため穴やのぞける部分があると、ついつい顔を出して見てしまいたくなるみたいです。

障子は紙が張っていない時は木の枠しかなく四角い穴だらけです。木登りする猫にとって木枠はむしょうに登りたくなる構造であるとも言えそうです。

ですから、机や棚に飛び乗りたくなるし、木枠にはよじ登りたくなるでしょう。

また、障子の向こう側に何か気配があれば、破ってでも向こう側に行きたくなるでしょうから、猫の本能と好奇心旺盛さが障子を破る行動へと繋がります。

猫が障子を破るときの対策方法5つ

猫が障子を破る理由を知ると、なるほどと納得することが多いです。では、そんな猫たちがどうすれば障子を破らなくなるのでしょう。

ここでは一般的によく使われている、主な対策法について紹介してみましょう。

猫が障子を破るときの対策方法1:破れない素材の障子紙に張りかえる

プラスチック障子紙は、プラスチックを障子紙の両面に貼り合わせてあるもので、通常の障子紙よりも断然破れにくく、ペットのひっかき傷にも強いそうです。

また、紫外線を95%もカットしてくれ、従来の障子紙の風合いのものもあります。破れないプラ障子をご検討中の飼い主さんは、この機会にプラスチック障子紙への張替えに挑戦してみてはいかがでしょうか。

プラスチック障子紙の張り方は、上記動画からご覧いただけますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

猫が障子を破るときの対策方法2:猫の爪を切る

今すぐできる対策は、猫の爪を短く切ることです。障子を破るのは爪が刺さるからなので、逆に言えば、爪が刺さらなければかんたんに障子を破ることはできなくなります。

子猫の頃から爪切りの習慣をつけておくと、大人になってから爪切りを嫌がることはあまりないでしょう。

いきなり成猫に爪切りはハードルが高そうなので、まずは前脚から慣れさせてみるのはいかがでしょうか。

爪切りを嫌がる猫も多いのですが、障子を守ることは飼い主さんのけが防止にもなりますので、日頃から習慣化するよう心がけましょう。

猫が障子を破るときの対策方法3:猫のいる場所に障子を張らない

猫がいる場所には、あえて障子を貼らないという選択肢もあるでしょう。

または、とおり道を作るために同じ部分だけを破る猫なら、その部分だけ障子を貼らずにおけば張り直す手間も省けます。

障子が空いているところから冷気が入ってきて寒いという場合は、その部分にカーテンやのれんなどをつけて冷気を遮断するなどの工夫をします。

カーテンやのれんなら見た目もかわいく、猫にとっても楽にとおり抜けられるので一石二鳥です。

どうしても障子がほしいという方は、だまし障子のようなもので障子の雰囲気を味わうこともできます。
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初回公開日:2019年08月21日

記載されている内容は2019年08月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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